ぼくらわ 朝早く起きたし ちょっと遠いけど MOA美術館で 3月3日まで開催中の<尾形光琳300年忌記念特別展 「燕子花と紅白梅」 光琳アート 光琳と現代美術>を見に行ったのだ
ぼくの気に入った作品を ちょっとご紹介するのだ
今回1番良かったのわ 杉本博司さんの<月下紅白梅図>なのだ
タイトル通り 月明かりの下で 紅白梅図を見たような作品で 白黒の写真?を屏風に仕立てているのだ 白黒だから より白の部分が輝いて見えるし 水流の静かな音まで聞こえそうな気がするのだ
2009年に見て以来で 尾形光琳が描いた 国宝の<紅白梅図屏風>なのだ
二曲一双の屏風で 左隻にわ 白梅 右隻にわ 紅梅が描かれ 中央にわ 水紋の美しい川が流れているのだ
左の白梅わ 木の根元がドーンとしているから 若木で 右の紅梅わ 木の根元に穴が開いていたので老木で対照的に感じたし 硫黄?で黒くなった水流がシブくてカッコいいのだ
あと ネタバレになっちゃうけど この紅白梅図屏風の展示している場所に 屏風の梅の花がポロリと落ちたかのように 須田悦弘さんの<梅>も展示していて 紅白の梅の花が1つずつと それぞれ紅白の梅の花びらもあって この作品のコラボわ 素晴らしかったのだ
なので 遠目からだと見えないので 必ず 近づいて見た方がいいのだ
ちなみに この屏風わ 梅が咲く頃にMOA美術館で毎年見れるみたいなのだ
2012年に見て以来で 同じく国宝で 尾形光琳が描いた<燕子花図屏風>なのだ
いつ見てもやっぱりいいのだ ぼくわ 左隻のだんだんと下がっているデザインが好きなのだ
この<燕子花図屏風>と <紅白梅図屏風>が同時に展示するのわ 56年振りだそうで この2点が隣り合うように展示しているから 互いに挨拶している風に思えたのだ
この作品わ 燕子花が咲く時期に根津美術館で毎年見れるのだ
福田平八郎さんの<漣>なのだ
銀と群青の2色のみで描かれた作品で 日が当たり 光る水面を描いていて 遠目から見ると 画面の上部の群青の色が濃く見えるのだ
村上隆さんの<ルイ・ヴィトンのお花畑>も良かったのだ ちょっと見えづらいけど 屏風の裏側にも注目なのだ
あと <黄金の茶室>の写真を撮ってみたのだ
根津美術館でも<紅白梅図屏風>と <燕子花図屏風>の両方が展示されるけど 向かい合う展示わ たぶんMOA美術館だけだと思うのだ(※根津美術館でわ きっと隣合せの展示になるような気がするのだ)
もう1週間しかないし ツイッターなどで調べてみると かなり混雑しているみたいだけど 年間ベスト10に入る素晴らしい展覧会だと思うし オススメだと思うだ
ぼくらわ 10:30くらいに美術館に着いて 閉館の16:30まで 昼食を食べずに ずっと見ていたくらい良かったのだ
あと 熱海駅からMOA美術館へ行くバスわ 20分間隔くらいで 運賃わ 170円なのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
MOA美術館 <尾形光琳300年忌記念特別展 「燕子花と紅白梅」 光琳アート 光琳と現代美術> 3月3日(火)まで
http://www.moaart.or.jp/exhibition/korin/
展示構成
1章 光琳の名品
2章 光琳100年忌
3章 光琳200年忌
4章 光琳を現代に生かす
5章 現代アート
尾形光琳の作品約30点と、近代、現代の作品約50点を展示していました。
気になった作品
尾形光琳 紅白梅図屏風 国宝
左隻の画像
右隻の画像
解説には、こう書かれています。
『白梅の樹幹の大部分を画面外にかくし、紅梅は画面いっぱいに描き左右対称の妙をみせ、中央に水流を配し広がりの曲面をつくり上げた構図は光琳の独創といえる。後に光琳梅と愛好される、花弁の線描きしない梅花の描き方や蕾の配列、樹幹にみられるたらし込み、卓越した筆さばきによる水紋などすぐれた要素が集結して、画面に重厚なリズム感と洒落た装飾性を与えている。落款は「青々光琳」(右隻)「法経光琳」(左隻)「方祝」(朱文円印)[光琳二百年忌記念光琳遺品展覧会出品目録]所蔵』
尾形光琳 燕子花図屏風 国宝
解説には、こう書かれています。
