どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『至上の印象派展 ビュールレ・コレクション@国立新美術館』なのだ

2018年03月06日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 国立新美術館で 5月7日まで開催している<至上の印象派展 ビュールレ・コレクション>を見たのだ



ぼくが気になった作品なのだ

ルノワールが描いた<イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)>なのだ


2010年に大阪でお会いして以来 8年振り 嬉しい再会なのだ!!

イレーヌの他の部分わ 荒い感じで描かれているんだけど イレーヌのお顔わ 筆致があんまり分からないように丁寧に描かれていて なめらかで 光が当たっているというか 聖女みたいに光に包まれている感じに見えるのだ

前に見た時も思ったんだけど イレーヌの頭から 髪の毛 スカートの広がりまで ちょうど二等辺三角形のような形になっていて バランスが取れている構図になっていると思うのだ

照明の加減だと思うけど 彼女の胸元あたりが 厚塗りになって 白いブローチ?みたいに見えて 光っていたし 彼女の髪も輝いているように思えたのだ

ぼくらわ 前々から思っているんだけど ルノワールわ 小さな女の子を描かせたら 世界一だと思うのだ!!

あと イレーヌの頭のリボンわ お魚の形見えちゃうのだ・・・


ポール・シニャック<ジュデッカ運河、ヴェネツィア、朝(サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂)>なのだ


霧に包まれたかのように 全体的に白や淡い色の 点描で描かれているヴェネツィアの風景の作品なのだ

遠景わ 色がぽわっとしているけど それと対照的に 前景のゴンドラなどわ 色がカラフルなのも好きなのだ


モネ<睡蓮の池、緑の反映>なのだ


1番最後に展示していた作品で この作品のみ お写真がOKだったのだ

池に映える 緑が美しい睡蓮の池で 補色の赤系の睡蓮の花も鮮やかに映えるのだ


あと ルノワールが描いた<泉>わ 光輝く裸婦といった感じで良かったのだ


8年振りに また日本で イレーヌにお会いできた やっぱり それに尽きるし それだけで 年間ベスト10候補の展覧会だと思うのだ

ぼくらわ 早い時間に美術館へ行ったから まずわ お目当ての作品を先に見ようと思って 睡蓮のお写真を撮って 少しじっくり見て その後に イレーヌと30分くらい対面してから 最初に戻って 見始めたのだ みんな最初から見始めるから 順番を気にしない方わ ぼくらみたいな方法だと 最初の30分くらいわ そんなに人がいなくて 見れると思うので 参考にしてほしいのだ



ここから先わ えこうの感想なのだ

国立新美術館 <至上の印象派展 ビュールレ・コレクション> 5月7日(月・祝)まで

http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/buehrle2018/

↓公式サイト
http://www.buehrle2018.jp/




展示構成

1.肖像画

2.ヨーロッパの都市

3.19世紀のフランス絵画

4.印象派の風景-マネ、モネ、ピサロ、シスレー

5.印書派の人物-ドガとルノワール

6.ポール・セザンヌ

7.フィンセント・ファン・ゴッホ

8.20世紀初頭のフランス絵画

9.モダン・アート

10.新たなる絵画の地平

ビュールレコレクションは、世界的なプライベートコレクションの1つだそうで、ヨーロッパ以外でまとまった所蔵品の公開はほとんどなかったそうです。展示作品は67点でその半数が日本初公開だそうです。


気になった作品

3.ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル アングル夫人の肖像

アングルの妻で結構してまもなく描かれた作品だそうで、柔らかな微笑みを浮かべている。衣服の筆致が荒々しい未完の作品。


4.アンリ・ファンタン=ラトゥール パレットを持つ自画像

アンリ・ファンタン=ラトゥールの作品は、ふわっと光に包まれたかのようなイメージがあるが、この自画像も特に顔の部分がまさにそのようにぼかされたというか、包まれたかのように描いてた。
 

7.エドガー・ドガ ピアノの前のカミュ夫人


描かれているのは、ドガの眼科医の妻だそうで、優れたピアニストであった。演奏を中断し、こちらを振り向いた瞬間を描かれている。


12.クロード・モネ 陽を浴びるウォータールー橋、ロンドン


淡い紫色に包まれているウォータールー橋。モネは、テムズ川湖畔のサヴォイホテルの部屋から描いたそうで、描かれた時間帯は夕刻。


14.カミーユ・コロー 読書する少女

コローが人物画を描くようになったのは、後半生で体調を崩し屋外で写生をできなくなったからだそうです。この作品は、コローの人物画で最初期のもので、読書する人を繰り返し描いているが、この作品が第一作。上着とリボンの赤が映える読書する少女で、下の服が緑系?で補色だったからより映えたのだろう?


16.ウジェーヌ・ドラクロワ モロッコのスルタン



27.エドゥアール・マネ ベルヴュの庭の隅



29.クロード・モネ ジヴェルニーのモネの庭



34.ピエール=オーギュスト・ルノワール イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)


解説には、こう書かれています。
『裕福な銀行家ルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の娘、イレーヌを描いた作品。本作制作当時、8歳であったイレーヌのあどけなさが残る表情が愛らしい。また、丁寧に描かれたまつげや白い透きとおる肌、栗色の豊かな髪など、その純麗な美しさが見事に表現されている。本作は1881年のサロンに出品され好評を博した。』


40.ポール・セザンヌ 赤いチョッキの少年


色の配色が好きだが、ちょっと少年の腕が長いような・・・?


44.フィンセント・ファン・ゴッホ 自画像


1887年に描かれた自画像。描かれている表情から感じ取れるのは、自信を失っているような気がした。


46.フィンセント・ファン・ゴッホ 日没に種をまく人


解説には、こう書かれています。
『本作品は、ジャン=フランソワ・ミレーの「種をまく人」から想を得て制作された。黄緑色の背景に濃紺で人物が描かれ、色彩の対比がモチーフを際立たせている。太いリンゴの木が画面を分断するという構図の取り方は、浮世絵から借用している。さらに、画家はゴーギャンの《説教からの幻影(ヤコブと天使の戦い)》(1888年)の素描が付された平紙を受け取っており、本作品はゴーギャンの影響も感じさせる。』

2010年に、記憶がうろ覚えだけどサイズ違いの同じ作品を見たことがあるような・・・?


47.フィンセント・ファン・ゴッホ 二人の農夫


二人の農婦が腰をかがめ土を掘っているようだが、そのポーズがミレーの<落穂拾い>に似ていると思い、ゴッホはそれをモチーフに描いたのかも?と思った。でも、色合いや空のウネウネな感じなどは、ゴッホらしい。


53.ポール・ゴーギャン 肘掛け椅子のの上のひまわり



64.クロード・モネ 睡蓮の池、緑の反映(※この作品のみ写真撮影OK)



どるちの方でも書いていますが、イレーヌに再会出来た。それだけでもう大満足です!!展覧会のキャッチコピーの「絵画史上、最強の美少女(センター)」は、ちょっと言い過ぎの気もしますが、イレーヌは素晴らしい作品だと思います。

他のビュールレコレクションも、素晴らしい作品が展示していますし、きっと会期末は、混雑すると思うので、お早めにご覧になった方がいいと思いますよ!!


巡回情報

九州国立博物館 5/19(土)~7/16(月・祝)

名古屋市美術館 7/28(土)~9/24(月・祝)


この後わ 美術館から5分くらいの場所にある お気に入りのイタリアンの<トラットリア・イル・フィーゴ・インゴルド>でランチをしたのだけど そのことわ また 今度書くのだ



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