崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

中途半端な人生

2015年02月12日 05時26分26秒 | 旅行
韓国で英語教育が盛んなことは周知のとおりである。それを英語コンプレックスと言った人がいる。考えてみたら私も英語コンプレックスがあるようだが、それでも英語で情報を得るのが好きである。しかし英語の上達はできていない。ただ挑戦しているに過ぎない。10歳ころ米軍たちと品格のない単語を拾って使った時以来それほど進展はないと感ずる時が多い。国文学を専攻してからは英語とは縁が遠くなったようであるが、地方の高校教師として短い期間ではあったが英語を担当するという無理な経験により劣等感はさらに高調したのかもしれない。文化人類学を専攻するようになってからは英語原書を読み、大学では「原書(英語)講読」も担当したが常に劣等感は積もってきた感がする。
 今私の勉強部屋のテレビは英語放送のBBCとCNN専用に設置している。半分楽しい、まだ十分ではない。しかし劣等感の解消のためにも挑戦する気分で視聴し続ける。日本語も十分ではないのに英語はいつまでも中途半端かも知れない。ニュースなどほぼ生放送が多く、早いので臨場感がある。普通のテレビはビデオボックスに過ぎない感がある。後期高齢者が英語学習に挑戦していると、若者からは笑われるかもしれないが、元々人生とは中途半端なものかもしれない。

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