『≪伊勢物語≫第九段東下りの八つ橋に取材し、金地に群青の二色でカキツバタを描いている。同じ花群を反復して画面が構成されており、型の使用が推測される。右隻の花群の根元や左隻の花の上辺にはジグザグ状になしリズム感を出している。カキツバタは光琳が特に好んだモチーフの一つで、屏風の他にも団扇、掛軸、また硯箱などの工芸品のデザインにも用いられている。光琳四十代中頃、法橋叙任後間もない頃の作品と考えられる。元西本願寺に伝来した。落款は「法橋光琳」、「伊亮(これすり)」(朱文円印)≪大正四年元月光琳二百年忌記念光琳遺品展覧会出品目録≫所蔵(以降は年月表記を省略)』
尾形光琳 寒山拾得図
私の中での寒山拾得図のイメージは、双幅でそれぞれ描かれている気がするのですが、この作品は、一幅に収められている。寒山は巻物を手に取り拾得に聞かせていて、拾得は箒を片手に持ち聞いていて、ちょっと面白い場面でした。
伝尾形光琳 白百合図 扇面
二輪の白百合の花が咲いていて、1つは中央に、もう1つは画面右側に配していた。葉の色や背景の地の色が控えめな印象を受けるので、より白百合の白さが際立っていた。
尾形光琳 方形絵替盆
五枚組の方形盆で、長らく所在不明であったが、近年再発見されたそうです。松・行く・柳・葛蔓(くずかずら)・千鳥が簡略化して描かれ、千鳥が可愛らしい。
川端龍子 八ツ橋
画面上下を分断するように、大きめな橋がかけられ、その上下に大きめなカキツバタが描かれている。間違っているかもしれないが、背景の金地には、金箔を貼ったように思えないし、金泥を塗ったようにも思えないので、まきつぶしの技法を使ったのかも?と思えた・・・。
光琳のと比べると、余白が少なく感じ、カキツバタが目に飛び込んでくるような気がした。
神坂雪佳 杜若図屏風
川端龍子と比べると、杜若も少なくして余白も多いから、より光琳に近いものとなっているような気がする。ただ、杜若の花は、群青のみでなく、所々に白い花もあり、色のアクセントとなっていた。
福田平八郎 漣
解説の一部には、こう書かれています。
『岡本東洋の写真を元に、群青の線のみを用いていて微風に揺らぐ水波を画面全体に描きだしたもの。』
杉本博司 月下紅白梅図
解説には、こう書かれています。
『長年取り組んできたゼラチン・シルバー・プリントによる写真作品制作に加え、近年、プラチナ・パラディウム・プリント作品を発表している。今回、尾形光琳「紅白梅図屏風」を撮りおろして、黒はあくまで黒く、階調表現の豊かさを誇るこの手法で展開した。光琳が昼ならば、杉本は夜。月が流水を照らす。梅は日中も香っていたはずだが、暗闇では一層香りを放つように感じる。視覚から情報が減る分、嗅覚が研ぎ澄まされるからだ。モノクロームにすることでは情報は減らない。別方向に拡張する。』
鈴木淳作 蓮池
6枚の襖絵。蓮の花は写実的に蓮の葉は装飾的に描いているように感じた。背景は金泥というよりも、黄土色のような気がして、言葉は悪いが、泥の中から伸びる美しい蓮の花。花には、青あ、ピンク、白と様々で、キレイですし、東大寺所蔵ということで、見ていると浄化されるような気分になりました。
加山又造 群鶴図
四曲一双の屏風。プラチナ箔の地の上にたくさんの優雅で美しいフォルムの丹頂鶴が描かれいる。急に何かに気づいたように左を一斉に向いている。
平松礼二 紅白梅
2つの画面に、左に白梅、右に紅梅を配し、あたかも光琳の紅白梅のよう。ただ、中央に配する川には黒い蓮の葉がびっしり描かれているし、両方の梅の幹も同じ感じ。
福田美蘭 風神雷神図
2013年の福田美蘭展で見て以来。
『もしも、フランシス・ベーコンが琳派だったら』というので、描いたそうです。
あと、会田誠の3作品<美しい旗(戦争画RETURNS)>・<紐育空爆之図(戦争画RETURNS)>・<群娘図’97>も良かった。
今回作品の画像を載せていないので、展覧会のチラシの画像を載せます。(クリックすると拡大します。)
今回、光琳の<紅白梅図屏風>と<燕子花図屏風>のそろい踏みも良かったのですが、この展来会のために制作した杉本博司さんの<月下紅白梅図>が素晴らしかったです。きっと根津美術館では、展示されないような気がするので、この作品を見に行くために行く価値はあると思います!
