どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ミュシャ展@国立新美術館』なのだ

2017年03月26日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<中華風家庭料理 ふーみん>でランチをしたぼくらわ 国立新美術館へ移動して 6月5日まで開催している<ミュシャ展>を見たのだ



ぼくらが ミュシャの作品をまとめて見たのわ 3回あって 2010年の大阪旅行の時に見た堺市文化館 アルフォンス・ミュシャ館と 2010年7月に三鷹市美術ギャラリーでの展覧会 2013年森アーツセンタ―ギャラリーで見ていて すっごくミュシャの作品が大好きなのだ


ぼくが気になった作品なのだ

やっぱり<スラヴ叙事詩>なのだ

スラヴ叙事詩の説明なのだ
『ミュシャは故郷のチェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を多く描きました。その集大成が50歳で故郷に戻り、晩年の役16年を捧げた画家渾身の作品《スラヴ叙事詩》(1952~1926年)です。 ~中略~ 大国の支配から独立を目指すスラヴ諸国の連帯をうながし、かつ、スラヴ民族への理解を深めるため、チェコおよびその他スラヴ民族にまつわる神話や歴史を主題に、計20点で構成される壮大な叙事詩を描きました。』

1番最初の<原故郷のスラヴ民族(トゥーラニア族の鞭とゴート族の剣の間に)>なのだ


手前にいる 目を見開いている男女が 戦争の悲惨さを表していると思うけど 色合いや 空の雰囲気から ちょっと不謹慎だとわ 思うんだけど 幻想的な美しさがあって すごく好きなのだ

右上の宙に漂っている3人わ 戦争の終焉を祈っているように思えたのだ


17番目の作品<聖アトス山(正教会のヴァチカン)>なのだ


ぼくのいない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)


聖アトス山わ ギリシャ正教の聖地だそうなのだ

天井画の聖母マリアと 教会の模型を持っている天使たちと そこから差し込む光が美しいのだ 作品を見ていると 聖母マリアの大きな愛に包まれているような感じがするのだ

これが 教会の模型と 聖母マリアの拡大写真なのだ(クリックすると拡大するのだ)
   


18番目の作品<スラヴ菩提樹の下でおこなわれているオムラジナ会の誓い(スラヴ民族の復興)>なのだ


ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)


未完の作品なのだ

スラヴ民族の誓い? 楽しい雰囲気?に誘われ 菩提樹に座る女神スラヴィアの姿が 今 現れた感じに見えて あえて未完にとどめているように感じたのだ

画面左のハーブを奏でる少女わ ミュシャの娘ヤロスラヴァだそうで 右にいる裸婦わ 息子のイジ―をモデルに描いたそうなのだ

女神スラヴィアと ミュシャの子供たちの拡大写真を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
  


20番目最後の作品の<スラヴ民族の賛歌(スラヴ民族は人類のために)>なのだ


ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)


見ていると 人々の歓喜の歌が聞こえてきそうな作品なのだ

黄色の光に包まれている人々わ これまでのスラヴの歴史で翻弄された人や 亡くなった人を描いているんじゃないかなぁ~ って思ったのだ

あと 大きく描かれている青年の下に描かれている 白い光を抱いているのわ これから 芽吹くスラヴ民族の若い命たちのような気がしたのだ


他の写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
 


スラヴ叙事詩わ あと 2点撮影が可能だったので 撮ってみたのだ




ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
 


<ラ・ナチュール>なのだ


大好きな作品で <黄道十二宮>の女性と酷似していると思っているのだ 頭の宝石わ アメジストなのだ

うろ覚えで 間違っているかも?だけど たしか<ラ・ナチュール>って 宝石部分が違う作品が何点か あったような気がするのだ

こちらが<黄道十二宮>なのだ(クリックすると拡大するのだ)



<蛇のブレスレットと指輪>なのだ


<メディア>の蛇をモチーフに作られたそうなのだ

ヘビの頭わ オパールなので 見る位置によって違いがあって ぼくらが来た時にわ 白みのある色で美しかったのだ

こちらが メディアなのだ(クリックすると拡大するのだ)



