崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

宇宙旅行

2021年04月27日 05時36分33秒 | 旅行
  話す、文を書くのは、相手と交流ができるからだ。多くの方々から、はがきなどが届いている。今回研究所で出した雑誌の中の「シベリア調査旅行」の評を台湾植民地研究の権威者の文化人類学者からいただいた。

「東アジア文化研究」、ありがとうございました。おもしろく読みましたが、「シベリ
ア調査旅行」の一節は、驚きでした。スターリン統治下のソ連、朝鮮へのウズベキスタ
ン移住で、「強制移住による悲劇はなかった」という文章に接して、驚きました。日本
や韓国のメディアが間違えた報道をしているという移民の話、その人は、すでにロシア
人になったのでしょうか。考えこんでしまいました。いろいろと勉強になるエッセイでした。ありがとうございました。山路勝彦

 世界を回った生物学者の言葉は昨日紹介した。私は何を見てどう考えるかという現場での思考、つまり思考の過程を書きたい。主に一人旅の苦行談がメインだ。北朝鮮からシベリア、サハリン、カムチャッカ、中央アジア、そして台湾、パラオ、フィリピン、インドネシア、欧州からアイルランド、アフリカ、米州などに至る。このように私が地球を歩くことを話している間,テレビでは宇宙旅行をするアメリカ人と日本人の映像が流れている。そんなことに比べると田舎の鶏が市場の真ん中で(韓国の諺)、戸惑っているような話に過ぎない。しかし、旅先で多くの人々と会って、時には生活を共にして多くの交流を交わした体験がある。これらの体験を、どうやって読者に伝え、考えていけばいいのだろうか。地球を想う旅行記を書きたい。

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