17年前の定年退職時に「東京都教職員互助会」の特別会員になっていた。やや高めの会費を一括納入。退職後に疾病などによる支払いがあれば申請し、後日療養見舞金を受け取れるという保険が適用される。毎年きちんと書類を揃え保険金を受け取って来た。
今年に入り、その互助会から喜寿のお祝いが送られて来た。結婚式の引き出物と同種のカタログで、そのカタログに記載されている品物の中から希望の一品を選ぶことが出来る。品物には興味が向かわないで、イベントの「シンフォニークルーズ」を選択した。程なくしてギフトカードが送られてきて”客船のレストラン&クルーズがお楽しみいただけます”とあった。それも不思議なことに3人のご招待。日頃、車などでお世話になっている、妻の友人のトモさんをお誘いし、日程を5月29日(水)と決めて申し込み、昨日乗船してきた。
出航は「日の出ふ頭」からで、このクルージングには、ランチクルーズ・アフタヌーンクルーズ・サンセットクルーズ・ディナークルーズの、コース4つが用意されていて、私達が乗船したのはアフタヌーンクルーズで、運航時間15:00~15:50で、乗船中に飲み物とケーキが味わえるというもの。(写真:客船モデルナ)
ゆりかもめ「日の出」駅でトモさんと待ち合わせ、徒歩5分程度でふ頭乗船場へ。駐車場にははとバスが多数停車していて、団体客の中には修学旅行の一環か、地方の中学・高校も数校あった。
待つこと30分で乗船開始。船名は「シンフォニー モデルナ」と呼ばれる4階建ての2618トン”豪華”客船。その2階のレストラン「フォーシーズン」の一角に私達のテーブル席が用意されていて、着席後10分ほどで出航し、出航後ケーキなどが運ばれて来た。
私達のコースは右地図の緑線。2時間半に及ぶディナークルーズは羽田空港付近を通過するハート型コースだが、私達の乗船はお台場海浜公園を越える程度の短いコース。船はスローなペースで進み、船内には長閑な雰囲気が漂う。
かって竹芝ターミナル発の「新東京丸」に3度乗船したが、その時よりもはるかに短いコースで、ケーキを食し、お喋りを楽しみながら、のんびりと窓外の東京湾を眺めた。あっというまの50分。フジテレビの建物も遠望でき、話題は「やすらぎの郷」や倉本聰に及んだ。(写真:レインボーブリッジと遠くにフジテレビ湾岸スタジオ)
想像していたよりも豪華な気分の味わえるレストランと客船。それなりに満足しました。帰路は新橋のアンテナショップ「とりおか」でコーヒーブレイク。