マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

将棋界の一番長い日

2016年02月29日 | 将棋

 将棋のビッグタイトルは7つある。その中でも名人位は歴史と伝統と格式のある最高峰の位。その挑戦権を巡るA級順位戦は10人によって争われ、一昨日にその全5局が同時開催された。挑戦権を懸けては行方8段対佐藤天彦8段の直接対決。B1級への降格の可能性のある棋士は、広瀬・郷田・森内・久保の4名。残り4名のみが挑戦権にも降級にも関係しないという混戦状況だった。主催の朝日新聞・毎日新聞のみならずマスコミの関心も高く、多くのファンの注目も浴びていた。壮絶な戦いが予想される「将棋界の一番長い日」の対局は227日(土)に9時に幕を開けた。

 私は小学生の頃から将棋を指すのが好きだった。大学時代には一応将棋部に所属していた。しかしアルバイトに忙しい一方、一つのことに集中出来ない性格が災いしたか、それほど実力は伸びなかった。良くて1級どまり。最近は殆ど指していないが、プロが指した棋譜をパソコンソフトで再現したり、テレビで観戦したりして楽しんでいる。棋譜を並べるのみならず観戦記などを読むと、そこには多くのドラマがある。それも劇的ともいえるドラマを味わい、興奮もする。「観る将棋ファン」の一員にはなりつつあった。
 一昨日は「ニコニコ生放送」でA級順位戦を観た。プレミアム会員でなくても観戦出来る。ただしプレミアム会員が“入室”してくると席がなくなり”退室”させられることがある。一度だけ退出させられたが、午後から再度観戦を始めると追い出されることは無く、夜11時まで観戦出来た。

 多くの棋士が好きだ。その中でも特に渡辺竜王・広瀬8段・佐藤天彦8段を贔屓にしている。今回は佐藤天彦8段は勝てばA級在籍1期目で名人への初の挑戦権を得るという、森内永世名人以来20年振りの快挙。又広瀬8段は勝てば残留、敗れれば降級という位置にいた。
 最終結果は佐藤天彦が勝って、8勝1敗で挑戦権を得て、降級は郷田王将と久保9段。郷田は最終戦に勝利したものの、順位の関係で降級。昨年渡辺を下し王将に着いたばかりの好調を維持していたのに降級という、
A級の厳しさをモロに味わった。贔屓の三人はともに勝利し、広瀬は残留、この日は心地よい思いで床に着いた。
 
将棋のことはあまりブログに書いてこなかったが、今後書き綴りたい。

 今日は佐藤天彦について。過去に新人賞2回獲得の28歳。順位戦の勝率8割の伸び盛りの棋士で、趣味はクラッシック。オシャレでもあり愛称は”貴族”。今年度は対局数・勝利数ともに第1位。昨年は羽生王座との5番勝負に挑戦し、23敗の惜敗。現在は渡辺棋王との5番勝負を闘い11敗といい勝負を展開中である。それ故、名人戦では王者羽生との熱戦が期待されている。毎日読む渡辺のブログでは「名人戦は何かしらの解説で出ると思いますが、羽生さんと天彦が2日制でぶつかるのは楽しみです」とあった。渡辺と天彦は長年の盟友でもある。

 広瀬のブログも毎日読んでいるが、こう書かれていた「名人戦の挑戦者は既報の通り佐藤天彦八段に決まりました。最終盤自分の背中越しに秒読みの声が響いていて盤上を見ていなくてもぎりぎりの勝負が続いているのがわかりました。8勝1敗は文句のつけようのない成績で七番勝負も目の離せない内容になりそうです」

 今日決めたことがある。渡辺棋王に対佐藤天彦が挑戦する棋王戦5番勝負は第4局まで戦われることが確実となり、第4局の対戦会場は宇都宮グランドホテル。中学時代のクラスメイト北田君の駒が使われ、彼は検分に立ち会う。そこで私も前日に「宇都宮スーパーホテル」に宿泊し、21日の対局を現地観戦することにした。前夜祭にも参加したい。北田君と相談し、20日は彼と同じ湘南新宿ラインで宇都宮へ行くことにした。
 観る将棋は息長く楽しめそうだ。