<四つの花>の4点なのだ


左から カーネーション ユリ バラ アイリスと 花の化身(妖精)のような 美しい女性たちに うっとりなのだ


<四芸術>の4点もいいのだ


左から順に 詩 ダンス 絵画 音楽の順なのだ


<ビザンチン風の頭部>の2点も好きなのだ

 
この2点わ 輪郭線が太いから 女性たちが ちょっと立体的に見えるのだ


あと 油彩の<クオ・ヴァディス>も良かったのだ


<スラヴ叙事詩>の20点すべてが 日本で見れるなんて もう2度ないことだし 今わ 堺市のアルフォンス・ミュシャ館がお休みだから <蛇のブレスレットと指輪> & <ラ・ナチュール>などの素晴らしい作品も来ていて ミュシャ好きな人なら ぜひ ご覧になったほうがいい素晴らしい展覧会だと思うし ぼくらの中でわ 年間ベスト10入り決定なのだ

スラヴ叙事詩の20点が 日本で展示出来たのわ 国立新美術館が出来たおかげかなぁ~ って思ったのだ



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

国立新美術館 <ミュシャ展> 6月5日(日)まで

http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/alfons-mucha//




展示構成

スラヴ叙事詩

Ⅰ.ミュシャとアール・ヌーヴォー

Ⅱ.世紀末の祝祭

Ⅲ.独立のための闘い

Ⅳ.習作と出版物

スラヴ叙事詩20点すべてがチェコ国外で展示するのは、今回初だそうで、他にもリトグラフ、油彩など80点を展示しており、合わせて100点の作品が展示していました。

<スラヴ叙事詩>の3番目の展示スペースの5点は、写真撮影が可能でした。


気になった作品

Slav1.原故郷のスラヴ民族(トゥーラニア族の鞭とゴート族の剣の間に)


この作品は、自由を求める不断の戦いと敗北の歴史に彩られたスラヴ民族の歴史を象徴するそうです。

スラヴ叙事詩の祖先(3~6世紀)のことで、背後にいる他民族の侵入に身を隠す二人が描かれていて、右上の中央にいる人物は多神教の祭司、女は平和を、男は武器を携えた戦士だそうです。


Slav2.ルヤーナ島でのスヴァンヴィート祭(神々が戦いにあるとき、救済は諸芸術の中にある)


1168年デーン人の王によるアルコナ襲撃により、スラヴの栄光がすたれていく様子が描かれているそうです。

左上には、攻め上がろうとするゲルマン民族の戦神トールとオオカミで、中央上部は鎖に繋がれた捕虜たちと、馬上で死すスラヴの戦士。中央右には、宙に浮かぶ3人の楽士、その下は、木彫り職人。中央1番奥にいるのがスヴァンヴィート。

スヴァンヴィートは顔が2つあり、なんとなくですが、奥にある大木と一体化しているように思えた。


Slav3.スラヴ式典礼の導入(汝の母国語で主をたたえよ)


9世紀、モラヴィア王スヴァルトプルクに向かい、スラヴ語典礼を認めるローマ教皇からの勅書が読み上げられる場面だそうで、以前は、ラテン語の聖書で典礼が執り行われており、ローマ教皇や宗教的特権を与えられたゲルマン民族の王に隷属していた。

左下の少年は、スラヴの団結の象徴、右上の4人は、スラヴ語典礼の導入を支持したロシアやブルガリアの皇帝。中央上部、先王ロスチスラフで、彼はビザンチン帝国から修道士を呼び寄せ、ギリシャ正教会に帰依するように試みた人だそうです。


Slav4.ブルガリア皇帝シメオン1世(スラヴ文学の明けの明星)


宮廷で学者たちが読書や執筆にふける様子が描かれているそうです。

シメオン1世は、スラヴ文学の創始者としても重要な功績を残した人で、ビザンチンの書物を翻訳させたりした。


Slav5.ボヘミア王プシェミスル・オタカル2世(スラヴ王族の統一)


1264年にボヘミア王プシェミスル・オタカル2世が擁した、姪のブランデンブルク辺境伯家のクンフータとハンガリー王子ベーラの婚儀の様子。この結婚は、政敵であったハンガリーとの和平を成就されるという目的があったそうです。

宮殿の天井のドームの鳥の模様(ワシ?タカ?)がなにか意味がありそうな気がする?


slav6.東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン(スラヴ法典)


1346年、セルビア皇帝ステファン・ドゥシャンが東ローマ皇帝に即位した史実に着想を得ている。セルビア帝国の首都スコピエの聖堂で戴冠式を終えた皇帝が祝賀パレードを行う様子だそうです。