近現代美術も素晴らしい作品がありましたし、現代美術が好きな方は、特にオススメですし、たぶん、根津美術館では、現代美術の作品は展示されてないと思いますよ。
この写真は、美術館の中から熱海の海を撮ったものです。
この後わ ランチも食べてなかったし ぼくらわ テンションあがって 普段行かないお店に行こうと思って つくばエクスプレスの六町駅から 徒歩10くらいの場所にある<博多長浜らーめん 田中商店>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ
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どるち & えこう さん。
遠いから
チビクロ
あきらめてた展覧会ですにゃ。
いい作品が
展示されてますにゃ。
カッコイイ作品ばかりですにゃ。
やっぱり見てみたいですにゃ。
杉本博司さんの作品は、
MOA美術館さんが
注文したそうですにゃ。
チビクロも
実は、
3年くらい?前に
行ってことがあるですにゃ。
建物がすごく大きくて
びっくりしたですにゃ。
福田平八郎さんもいいですにゃ~。
会田誠さんみたいな
現代作品もコレクションしてるの
ですにゃ。
やっぱり
東海道線で
ゴトンゴトン行ったのですかにゃ?
MOA美術館わ 今回2回目だったけど 1回目わ 車で行って 上から入ったので 今回 あんなに長いエレベーターで上がって行ったのわ ビックリだったのだ
ブログにも書いたけど 光琳の2作を見に行ったんだけど カッコいい 現代美術の作品が見れて良かったのだ(どるち)
作品リストによると、福田平八郎さん<漣>の所蔵先は、『大阪新美術館建設準備室』だそうで、会田誠さんの<群娘図’97>は、個人が持っているそうですけど、他の2点は、『高橋コレクション』が所蔵のようですよ。(えこう)
どるち & えこう さん。
高橋コレクションて
精神科医の先生ですにゃ。
以前上野を歩いてた時
展覧会やってたのを
おぼえてますにゃ。
その時は、絵とかあんまり見てなくて
興味なかったのだけれど、
今だったら
みてみたいですにゃ。
杉本博司さん
ぐぐってみたのですが、
小田原ふるさと大使やってますにゃ。
アートイベントにも関わってる
みたいですにゃ。
なんかカッコイイこと
やってくれそうですにゃ。
「漣」という作品は、
大阪にいるのですにゃ。
いつかお会いできますにゃ。
福田平八郎さんの作品
タケノコのモチーフ
山種美術館で
見たことあるかもですにゃ。
3月は、
見たい美術展多くて
おやすみの日が
楽しみになりますにゃ~。
多くて、
東京オペラシティアートギャラリーで4月18日から開催される展覧会は、<高橋コレクション展(仮題)>だそうで、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
きっと、村上隆さん、奈良美智さん、会田誠さんの作品あたりは、きっと展示されると思いますよ。(えこう)