マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

第2章 初級ステップ(3)

2009年06月05日 | 数独


        図1
 さて、図1はある数独の問題です。”ごく普通の”解き方では次の一手は、ある一箇所しかありませんが、分かりますか。
 正解は図3に登場します。
 前回までのブログで、確定しているはずの数を発見するには
 ①ブロックについて考える
 ②行について考える
 ③列について考える
 更には①~③を、もうそれ以上変化しない状態まで繰り返し調べる、と書きました。
 今回の問題は①~③の作業を何回行っても進展が見られません。この様なときは「数を入れる方法④マスを考える」を実行します。空欄になっているマスを順序立てて、そこに入る数が一つだけと言うマスがあるか無いか調べるわけです。実はこの作業多くの時間を食います。局面が進んで、再三再四、マスを調べるとなると尚更大変です。そこで多くの数独愛好者(今後数独子と書きます)は、マスに入る候補数をマスに書き込んでいると思います。
 マーちゃんもマスに候補数を書き込みます。どの時点で、どの様に書き込むかも人により千差万別だと思いますが、マーちゃんは、④の直前に書き込みます。それも市販されている問題用紙とは別の紙の、自前で作成した用紙に、問題を解く直前に。図1を見て頂くと想像がつくと思いますが、A4用紙を用いマス内を点線で9分割した用紙です。
 別の用紙を用意する理由は2つあります。ひとつはマス内に候補数(最多9個)を書くのに、市販されたままの数独問題用紙ではマスが狭すぎると言うことです。もう一つの理由は、いずれ高級な「手筋」を用いた問題を解かねばならない場面に遭遇しますが、遭遇したときに「手筋」を出来るだけ目で発見できる様にする為に碁石(あるいはオセロ石)を用います。1マスに1個の碁石が置けるだけの広さが絶対に必要だから、でもあります。
(碁石を用いての方法は手筋”Sowrd Fish”等の発見に絶大な威力を発揮します。碁石を用いる方法については、今後のブログで紹介します。また、問題を書き写すことに抵抗を感じるかも分かりません。ただ先日のテレビで、アフリカ地域の児童たちが、数独問題用紙を何度も使える様にするため、用紙に直接に数を記入しないで手作りの用紙に書き込んでから問題を解き始めるのを見て”我が意を得たり”の思いを抱きました)
 図2は、候補数を調べた結果です。今後はこの候補数をどう見るかの勝負になるわけですから、書きなぐったりは絶対にしないで、整然と整理して候補数を書き上げてください。


        図2
 書き上げた結果、h2のマスのみ候補数が一つですから
 h2=3 が確定し、このマスに3を入れた結果に伴い、h2
と同一のユニット(Ⅶブロック。・h行・2列)内の候補数3を消しゴムで消します。そして図3となります。


        図3