中央の白い衣の人が皇帝ですが、私は前面中央に描かれているパレードの先頭?を行く民族衣装の3人の少女たちが良かったと思いましたし、皇帝はあまり目立っていなかったので、見物している民衆が主役なんだろうと思いました。


Slav7.クロムニェジーシュのヤン・ミリーチ(「言葉の魔力」-娼館を修道院に改装する)

足場の上に背を向け立っている人がヤン・ミリーチ。彼は14世紀の伝道士でプラハで多くの娼婦たちの生き方を悔い改めるように説いた人だそうです。

描かれているのは、娼館を改装し、「新エルサレム」という聖堂を造っている場面だそうで、足場の下にいる純潔を意味する白い服を着た女性たちは悔い改めた娼婦たち。

画面下の足場の下の赤のような服を着ていて、口が覆われている人が気になる?

この作品と、no.9、no.10は「言葉の魔力」という三部作だそうです。(※この3点は隣同士で展示されています。)


Slav8.グルンヴァルトの戦いの後(北スラヴ民族の連帯)

1410年、バルト海地域のカトリック化を図るドイツ騎士団とポーランド=リトアニア連合軍との間におきたグンヴァルとの戦いの直後を描いているそうです。

丘に立つのポーランドの王、前に描かれている亡骸はドイツ軍。


Slav9.ベツレヘム礼拝堂で説教するヤン・フス師(「言葉の魔力」-真理は打ち勝つ)


描かれているのは、タイトル通りで、チェコの宗教改革運動の先駆者である聖職者のヤン・フスは、1415年に教会の改革を訴えたことでカトリック教会の宗教裁判にかけられ、火刑に処されたそうです。フスの殉教は15世紀初頭にチェコで繰り広げられたフス戦争の契機となる。

左下には、目立たないが、フス派の軍勢を指揮を取った隻眼ヤン・ジシュカを、右下の椅子に座る白い服の女性はフス派の支援者ノボヘニア王妃ゾフィーが描かれている。

画面手前の、後ろ姿の人物が光を浴びているのが気ににある。赤い頭巾の人と、白のマントを被り、子どもたちの肩を抱く人。


Slav10.クジーシュキでの集会(「言葉の魔力」-ウトラキスト派)


足場の上に立つのが、フスの殉教後にチェコの宗教改革を指導した急進化ヴァーツラフ・コランダ、彼はこのクジーシュキでの集会の際に、信仰を守るためには言葉だけでなく武器も必要であると説いたそうです。


Slav11.ヴィートコフ山の戦いの後(神は力ではなく、真理を体現する)


15世紀前半フス戦争において、ヤン・ジシュカ率いるフス派の軍勢とプラハ市民が神聖ローマ皇帝ジギスムント率いるカトリック軍に勝利した、ヴィートコフ山の戦いが主題だそうです。

戦争の勝利後の祈りの場面だけど、全面左にいる大きく描かれた女性の表情が、勝利の後の虚しさを表しているような気がしました。


Slav12.ヴォドニャヌイ近郊のペトル・ヘルチツキー

ヴォドニャヌイはフス戦争において、熾烈な戦場となりました。戦争の犠牲となった市民は復讐を願いましたが、民衆の司祭であり、キリスト教の思想家でもあったペトル・ヘルチツキーはこれを制し、復讐心をとらわれないように諭しましたそうで、中央にいるのが、ペトル・ヘルチツキーです。

この作品の制作中に進行した第一次世界大戦のおぞましさと、平和の希求を寓意的に表現したそうです。


Slav13.フス派の王、ポジェブラディトクンシュタートのイジー(権威を求める争い-民主政の国王イジ―と神政のローマ)


1430年、フス派に対抗する十字軍が廃止され、バーゼル公会議によってチェコとカトリック諸国との融和を目指した協定が発布されました。しかし、イジ―王が協定の公式な承認を得るためローマに赴くと、教皇はこの協定の無効を宣言。ここでは、1462年にプラハに派遣された教皇の特使が、イジ―王にローマ教皇庁への従属を迫る、劇的な場面が描かれているそうです。

中央、赤の服を着ている人がローマ教皇の特使で、画面右、倒れている椅子の上部に描かれているのがイジ―王です。


Slav14.ニコラ・シュビッチ・ズリンスキーによるシゲットの対トルコ防衛(キリスト教の盾)