行くはずだった外房

2016年02月27日 | 身辺雑記

 本来ならば、昨日から明日に掛けて勝浦の海を眺め、美味し魚を味わうはずだった。はずであったのだが、又もや妻が逆流性肺炎となり40度の発熱。以後体調は戻らず、4日前に宿泊先の「東急ハーヴェストクラブ 勝浦」にキャンセルの電話を入れた。残念!無念!
 妹夫婦は1月から2月末までマレーシアに滞在中で、「この間に車を自由に使って下さい」と言われていて、試乗までしていたが、その利用の機会も失った。又、いすみ鉄道沿線に住む教え子との再会を妻は楽しみにしていたのだがこれも断念。逆流性肺炎は気を付けていても突如襲って来るらしく防ぎようがない。そうなってしまえば、多くのことを諦め、約束は反故とせざるを得ない。
 そこでと妻から提案があった。26日(金)は「地元で少し豪遊しよう」と。朝は「キャピタルコーヒー」でのモーニング。昼は「彬」でのランチというのが小型”豪遊”の提案。しかし、妻は朝も気持ちが悪いとの事で、私一人キャピタルコーヒーに出掛けた。ここのモーニングは何種類かあるが、お安くて私好みは「厚切りトースト」。“夢の追憶”コーヒーにスープ・トースト・ゆで卵・サラダと付いて450円。夢の追憶と名付けられたコーヒーの味わいと香りが特に私は好きだ。お代わり自由とならないのが残念。

 昼は「谷中図書館」で本を借りた後、夜店通り「彬」へ。私は刺身5点盛りの「刺身定食」(1480円)。妻は体調がやや回復したらしく出掛けられ、「銀むつかま煮定食」(1080円)。銀むつは大きめの身にしっかり味がしみ込んでいて美味しく、刺身は、新鮮な、まぐろ・さわら・たい・ぶり・ひらめの5点が見事な器に盛られ出されて来た。カウンターから見ていたが、ここの大将”彬さん”自身の手によるもの。(写真:刺身5点盛り)








 
      (銀むつかま煮定食)                       (刺身5点盛定食)

 その足で「コシヅカハム」へ。文京区商店連合会発行のブンブンカードが6枚全て満点となり、1枚が700円相当となる。それ故か何時もより肉を豪勢に買った。特に国産豚コマが100g160円とお安く、1.5キロも購買し、夜は久しぶりにこの豚肉での白菜鍋。
 外房への代償としてはささやかではあったが、皆私の大好きなものばかりの食事で、妻はそれなりの気を使ってくれたのだろう
  



         (コシヅカハム正面)


近道はどっちだ!

2016年02月24日 | 身辺雑記

 例えば自宅から目的地へ徒歩で行く方法が2通り以上あるとき、どのルートを行くのが最短か迷うことがある。そんな事を気にしない人も多いだろうし、直感を信じて疑わない人もいることだろう。私は気にするタイプで、どの道が一番近道かが議論に上ることもある。その様な問題に出くわした時にどの様な方法が考えられるか、というのが今日のテーマ。

 かつて私は目的地までの歩数を数えた。時間を測定したこともあった。ただどちらの方法も正確とは言いきれない面を持つ。地図上の距離を定規で測り、実距離を計算し比較したこともあったが、若干の測定誤差もあるえる。より正確な距離を求めるには自転車に距離メーターを装着するのが良いと考えに至り、距離メーターを代金2500円くらいで購入。往復の距離を測定すると往き帰りの誤差は全く無く、このメーターを信用して良いと確信した。このメーターはスピードも測定出来、大変に便利である。

 これを早速活用した。我が家から「東京駅北口」行の都バスに乗車するのに候補駅が3つある。東京駅から遠い順に「駒込病院前」・「千駄木5丁目」・「本駒込3丁目」である。駒込病院前が一番近いと信じていたが、メーターで各バス停までの距離を測定すると、「本駒込3丁目」が一番近かった。その後、乗車駅を本駒3丁目に変更した。

