どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『モネ それからの100年@横浜美術館』なのだ

2018年08月16日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 横浜美術館で 9月24日まで開催している<モネ それからの100年>を見に行ったのだ



今回の感想わ えこうに任せるのだ

横浜美術館 <モネ それからの100年> 9月24日(月・休)まで

https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20180714-499.html

公式サイト
http://monet2018yokohama.jp/




展示構成

Ⅰ.新しい絵画へ-立ちあがる色彩と筆触

Ⅱ.形なきものへの眼差し-光、大気、水

Ⅲ.モネへのオマージュ-さまざまな「引用」のかたち

Ⅳ.フレームを越えて-拡張するイメージと空間

モネの初期から晩年の作品25点と、モネの影響を受けたであろう26の作家による絵画、版画、写真、映像66点を展示していました。


気になった作品

16.ルイ・カーヌ 彩られた空気

金網に樹脂絵具で描かれた紫、赤、黄色などのカラフルな作品で、金網で透けているので、裏側にある壁に出来る色付きの影がいい。その影の色合いは、ゼリーとかの色みたいな感じ?


27.クロード・モネ セーヌ河の日没、冬




35.クロード・モネ テムズ河のチャリング・クロス橋


霧に包まれた幻想的な冬のロンドン。橋の上を走る汽車?の紫の煙がいい。


36.クロード・モネ 霧の中の太陽

<印象、日の出>に似ている作品で1番見たかった。

ロンドンの深い霧に包まれているからか、川?に照らされたオレンジの陽の光が色鮮やかでいい。陽の光を際立たせるために深い霧を描いたのかも?と思ってしまう。

個人蔵だからか、ポストカードが売ってなかった・・・。


46.マーク・ロスコー ボトル・グリーンと深い赤

47.マーク・ロスコー 赤の中の黒

反対側に展示していたモネの<ジヴェルニーの草原>・<ジヴェルニー近くのリメツの草原>など空と大地の2画面の構成で、ロスコ―の2作品も同じような感じとなっていて影響を受けたのでは?思えた。


74.クロード・モネ 睡蓮


4章に展示していたモネの4点の睡蓮の作品を見比べが出来たが、この作品が1番惹かれた。こちらは鹿児島市立美術館所蔵。


75.クロード・モネ 睡蓮


こちらは吉野石膏株式会社所蔵(山形美術館に寄託)。


77.クロード・モネ 睡蓮、水草の反映


こちらは、ナーマッド・コレクション。


78.クロード・モネ 睡蓮

1番最初に展示していた作品で群馬県立近代美術館所蔵(群馬県企業局寄託作品)。晩年の作品なので、少し抽象的になって筆致も荒く、睡蓮の葉はぐるりと円を描いているみたいなっていて濃い緑の睡蓮といった印象だが、花や葉に使われている紫がいい。

この作品が展示している横の壁に、「モネは印象派ではなく、あらゆる現代美術の生みの親ではないか? アンドレ・マッソン 1975年のインタビュー」と書いてあり、なんとなく分かる気がしました。


81.サム・フランシス Simplicity(SEP80-68)

ロスコ―みたいに垂らして描いたような作品で、色と配置のリズムがいい。


94.福田美蘭 睡蓮の池

高層ビルのレストランから望む日没直後の都市の夜景と、窓に映り込んだ店内の様子が描かれている。遠目から見ると、写り込んだテーブルが睡蓮の葉に見え、テーブルの上のキャンドルは睡蓮の花のように見えて面白いし、展示していた中で1番良かったかも?隣には、特別出品の<睡蓮の池 朝>も展示しており、そちらは白みかけた空なので、テーブルの色が薄くなり、睡蓮の葉が枯れてしまったかのように思えた。


他にも、リキテンスタインの<日本の橋のある睡蓮>や、根岸芳郎の<91-3-8>なども良かった。


展覧会のチラシの画像も載せます。(クリックすると大きな写真で見れます。)
   


モネの作品を目当てに行きましたし、もちろんモネの作品は良かったのですが、最後に展示していた福田美蘭の作品にやられました・・・。あの作品を1番時間をかけて見ていましたし、見ていると睡蓮の池のように思えてくるのです。

他にもロスコ―、ルイ・カーヌ、サム・フランシスなども惹かれましたし、モネ以外の作家を発見出来る展覧会だと思いますよ。

あと、美術館の前には、大きな鉢あり、睡蓮の花が咲いていました。





この後わ 中目黒に移動して<聖林館>に行ってランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ



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