1566年にヨーロッパに侵攻したオスマン帝国(トルコ)の軍勢からハンガリーの要塞シゲットを防衛する激しい戦いの場面が描かれているそうです。

後に起こる爆発を、前景に立ち登ぼる真黒い煙によって表現している。


Slav15.イヴァンチツェの兄弟団学校(クラリツェ聖書の印刷)


ミュシャの故郷イヴァンチツェを舞台とした作品だそうで、15世紀にチェコの宗教改革運動を主導したボヘミア兄弟団は、16世紀にイヴァンチツェを活動の拠点に定め、この地に開いた学校で、チェコ語に翻訳した聖書の印刷を行いました。

左下にいる盲目の男性に聖書を読んでいる少年のモデルは、若い時のミュシャだそうです。

この作品は、写真撮影がOKだったので、盲目の男性と少年を撮ってみました。



Slav16.ヤン・アーモス・コメンスキーのナールデンでの最後の日々(希望の明滅)


ヤン・アーモス・コメンスキー(1592-1670)は、チェコのプロテスタントの一派であるボヘミア兄弟団の指導者で、教育学者としても知られています。1620年、ボヘミアの貴族たちがカトリックの神聖ローマ皇帝との戦いに敗北すると、プロテスタントの信徒たち移住を余儀なくされコメンスキーも難を逃れ、オランダのナールデンで余生を送る。

イスの座って亡くなっているのがコメントリーです。


Slav17.聖アトス山(正教会のヴァチカン)


ギリシャ正教会の聖地アトス山は、古くから女人禁制で知られていますが、前節によれば、聖母マリアはこの地で亡くなったとされています。ミュシャは、聖母マリアとキリストのモザイク画で飾られたアトス山の教会を舞台としながら、画面の上半分を天上界を、下半分を地上界と表現したそうです。

天使たちが持っているのは、スラヴ系の修道院の模型だそうです。


Slav18.スラヴ菩提樹の下でおこなわれているオムラジナ会の誓い(スラヴ民族の復興)


1870年代にチェコの青年たちによって結成されたオムラジナ会は、その愛国主義的な活動により20世紀初頭に弾圧を受けましたが、ミュシャは彼らの精神に共感を覚え、主題に選んだそうです。


Slav19.ロシア農奴制廃止(自由な労働は国家の礎)


ミュシャにスラヴ叙事詩の制作資金を提供した実業家のチャールズ・R・クレインの意向により描かれた作品で、連作中で唯一ロシアが舞台となっている。


Slav20.スラヴ民族の賛歌(スラヴ民族は人類のために)


民族自決を求めたスラヴの人々の闘いの歴史が4つの色で表現されています。右下の青い部分は神話的な時代、左上の赤い部分は中世のフス戦争とスラヴ民族の勢力拡大、その下の黒い人影は他国の支配を受けた抑圧の時代、そして中央の黄色に彩られた人々は1918年チェコスロヴァキアの独立により達成された自由・平和・友愛の勝利を示しているそうです。

画面上部の大きく描かれた青年はチェコスロヴァキアのほか、第一次世界大戦後に独立を遂げた民族国家を象徴しているそうで、大きく広げた両手に自由と調和を意味する花輪を持っている。


3.ジスモンダ


ミュシャは、この作品で人生が変わりました。専属画家の都合がつかずに、代わりに依頼され、1週間で制作。これを見たサラ・ベルナールが1発で気に入って、ミュシャと6年の専属契約を結んだそうです。

描かれたのは、王妃ジスモンダがエルサレムにキリストを迎える名場面だそうです。


4.メディア


王妃メディアは悲劇のヒロイン、下にあるのは息子の亡骸。愛人を作った夫への怒りからメディアは正気を失い、自らの手で、愛人、二人の子供まで殺してしまったそうです。


5.ロレンザッチオ



6.ハムレット

サラ・ベルナールのために制作した最後のポスターだそうです。ハムレットの奥の円形には、城壁に忍び寄る父親の亡霊、ハムレットの足元に下には、オフィーリアが描かれている。


7.トスカ



8.四つの花「カーネーション」



9.四つの花「ユリ」



10.四つの花「バラ」



11.四つの花「アイリス」



12.四芸術「詩」


輝く星を見つめ、物思いにふける女性、その思いが、きっと詩になるのでしょうね。


13.四芸術「ダンス」


宙を舞っているかのような、軽やかなダンス、彼女の衣も舞っていて美しい。


14.四芸術「絵画」


花を見つける女性が描かれている。絵筆とかでなく花を見つめているだけ。私の読解力が足りないのだが、なぜ絵画なんだろう?


