崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「居眠り時間」を設定

2012年04月24日 05時11分12秒 | エッセイ
集団登校中の児童ら約10人の列に軽乗用車が突っ込んで逮捕された少年(18)は「居眠り運転をしていた」などと供述したという。居眠りが本当の理由かは今のところ定かではないが、日本的な「居眠り文化」(?)を以て事故原因が述べられたことに注目すべきである。中国には古くから「昼寝」の習慣があることを知っている。それを皮肉に笑う日本人は多いと思われる。しかし日本でもそれを導入すべきではないだろうか。本欄で何回も触れたように公な場でも居眠りする人は日本では普通である。
 眠りは生理的な現象ではあるが、就寝時間、睡眠時間を守ることは幼稚園児から教える重要な項目であるが、大人が守れていないのが一般的である。フロイド心理学では人間の文化化の始まりは肛門期、つまりトイレトレーニングから初まるという。最近は授業中に学生がトイレに行こうとすることは珍しくない。人間の文化化が始まっていないような現象であろうかとも思う。日本で居眠りが一般的であれば「居眠り時間」を設定すべきであろう。私はいまだに公な場では一切居眠りしなかったが、最近在宅の時、テレビの前で居眠りすることが多々ある。私も居眠り時間を利用する歳になっているのかもしれない。

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