どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち <前期展示>@千葉市美術館』なのだ

2012年04月24日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 前に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 千葉市美術館で 5月20日まで開催している<蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち>前期展示を見に行ったのだ



千葉市美術館わ 展覧会ごとに 入口が 変わっているので 楽しみなのだ



前後期合わせると 約110点が展示で ほとんどの作品が展示替えで 前期わ 64点が展示していて 蕭白の作品は35点展示だったのだ


その展示の中で ぼくが気になった作品を 数点ご紹介するのだ

1番良かったのわ 曾我蕭白<獅子虎図屏風>なのだ(5月6日まで展示)


右隻のトラ 左隻の獅子ともに表情が面白いのだ トラわ 雄々しくなくて ちょっとしかめっ面 獅子わ 蝶にビックリしたみたいで 驚いたような表情なのだ


これも 曾我蕭白が描いたんだけど <鷲図屏風>なのだ(5月6日まで展示)

なんとなくだけど 歌舞伎の一場面のように見えたのだ ワシがサルを捕まえているんだけど そのワシわ 歌舞伎の見得を切っているように見えたのだ


これわ 前にも見たことがあるんだけど 曾我蕭白の描いた <雪山童子図>なのだ(5月6日まで展示)


釈迦の衣の赤と 対角線状に配した 羅刹の青の色の対比が良いのだ あと 気になったんだけど 落款のところに 赤で描かれた モログラムのような模様?があったのだ


曽我蕭白の作品をいろいろ見て 思ったんだけど もっと 奇想天外で インパクトありありの作品を想像して見に行っちゃったから ちょっと肩透かしを食らった感じもしたけど 面白い作品が見れて良かったのだ

しかも 1点1点解説文が載っていて 解説文の見出し部分にわ ちょっとふざけえたような見出しが載っていて 美術の知らない人でも楽しめる感じでよかった気がするのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


千葉市美術館 <蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち (前期展示)> 5月20日(日)まで

http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2012/0410/0410.html

作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2012/0410/0410_list.pdf




展示構成

第一章 蕭白前史

第二章 第一部 曾我蕭白 -蕭白出現-

第二章 第二部 曾我蕭白 -蕭白高揚-

第二部 第三部 曾我蕭白 -蕭白円熟-

第三章 京の画家たち

前期・後期でほとんどが展示替えをしました。私が見たのは前期展示ですが、64点を展示しており、うち蕭白の作品は35点が展示。



気になった作品

25.大西酔月 花鳥人物図押絵貼屏風

作者の大西水月酔月は呉春の最初の師。特に余白の空間をうまく使っている左隻の第一扇の寿老人、第三扇の布袋様、第六扇の葡萄と栗鼠などが良かった。


30.曾我蕭白 鷹図押貼図屏風

私が見たときは、右隻のみが展示。中央の第三扇、月夜に古木に乗り体を休める鷹がシルエットのみで表していて情緒がある。解説に載っていたが、鷹や鷲は、蕭白が私淑した曾我派のお家芸で蕭白も数多く描いていたそうです。


31.曾我蕭白 林和靖図屏風 (画像は、右隻)


西湖ほとり弧山に庵を結び隠遁した中国北宋の文人林和靖を描く。林和靖のうつろな表情、梅の幹のダイナミックさが強調されている。と解説の書かれていました。左隻には、鶴が描かれていて、林和靖は、梅と鶴を好きだったようです。


35.曾我蕭白 鷲図屏風

一隻の屏風で、右側の描かれている猿を捕らえた鷲の表情が歌舞伎の見得(にらみ?)を切っているように思えた。捕らえたサルの表情もインパクトがあり、歌舞伎の一場面を擬人化したのでは?と思える作品だった。


38.曾我蕭白 鶴図屏風

一隻の屏風。2羽の周囲には隈取が施されており、美しい鶴の白さが目立つ。


42.曾我蕭白 恵比寿図

恵比寿様を墨で描き、鯛を赤(主)のみで描き、めでたい日の出の扇を持つ。恵比寿様の衣の描き分けが良かった。


43.曾我蕭白 寒山拾得図屏風

解説の大きな見出しに『レレレのおじさんは拾得』と載っていて もう拾得がレレレのおじさんに見えてしまった。寒山は絵巻、拾得はほうきを持っていることが多いそうです。


45.曾我蕭白 獅子虎図屏風


右隻に獅子と牡丹、左隻に虎と竹を描く。百獣の王である獅子が蝶に怯えるように描かれていておかしい。虎もいじけたような表情をうかがえる。阿吽の獅子の吽形の方を虎に変えて描いたものだろう。と解説に書いており、大きな見出しには、『草食系唐獅子牡丹』とも載っていました。


49.曾我蕭白 竹に鶏図

鶏の胸から足にかけて特徴的な描き方をしていた。うまい表現ではないかもしれないが、フワフワで柔らかそうな羽だった。


51.曾我蕭白 鷹図


前にも見た彩色した鷹図。


55.曾我蕭白 雪山童子図


こちらも、前にも見た作品。釈迦の衣の赤と、対角線状に配した羅刹の青の色の対比が良い。他の作品にも少しあったのだが、落款の近くに赤で描かれたモログラムのように模様があった。


57.曾我蕭白 竹林七賢図襖(旧永島家)  <重要文化財> (全会期展示)(※画像は部分)


珍しい雪景の竹林七賢図。人々の理想として描かれる竹林七賢図は、一般的に清談に耽る場面が描かれる。しかし本図は、あえて二人の高士が残る五人と袂を分かって去っていく場面を描く。蕭白らしい解釈で描かれた作品。


72.曾我蕭白 洋犬図
洋犬(ダルメシアン?)、このような題材の作品は見たことがない。珍しい?胴体はきちんと描かれていると思うが、首がちょっとアンバランスな印象を受ける。


88.伊藤若冲 月夜白梅図 (全会期展示)


解説の見出しには、『有名な動植綵絵風』と書かれています。月に照らされた白い梅の花が金色に光る美しい情景。


92.伊藤若冲 雷神図


落ちる太鼓と一緒に逆さまななって落ちる雷神が描かれている。以前も見たが、雷神の子供のように見える。


97.伊藤若冲 海老図

海老は、長寿の吉祥画題だそうです。


質の良い曽我蕭白の作品を見れましたし、若冲のなども作品も見れて嬉しかったです。展示数は少なめではありますが、見るにはちょうどいい展示数ですし、なによりちょっと砕けた解説の見出しが面白いのでオススメですよ。

ただ、少し残念だったのは、同じ作品(押貼図)の屏風を同時に展示してほしかった。



後期は、<群仙図屏風>等のインパクトのある作品が見れるので、もう1度見に行こうと思っています。



↓後期展示の感想も載せます。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/beb4d6eb46fbe9d2a069ee4c817c3ace



巡回情報

三重県立美術館 6月2日(土)~7月8日(日)



この後わ 一旦 千葉市美術館を出て すぐ近くにあるハンバーガーのお店の<パントリーコヨーテ>で ちょっと遅めのランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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