15.四芸術「音楽」


鳥たちの歌声を聴いて、一緒に歌っているように思えた。


18.黄道十二宮



19.ビザンティン風の頭部「ブルネット」



20.ビザンティン風の頭部「ブロンド」



21.ウミロフ・ミラー



23.ハーモニー


≪スラヴ叙事詩≫の制作直前に描いた作品で、「理性」と「愛」の間で「調和(ハーモニー)」をもたらすには、「英知」であると画家の思想が表現されているそうです。


40.ヒヤシンス姫


バレエ・パントマイム「ヒヤシンス姫」の宣伝用ポスターとして制作。頭部、冠、イヤリング、ネックレス、衣服の裾、左手に持つ輪などにヒヤシンスのモチーフが散りばめられています。


53.「スラヴ叙事詩」展


1928年にスラヴ叙事詩が19点展示した時のポスターで、女性は、娘のヤロスヴァ、後ろにいるのは古代スラヴの神スヴァントヴァートで豊穣の角と剣を手にし、その3つの顔は過去、現在、未来を見つめているそうです。


展覧会のチラシの画像も載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
   



この展覧会の1番の目玉は、<スラヴ叙事詩>です。発表当時は、そんなに評価されなかったそうですが、今になって見てみると、好き嫌うは分かれるかもしれませんが、ミュシャの魂がこもっているような気がして、衝撃を受けました。

会場内は混雑していますが、大きな作品ですので、見る分にはそんなに気にならずにご覧いただけると思います。ただ、遠くから見るので、単眼鏡や双眼鏡(オペラグラス)などがあれば、細部まで見れるので、持っている方はお持ちになったほうがいいと思いますよ。

他のリトグラフなども、美しく見ごたえがありますが、そっちの展示室のほうがちょっと狭くなっているので、混雑すると見えづらいのかもしれません。

国立新美術館ではミュシャ展だけでなく、草間彌生展も開催しているので、チケット売り場が行列になっていることが多いので、事前にコンビニとかでチケットを買ってから行くといいと思いますよ。

あと、スラヴ叙事詩が日本で見れることって、ないでしょうからこの展覧会のために、旅行をするのもアリだと思いますよ。


今回も素晴らしい作品を見ることができ、美味しいものを食べることができて、大満足でした。

ありがとうございます。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スラブ叙事詩 (チビクロ)
2017-03-29 21:12:09
こんばんわですにゃ。
どるち & えこう さん。

演劇って、見たことわないのですが
大きな画面だから、
こういう感じかなと、
思ったですにゃ。

作品も大作ですが
ブログも大作になりましたにゃ。
解説が分かりやすくて、
ありがたいですにゃ。

話わ、変わりますが
銀座のシャネルでやっている
ロバート・メープルソープの
写真展いいかなと、
チビクロわ、思っていますにゃ。

春休みだから、
街が混んでますにゃ

でわでわ。
返信する
コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2017-03-29 22:10:25
スラヴ叙事詩の感想わ かなり長くなっているけど ほとんどが 解説文の写したものに なっているのだ

今回のえこうわ 作品わ もちろんじっくり見たんだけど 解説文を書き写すのに 結構な時間がかかって 実わ もう1度見に行って 2回合わせての感想になっているのだ(どるち)

銀座のシャネルのロバート・メープルソープの写真展、良さそうですね。4月9日までですと、急いで見に行かないといけませんね。

無料で見れると言えば、新宿3丁目のロクシタン、良かったですよ。今は時間入れ替え制でなく、行ったらすぐに見れて、時間制限もなく、ずっと見れましたよ。

誰もいないことをいいことに、どるちを出してやりたい方放題しました・・・。(えこう)
返信する
すみません、文章の間違いがありました。 (どるち & えこう)
2017-03-29 22:18:10
新宿三丁目には、ロクシタン2店舗あるそうで、、チームラボの作品が見れるのは、<ロクシタン 新宿店ヴォヤージュ・アン・プロヴァンス>です。

ビックロや、紀伊国屋書店の方です。(えこう)
返信する

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