マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

観月会を開催

2015年09月29日 | 地学・天文

 インターバル速歩=筋トレの話は後日に回します。
 一昨日は中秋の名月、昨日は満月だった。特に昨日は「スーパームーン」の日でもあった。

 月は楕円軌道を描きながら地球を回る。それ故、円軌道ならば月と地球の距離は一定に対し、それは刻々と変化するが、両者の距離が一番近くなる満月(あるいは新月)の日がスーパームーン。晴れていれば月に一度ほど見られる満月の中でも視覚上一番大きい満月が見られる日。通常より14%ほど大きく見えるそうだが、実際に見た目にはココロナシか大きい程度。
 

 9月25日(金)はマンションの理事会だった。主な議題は大規模修繕の完了を確認し、それを決議すること。工事が完了した後、修繕委員会委員長の青木さんと理事長の私は、施工業者さんとともにマンション内外を見て回り、更なる手直しを依頼しておいた。その修正工事も終わっていたので、理事会は最後の形式面を整える会議とも言えた。会議終了間際、私は「明後日は中秋の名月。今年は修繕工事の為花火鑑賞会は中止しました。その工事も完了したことだし、それを記念し、花火鑑賞会の代わりに屋上で観月会を実施しませんか」と提案。27日20時半からの観月会開催の流れとなった。(写真:中秋の名月。自宅より撮影)



 27日当日の天気予報は夜曇り。その場合は28日のスーパ―ムーンの日に順延と貼り紙掲示もしておいた。ところが27日は正午頃から晴れ始め、19時から開始と手直し、ワイン・ビール・ツマミを用意して会を開始した。最初は5人で始めた観月会は、最終的には延べ11名の参加。
 東の空から上り始めた月は見事なまん丸お月様。時間の経過につれ、東京スカイツリーの上の方を過ぎ、だんだんと天空へと上っていった。ワインを味わい、お喋りを楽しみながら長時間、東京の夜景とともに中秋の名月を堪能した。(写真:用意したワインとビール。その向こうに微かに名月)




     
(スカイツリーの上に名月)(この上に飲食物を置いての立食パーティー)

 昨日は、夕食後7時過ぎ、妻と吉祥寺(お寺の方)に出掛けスーパームーンを眺めた。この寺の東側には高層ビルがあまり建っていないので、地上からでも月がよく見える。妻は真っ暗なので怖いと呟いたが、光の邪魔を受けないで満月を愛でることが出来た。その後マンションの屋上に回り月を眺めたが、次第に雲が出始め、雲間から覗く満月もあった。真っ暗の吉祥寺境内から眺めた満月が殊更美しく思えた。(写真:吉祥寺境内で撮影のスーパームーン)
 かくして二日間、じっくり月を眺めたのであった。



   
(雲の掛かってきたスーパームーン:屋上で撮影)    (27日撮影の東京スカイツリー)


『「筋トレ」ウォーキング』(著:能勢博 出版:青春出版)を読む(その1)

2015年09月27日 | スポーツ

 「筋トレ」ウォーキングとはインターバル速歩を言い換えた表現である。著者能勢博はこの表現の方がイメージしやすいので「筋トレ」ウォーキングという呼び名を使用したと冒頭で断わっている。

 インターバル速歩については8/19&8/20のブログに書く一方、この一ヵ月半、ほぼ毎日励行してきている。練習しやすいこともあり殆どサボっていない。より詳しい説明本はないか探していたところ、同じ著者の本書が文京区の図書館にあることを知り、借りきて読み終えたところである。

 彼は信州大学に籍を置き、松本市で市の健康増進事業の一環として20年間、中高年に向けた健康スポーツ教室を実施してきた。教室参加者の筋力と持久力を、誰でもが簡単に続けられる方法で、お金や時間をかけずに、どう鍛えていくかーーー最良の方法を求め試行錯誤を重ねてきた。「一日一万歩」の方法は継続率や効果の点で満足いく結果が得られなかったことから、インターバル速歩(以下は筋トレと略称)を考案し、これまでに4500人を対象にが筋トレを実施し、その効果が科学的に立証された上で、本書を2015年1月に発刊したのであった。
 私は知らなかったが、この方法は既にテレビ番組で紹介され、ニューヨーク・タイムズをはじめとして様々なメディアで取り上げられたらしい。

