崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

テロは恨みの戦争

2015年11月18日 05時21分36秒 | 旅行
私が病院で混迷している時パリで大きいテロ事件が起きた。世界が驚くところからは個人の病気は何の意味もない。しかし個人は自分が危機に直面すると全宇宙と共に滅びたい気持ちになりやすい。それが新約聖書の黙示録に書かれている。ハルマゲドンである。フランスの大統領はテロを「戦争」と宣言した。正しくない。戦争は敵、戦線などがあるがテロは戦争論理では理解できない。テロは恨みと復讐によるものである。その背景に宗教、民族主義が絡んでいる。テロは恨みの戦争である。
 ニュースを見るたびにイエスと弟子たちがキリスト教を地の端まで普及する、いわば伝道活動をした地域で戦争とテロは続いている。なぜであろう。それより8世紀ほど遅れてマホメット教が作られて「伝道」をより強調するようになった。キリスト教は信仰としても、それより博愛、人権、結婚などさまざまな制度の基本精神として世界に広く影響している。しかし信者たちの中では信仰心が強いものが優遇される傾向があり、原理主義が現れ、テロ化されるものもある。国際化によって宗教の共存は難しい。他人の信仰には絶対干渉すべきではないという西洋の教養を身に着けるべきである。*写真は昨日お見舞いでいただいたものから
 

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