 今また悩ましい問題を考えてしまった。自宅から「関口フランスパン」店に行くのに、1月30日のブログに書いた道より近道がありそうな気がしてきたのである。今までのコースを小石川植物園脇の御殿坂(G地点)を下るのでGコース(赤線)と呼び、今回思いついた小石川植物園脇の網干坂(A地点)を下るコースをAコース(青線)と呼べば、Aコースの方がGコースより近道ではないかとの気がして来たのである。

 直ぐに自転車で距離を測るのではなくある方法を先にやってみた(ここが書きたいわけである)。右写真は「文の京 観光ガイド おさんぽくん」を基に作成したもので、黒線は自宅(K)と関口パン(S)を結んだ線分KS。Gコースは赤線。Aコースは青線である。線分KSから膨らみ過ぎる方が当然遠回りで、膨らみが少ない方が近道のはず。見た目にはGコースの方が線分KSから離れて膨らんで見えるように見えるが、はっきりしない。そこで、線分KSと赤線で囲まれた閉図形KGSの面積([KGS]と表記)と、線分KSと青線で囲まれた閉図形KASの面積([KAS]と表記)を比較するのはどうだろうかと考えた。[KAS]の方が[KGS]より少ないことが一目で分かる。

 私の仮説は、一般的に閉図形の“面積の少ない方が近道”というもの。それだと目線判定が可能となり、今回の具体的問題に当てはめると、Aコースの方が近い、というのが私の考え。(数学的に正しいか又その様な理論があるか否かは不明)
 多分Aコースの方が近いとの推定のもと、2月に入り両方のコースの距離を測る為自転車を走らせ、例のメーターで距離を測定した。その結果Gコースは3.7kmAコースが3.5km やはりAコースの方が近かった。ということでAコースの方が近道と自己納得した。









 
しかしである。昨日iPadの講習での内容をヒントにし、地図マップを利用し自宅から関口パン近辺の古川橋までの最短ルートを調べられることに気が付き、検索した結果が右の図で、Aコースとピッタリ一致はしなかったがほぼ同じ。スマホに詳しい若人ならすぐさま思いつく方法に漸く気が付いたとうい次第。(写真:iPadマップアプリで検索した結果。緑が小石川植物園)

 結論。近道を探るのにスマホのアプリが有効だが、到着地点が異なる場合には自転車装着の距離メーターがより有効である。


「iPad サポーター養成講座」を受講して(その2)

2016年02月21日 | IT

 講座は先週の火曜日までに4回行われ、あと2回を残すところとなった。「iPad」そのものの説明は、第1回目が基本操作、私が欠席した第3回目には基本設定とトラブル対応方法、第4回目がアプリの購入方法と来て、主催者が用意したコースは大筋を終えたようである。

 サポーターを養成する面での講義内容はきめ細かく用意されていた。第1回目は受講者一人一人の自己紹介。それもA4ほどの大きさ用紙にこの講座を終えたら何をしたいかを書き入れ、その用紙を示しながら受講目的語ることとなった。私は”旅行計画を立てたい方のお手伝いをしたい”と語った。
 その後「サポータの心得」が示された。いずれiPadを教える立場に立った時の心得である。≪1つの操作を繰り返し、ゆっくり、分かりやすく説明する≫、≪褒めることを忘れずに≫など4項目が詳しく説明された。

 第2回目は特別講師として”ほめる達人カウンセラー”の小野寺美和さんを招いて、褒めの達人となるにはどうすれば良いかを学んだ。私は教員歴40年になるが、褒めるのが上手だったとは思っていない。苦手でさえある。相手の良さのみならず弱点をも見てしまいがちだ。ときとして妻を褒めると「褒め殺しね」などと切り返されることもある。この講習を受けての“褒めの達人”は遠い目標だが、相手の気持ちに沿って教えることなら、現在中学で私が心掛けていることなので可能かなと思ったのだ。

