※このブログわ 2011年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ
美味しい天ぷらを食べたぼくらわ ブリヂストン美術館で9月4日まで開催していた<没後100年 青木繁展-よみがえる神話と芸術>を見たのだ
前後期合わせて約240点を展示していて 油彩絵画が約70点 水彩・素描が約170点 手紙などの資料が約30点展示していたのだ あと ブリヂストン美術館のコレクションも20点ほど展示していたのだ
その展示の中から ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ
1番良かったのわ <わだつみいろのこの宮>なのだ しかも この作品わ <重要文化財>なのだ
神話を元にした作品で 海幸彦から借りた釣り針を海に落として探しているときに 山幸彦が豊玉姫と出会う場面なのだ 構図もしっかりしているし 色使いも神話っぽくて好きな作品なのだ
これも<重要文化財>だけど <海の幸>も良かったのだ
未完で塗り残しとかがあるから 荒々しい感じが まさに海の男といった感じになっているのだ しかも額にわ 鱗や 四隅に魚の装飾をしていて面白いと思うのだ
幻想的な<黄泉比良坂>もいいのだ
神話(古事記)を題材にしているので 幻想的に描かれているのだ でも タイトルが黄泉比良坂なので ちょっと怖い感じもするのだ
最後わ 絶筆の<朝日(絶筆)>なのだ
タイトルにあるように絶筆なのだ 穏やかな海で 朝日を浴びて いろんな色になっている海を描いているのだ この作品を描いている青木の心境が 気になるのだ
あと コレクション展示にあった モネの<黄昏、ヴェネツィア>と ルノワールの<すわるジョルジェット・シンパルティエ嬢>も良かったのだ
モネの<黄昏、ヴェネツィア>なのだ
ルノワールの<すわるジョルジェット・シンパルティエ嬢>なのだ
たくさんの青木繁の作品を見て思ったけど もし長生きしていたら どんな作品を残したのだろうって思うのだ
あと ぼくわ 見たことがない作品の<日本武尊>も見たかったのだ
展示してなかったけど 参考として 以前えこうが撮った トーハク(東京国立博物館)で撮った<日本武尊>の写真を載せるのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
ブリヂストン美術館 <没後100年 青木繁展-よみがえる神話と芸術> 終了しました
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/2011/3/
展示構成
第1章 画壇への登場-丹青によって男子たらん 1903年まで
第2章 豊饒の海-《海の幸》を中心に 1904年
第3章 描かれた神話-《わだつみのいろこの宮》まで 1904年~07年
第4章 九州放浪、そして死 1907年~11年
第5章 没後、伝説の形成から今日まで
前後期合わせて、総点数約240点だったそうです。油彩絵画が約70点、水彩・素描が約170点、手紙などの資料が約30点展示していました。 あと、ブリヂストン美術館のコレクション展示もあって20点展示していましたよ。
気になった作品
54.輪転
幻想的で、神話を題材にしたもの?丸い明かり(光)のまわりに4人の女性?と車輪が描かれている。これは、輪廻転生を表したものかも?このタイトルは、青木が亡くなった後、持ち主がつけたそうです。
58.黄泉比良坂
<輪転>と同じく、幻想的に描かれているが、下の描かれていた人の表情がちょっと怖い感じがする。この作品は、黒田清輝の創立した白馬会で白馬賞(新人賞)を受賞したそうです。
こちらの画像が載っています。
http://db.am.geidai.ac.jp/object.cgi?id=3458
78.海の幸 <重要文化財>
坂本繁二郎らと写生旅行に行ったときに描いたもの。青木自身はこの光景を見ておらず、坂本繁二郎の話を元に制作した。未完だから、海の男の荒々しい感じが出ていて、額も鱗や、四隅には魚の装飾があって面白い。中央から、やや右に描かれているこちらを向いている白い顔の人は、恋人の福田たねと言われていて、この作品の発表の2年後で加筆したもの。
82.海景(布良の海)
この作品と、海とタイトルになっている2点が、モネの描く海の絵の似ていた。
86.女の顔
恋人の福田たねを描いたもの。この作品の向かい側には、青木の自画像<男の顔(自画像)>が展示してあって、2つの作品が視線を合うように展示していた。
87.運命
3人の人魚?たちが海から現れ、泡(玉)を取り合っている?
165.大穴牟知命
解説には、『「古事記」の上巻オホナムチノミコト(大国主命)の受難の物語を題材としたもの。』と書かれていました。
こちらも<海の幸>同様、右側のこちらを向いている女性(姫)が、恋人の福田たねと言われている。
191.わだつみいろこの宮 <重要文化財>
解説には、『「古事記」の上巻、綿津見の宮の物語を題材としたもの。釣り針をさがして海底にたどり着いた山幸彦と豊玉姫との出会いの場面が描かれている。』と書かれていました。
前にテレビか本で知ったのだが、構図が安定している。縦に豊玉姫、山幸彦が乗っているユズカツラの木、侍女の3本のラインになっているし、山幸彦を頂点に、豊玉姫、侍女の顔を結ぶと三角形になっている。
この作品は、1907年に東京府勧業博覧会に出品したが、その他大勢の三等賞だったそうです。しかし、100年経つと、この作品が1番有名だそうです。
色合いも神話だからが淡い感じで雰囲気がある。
208.2人の少女
日常の1コマを描いたと思われる作品。ほのぼのとしていて良かった。
224.朝日(絶筆)
朝日に照らされ、様々な色に輝く海が描かれている。穏やかな波で集大成といえる作品。
他には、<旧約聖書物語挿絵 紅海のモーゼ>も良かった。
今回、青木繁の作品をたくさん見て思ったのですが、28歳で亡くなっていなかったら、他にどんな作品を残したのだろう?って思いました。でも、短い期間を走り抜けたからこそ、あんなに素晴らしい作品が残ったとも言えるのでしょうね。
機会があれば、<海の幸>、<わだつみのいろこの宮>の所蔵先で、青木に生誕の地の久留米にある石橋美術館で鑑賞したいと思いました。
今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しい天ぷらを食べることが出来て、大満足でした。
ありがとうございます。
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