崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『愛憎』

2010年02月13日 06時16分33秒 | エッセイ
ある若い夫人さんから綺麗な赤い紙袋のバレンタインプレゼントをもらった。ローマ帝国の皇帝が兵士の婚姻を禁止したのにキリスト教の司祭が兵士を結婚させ、捕らえられ、処刑されたことから愛の記念日になっている。それが恋人たちの日となって愛のプレゼントとしてチョコレートが結びついたのである。それが今ではかなり違っていろんな形になって広がっている。
 帰宅してテーブルにしばらくおいて花と調和して鑑賞して食べる時鳩山総理の兄弟が醜く争う映像が流れた。以前にも書いたように韓国の「興夫伝」には意地悪い兄が出てくるが、「逆興夫伝」というか、弟の鳩山氏の意地悪い画像は「友愛」を壊すものであった。私に文部大臣として国家公務員教授として任命してくれたのが与謝野氏であり、恩恵を持って尊敬していたが、彼の鳩山氏の母親と兄弟関係に突っ込んで審問(社会正義?)する場面は日本人の愛を壊すように感じてしょうがない。
 愛が強ければ憎しみが弱まるという若い時に読んだカールメニンガーの『愛憎』(Love against Hate)を思い出す。愛が強くなり、憎を抑える社会になってほしい。


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