 その方法の骨子が本書で紹介されている。
 「寝たきりになってしまう人の数は、年々増えている。まさか自分はそうはならないと思っている人が多いが、それは決して他人事ではない」とまず脅しが入る。次いで「普通に生活しているだけでは、あなたも将来、寝たきりになってしまう可能性がじゅうぶんにある」畳みかける。
 人間の体の中では年をとるごとに老化が進む(言われなくても分かっている)。老化は自分で自覚することが多いが、一番気が付きにくいものに筋力と持久力の老化がある。筋力と持久力こそ、私達が体を動かす原動力であり、健康な生活の源泉であり欠かせないもの。
 筋力とはパワーのこと。持久力とはスタミナのこと。筋力は「速筋」と呼ばれる筋肉によって支えられ、ダンベル上げなどの無酸素運動により鍛えられる。一方、持久力は「遅筋」と呼ばれる筋肉によって支えられ、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を通して強まっていく。
 この両方の力が必要としても、両方を同時に鍛えるのは大変なことであるが、筋トレによってこの両方が鍛えられる。筋トレ即ちインターバル速歩は無酸素運動と有酸素運動が同時に出来る画期的な方法で、何歳から始めても筋肉増強が期待できると著者は強調し、私はなるほどと納得する。

 まとめれば、何歳までも歩き続けるには良好な栄養摂取
と、運動が必要であり、その運動をお安く気軽に続けられるのが筋トレ、とこうなるが、筋トレの他の効果やより効果的な方法論については次回に。


「敬老の日の集い」開かれる

2015年09月25日 | 映画・美術・芝居・落語

 駒込地区の高齢者6クラブ合同の芸能祭「敬老の日の集い」が、9月21日(月)に、本駒込地域活動センターで開催された。
 出演も進行役も裏方も全部自前である。どんなものが演じられるかというと、独唱(カラオケに近い)・合唱・フラダンス・踊り・手踊りなどで、演じる人は概ね70歳以上のアマチュア。かと言って甘く見てはいけない。玄人はだしの演技もある。衣装がお揃いで決まっているクラブもある。独唱者は自信に満ちている。ここは日頃の猛練習の成果の発表の場なのだ。全部で57種目が演じられ、我が富士前福寿会からは3種目。歌などを遠慮したい私は、出演はせず裏方役を三つこなした。まずは一番前の席に陣取り写真撮影。出演者一人一人の溌剌とした表情がよく見えた。

 プログラム作成も私の役目だった。この役は今年で4年目。エクセルを用いた原本は既に出来上がっているので、今年用に氏名・演目を入力するだけで、印刷用の原稿が出来上がる。その原稿を地域活動センターに持ち込み、会長と一緒に印刷機で色紙に裏表印刷した。この印刷機は無料で借りられ、しかも私は学校現場で40年間印刷機を必須とする生活だったので、お手のものである。かくしてB4両面のプログラムは紙代のみの三千円台で完成することとなった。



 芸能大会は後半に来て俄然盛り上がりを見せた。歌が上手く、クラブの会長でしかも人気者の、松村さんと小林さん(富士前福寿会会長)が登場するからだ。松村さんは「桜貝」を、おおとりの小林さんは「兄弟船」を絶唱。二人とも大きな大きな拍手を浴びた。(写真:小林さん)
 午後の部の司会は小林さんで、出番近くで舞台裏へと回った。そこからは私の出番となる。司会のワンポイントリレーで、しかも最終ランナー。最後の最後に「百歳音頭」。舞台と、舞台前面では踊りが、客席では音頭が歌われ、芸能祭は盛会のもと無事終了した。我がクラブが実質的に中心の役割を担っていた。

 実はこの会場で、11月15日(日)に三遊亭兼好師匠を招いての古典落語独演会が開催される。主催も同じく駒込地区の高齢者6クラブ。私は兼好さん出演依頼交渉の担当で、やはり我が富士前福寿会クラブが運営の中心となる。その時の事を想定し細かい点をチェックした。会終了後、反省会。


         (松村さん)

 

 

 

 




再び新東京丸に乗船

2015年09月23日 | 東京散歩

 9月17日(木)、中学時代の同級生5名と新東京丸に乗船してきた。その時の様子を綴る。
(1)そこまでの経過
 6月25日(木)に新東京丸に乗船したことは、6/29&7/1のブログに書いた。それを見たクラスメイト馬場さんから、私達もその船に乗ってみたいとの話が出ていたが、私は「乗船申し込みは20名以上が要件なので、人集めがかなり大変です」と返事していた。しかし、ネット上では少人数での申し込み可能なことに気が付き、(3)に記す様な方法で「東京歴史散歩会」(即席名)の名のもと、6名参加の申請をしOKの返信を得て、クラスメイト4名に参加を呼び掛けていた。(他の参加予定の2名は妻と私)