 第4回目はグループワーク。受講生は全部で12名。その12名を3つのグループに分けて各グループ内で、”生活に必要なアプリは何か”を討論しまとめ、発表する作業。私達のグループは、調理・家計簿・図書館・都バス・歩数計・山などに必要なアプリを一つの流れに纏め発表した。全員での発表でも誰か一人が発表でも可と言われていたので、私のグループでは私が発表した。(主催者が用意したアプリ一覧)

 第5回は“お助け隊体験”と“楽しいアプリ”。どんな内容になるのか見当がつかないが楽しみにしている。
 最後の第6回に予定されている発表に向けての準備のためのグループワークも予定されている。困ったことに第6回の時も私は旅行日程と重なっていて参加出来ない。それをカバーするためには第5回の準備で相当頑張らなければならない立場だ。
 この講座に参加して、新たに知り合った方も出来た。面白いことを始める方もいる。今後、人間関係が続きそうな予感がしている。

 今日の一葉

   (数日前の朝のスカイツリー)


「iPad サポーター養成講座」を受講して(その1)

2016年02月19日 | IT

 126日(火)~31日(火)まで、毎週火曜日に「iPadサポーター養成講座」が6回にわたって開催され、その講座の受講生となった。この講座「iPad講座」ではないところがミソである。目的は「iPad サポーター」の養成にある。主催者の一般社団法人“タップタップラボ”の狙いは、iPadの使い方をマスターして貰い、iPadを教えたり、iPadを活用して地域で活躍出来る者の養成にある。この募集の掲示を見た時、少し悩んだが、サポーターになるならないは先の判断に任せて、まずはiPadの使い方に再チャレンジしようと考え、応募したところ、受講OKの返信が来た。受講料は1200円とお安く、開講場所も我が家から自転車で10分強の「向丘アカデミー」

 実は「iPad mini」は一度挫折している。3年前に初めて「iPad mini」を購入し、併せて無線ランのポケット「Wi-Fi」と契約した。「iPad」は独学で学び始めたが、何度か行き止まり使わなくなってしまった。しかしタブレットの世界に入りたくて「Surface Pro」を2年半前に購入した。こちらはパソコンとしても使えるし、時にタブレットとして使用することも可能で、今まで購入したパソコンの中で一番活用している。このパソコンを帯広の息子のところで使用していたら「iPad mini は不要でしょう。私に下さい」と言われ帯広に送ってしまった。
 無駄使いをした訳だが、ポケット「Wi-Fi」はその後も役に立つている。それまで自宅にあったパソコンもSurfaceもこれ一つでネットに繋がる。昨年暮れに購入しスマホの無線契約でも親器としての契約で、契約代金が500円引となっている。

 さて養成講座の内容だが、次回で詳しく触れることにする。第1回目ではiPadそのものに初めて触れ、その基本操作を学んだ。講師陣が4人ほどいて、分からないところはどんな点でも質問できる。躓けば直ぐに教えてもらえる。独学とは全く違うのである。これならば講座終了までには何とか使えるようになるのではとの確信めいたものも生まれて来ていた。
 第2回目に音声入力を学んだ。「メモ帳」というアプリケイションで音声入力すると、非常に高い割合で音声が正しく文字化するのであった。私はこの「メモ帳」に惚れてしまった。帯広の息子にあげてしまった「iPad mini」を返して欲しいと連絡したのだが、最終的には「こちらでも必要になっている」とのツレナイ返事。
 そこで止む無く再度「mini」を購入してしまったのだ。値段は税込み38000円程度。ここでも又「Wi-Fi」が役に立つていて、新たな無線契約は無用。購入して2週間ほど経つが第4回目までに習った基本操作は問題なく操作出来ている。「Surface」があるのに無駄な事と思われるかも知れない。ただ講習で「iPad」に触っただけではこのタブレットをマスター出来ないような気がする。自分で購入し慣れることが必須。そのためには自前で持った方が遥かによい。・・・・これは言い訳であり自己弁護だ。しかし、音声入力は、その威力を多方面でも使用したいと強く思ってるのだが、果たして使い切れるかは不透明。(写真:購入したiPad mini)