どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ミケランジェロと理想の身体@国立西洋美術館』なのだ

2018年07月03日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 国立西洋美術館で 9月24日まで開催している<ミケランジェロと理想の身体>を見たのだ



ぼくが気になった作品なのだ

ミケランジェロ・ブオナローティ<ダヴィデ=アポロ>なのだ


未完のまま フィレンツェを後にしてから 彫った後が残っていて なんとなくだけど 仏像の鉈彫りを思い出したのだ・・・

背中の武器が ダヴィデの投石器 またわ アポロの矢筒が未完のままだから ダヴィデかもしれないし アポロかもしれないとのことだそうなのだ

これが 背中の武器の画像なのだ


間違っているかもだけど 背中の武器わ 矢筒のような気がするので 『アポロ』のような気がしたのだ どっちが正解なのか わからないけど 作品を見ながら どっちなんだろうって 考えながら見てもいいかも?って思うのだ


ミケランジェロ・ブオナローティ<若き洗礼者ヨハネ>なのだ


二十歳を過ぎたばかりのミケランジェロが ラクダの毛皮を着て 砂漠で隠遁するヨハネを 前例のない微妙な年齢(8歳くらい?)で表したそうなのだ この前に展示していた<ダヴィデ=アポロ>と違って 完成している作品なので 滑らかで美しいのだ

でも この作品わ 1936年スペインの内戦で粉々に破壊され がれきの中から 回収された14個の断片だったのだ

オリジナルわ 40%で 欠損部分わ 合成素材で補完しているそうなのだ このようなエピソードをふまえて見ると ヨハネわ 見ている者へ 訴えかけるものがあるような気がするのだ

こちらの画像の白い部分がオリジナルだそうなのだ
 


ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ<ラオコーン>のみ 写真撮影がOKだったのも 嬉しかったのだ



ミケランジェロの大理石彫刻わ 世界に約40点ほどしかないみたいで 日本に2点も来ているって かなりすごいことだと思うし それだけでも 見に行く価値があると思うのだ!!



ここから先わ えこうの感想なのだ

国立西洋美術館 <ミケランジェロと理想の身体> 9月24日(月・祝)まで

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2018michelangelo.html

公式サイト
http://michelangelo2018.jp/index.html

作品リスト
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2018michelangelo_list.pdf




展示構成

Ⅰ 間の時代-美の規範、古代からルネサンスへ
 Ⅰ-1 子どもと青年の美
 Ⅰ-2 顔の完成
 Ⅰ-3 アスリートと戦士
 Ⅰ-4 神々と英雄

Ⅱ ミケランジェロと男性美と理想

Ⅲ 伝説上のミケランジェロ

展示数は70点で、大半が彫刻作品です。

あと、この展覧会で重要なキーワードがありまして、それは『コンポラポスト』。これは、片脚に重心をかけて立つ姿勢で、古代ギリシャの古典的なポーズだそう、そのことを念頭に置いて見るといいかもしれませんね。


気になった作品

12.アキレウスとケイロン


前にも見たことがあるような気が・・・。半身半馬のケイロンが、少年のアキレウスに竪琴を教えている。このケイロンは、あらゆる芸に秀でていたそうです。


15.男性頭部

ふさふさに髭をたくわえた男性の頭部で、特定の個人のものではなくて、ゼウスやポセイドンなど壮年の年齢で表されてる神々のタイプのひとつだそうです。


19.アメルングの運動選手

頭部、両腕、膝から下が失われている大理石の彫刻で、肉体表現がいい。

これは、ギリシャ彫刻に魅了されたローマの人々が精確な複製品を作ったもので、ローマン・コピーと呼ばれるそうです。


32.子どもたちを解放するテセウス

アテナの英雄テセウスがクレタ島の迷宮ラビュリントスに住む牛頭の怪物ミノタウロスを退治した場面のフレスコ画。ミノタウロスは地面に横たわり、テセウスは子どもたちに抱きつかれている。だが、テセウスの視線は、どこか遠くを見ていた。


58.ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ ラオコーン(※この作品のみ写真撮影OK)


別の角度も載せます。




解説には、こう書かれています。
『トロイの神官だったラオコーンは、浜辺にギリシャ軍が置いていった木馬を市中に入れようとした市民をいましめました。彼は木馬の中にギリシャ人兵士が隠れていることを見抜いていたからである。ラオコーンが弓矢で木馬に射ると、海から2匹の蛇が現れてふたりの息子に襲いかかり、助けようとしたラオコーンもろとも絞殺されてしまった。トロイの人たちは、ラオコーンは神々の罰を受けたと考え、トロイを陥落させることになる木馬を市中に入れたのであった。』

ラオコーンのこの苦悶の表情がいい。



62.パッシニャーノ(ドメニコ・クレスティ) ミケランジェロの肖像


17世紀初頭に描かれたもの。


どるちの方でも書いてますが、ミケランジェロの大理石の彫刻が2点も展示しているって、凄いことですし、他の彫刻も素晴らしい作品が展示していました。

まだ、始まったばかりなので、混んでなさそうなので、早めにご覧になった方がいいと思いますよ!


この後わ トーハク(東京国立博物館)の総合文化展(常設展)を見に行ったんだけど そのことわ 今度書くのだ



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