(2)当日の様子

 当日は激い雨だった。前日に電話で強風が吹かなければ出港との情報を得て、皆さんには予定通り9時20分には“ゆりかもめ”竹芝駅集合をと連絡しておいた。妻は体調が悪く、代わりにとお願いしておいた方の都合もつかず、結局私達は5名の参加となった。10時少し前に定員60名の新東京丸は「竹芝小型船ターミナル」を出発した。前回乗船の経験から一番前の席が見晴しが良いことを知り、我がパーティーは前方に席を確保したのだが、生憎の天気で景色は殆ど見えない。コンテ埠頭も遥かに霞み見えるだけである。
 景色が見えないので、都を定年退職したガイドさんの説明も湿りがち。説明内容が少なくなった部分は私的内容やら感想で補おうとしたが、これは頂けなかった。見えない対象物でも、私達に具体的事実を伝えて欲しかったし、又知りたくもあった。後刻皆に聞くと同じような感想を漏らしていた。前回の説明は素晴らしく私は録音したほどだったので、それと比較して、今回の乗船は見晴しといい、ガイドさん説明といい数段劣っていて残念至極。居眠りする人も何人か見受けられた。船に乗る醍醐味を感じられないまま、11時25分ころ下船。雨はまだ激しく降っていた。無料だから仕方がないか。

 この後は、ゆりかもめで一駅汐留まで戻り、カレッタ汐留46階にある「ソラシオ汐留」でランチ。この話は割愛。(写真:船内先頭)

(3)申込み方法
 新東京丸は東京都港湾局の持ち船で、この乗船申込のHPのURLは以下の通り。
   http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/yakuwari/ship/shisatsusen/schedule.html
 申込み方法の概略を記すと、20名以上の団体は電話又はインターネットで2ヶ月前の1日から申込みが可能。
 例えば11月25日の乗船希望が、A団体が30名、B団体が26名、C団体が21名で、この順番に申込んだ場合、AとBには乗船許可が下り、Cは不許可。その結果、定員は60名なので、60-
(30+26)=4名が空席となる。その様な場合を含めて、予約状況がHPに掲載され、11月25日の空席数の4が表示される。この4に対して、それ以下の人数申請をすればよいわけだ。申請がOKならば、乗船券がネット上送られてくる。あとはこの乗船券を印刷し、当日遅れないように定刻20分前に竹芝小型船ターミナルに着けば良い。無料なので一度ネット上での申し込みをしてのご乗船をお勧めします。
 富士前福寿会の3名は11月27日(金)に乗船予定。晴れてほしいものだ。


「全日本山岳写真展」を観る

2015年09月21日 | 山旅

 9月6日(日)、池袋にある「東京芸術劇場・5階ギャラリー1」で“全日本山岳写真展”を観て来た。
 富士神社ラジオ体操の前立の渡辺さんから当ブログへ「ご紹介したいのですが、9月1日~6日東京芸術劇場5階ギャラリー1で“2015全日本山岳写真展”が開催されております。知人が出展しておりますのでお時間がありましたらお出かけくださいませ」とのコメントが寄せられた。彼女は私が山好きで、山の写真撮影を趣味としていることをご存知で、それゆえのご親切。近場での開催でもあり、これは是非と最終日の6日に出掛けてきた。

 東京芸術劇場は1990年の開館で、2011年4月~2012年まで改修工事が行われ、2012年9月リニューアルオープンされていた。ここが通勤経路だった事もあり何回か訪れてはいたが、演奏会などを聴いた記憶が皆無である。私にとっては近くて遠い存在。それでも2年前に向丘高校同期会が2階にあるイタリアンレストラン「アル テアトロ」で開かれ出席したことがあった。今回もそうだが、巨大な吹き抜けには驚かされる。大・中・小のホールの他、1・2階にはショップ&レストランも入っている。5階にはギャラリー1と2もある。その1で写真展は開催されていたのだが、長いエスカレーターで5階まで上がっていった。

 300点以上の写真が展示されていた。“北アルプス”・“南アルプス・中央アルプス”・“北海道の山”など地域別に展示されていたが、圧倒的に多いのが北アルプスの山々。どれも見応えのある写真である。そこで私は穂高や槍ヶ岳や剣岳と“再会”したのだが、私の見たような風景は殆どない。朝焼けの燕岳があり、初雪の涸沢岳がある。夕陽に照らされる大日岳が登場する。槍ヶ岳へと続く縦走路も見える。展示された山の多くには登っていたが、残念ながら私が目にした光景は僅かしかなかった。

 山の撮影には撮影技術だけでなく、雪を踏みしめ進む体力や、狙った瞬間を待つ時間と忍耐も必要だろう。幸運にも恵まれないと絶好のシャッターチャンスは訪れないかも知れない。多くの精進の末に撮らえた一瞬はどれも美しかった。

 本展示のタイトルは「未来に残そう美しい山河」だが、日本列島には天変地異が忍び寄っているような気がしてならない。
 渡辺さんの知人は「文部科学大臣賞」を受賞したとか。どの写真かは思い出せなかったのは残念。
 見事な写真の数々に刺激されて、このような風景に巡り合える山旅をしたいなと、遊び心に火が付いてしまった。