崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『東京大学コリア・コロキュアム講演記録』

2015年05月24日 04時41分29秒 | 旅行
昨年10月東京大学韓国朝鮮文化研究室主催で公開講義した第二回コリア・コロキュアム『慰安婦帳場人の日記を読んで』が2014年度『東京大学コリア・コロキュアム講演記録』に掲載されることになって、私の講演時のテープ起こし文が届いた。現地調査の録音のテープ起こしを多くしたので人の話のテープ起こしの苦労をよく知っているので感謝、頭が下がる。しかしなかなか気分的に読みたいモードに入らない。自分の下手な日本語、言語力の限界を感ずるからである。また話し言葉と書き言葉は基本的に異なるので読むには不都合なものも含まれるからである。
 司会者が「昨今にぎわっているいわゆる慰安婦問題について人類学者でいらっしゃいます崔吉城先生がどういう風に考えられているのかということをお聞かせ願いたいと思っております。」と始まった。
 :韓国で出版され、新聞やテレビで大きく報道され、日本でも紹介されています。歴史家ではない私が韓国と日本の文化という観点から自分の意見を交えながら紹介したい、またできれば皆様方のご意見も頂きたい。それを出版するにあたって参考にしようと思いますと述べて話したものである。

 大学院生、教員、学者、一般人などの聴衆者の中には朝日新聞や毎日新聞、通信などの委員、記者たちも5-6人参加し、質疑が行われた。それらを参考にして一冊にまとめ、書き下ろし、出版の準備中である。これは危険な日韓関係を越える歴史観が提起できればと思っている。また他の方により韓国における米軍慰安婦に関する拙著の英語訳も大部進んでいて総合的に近い歴を正しく理解されることを心から願っているところである。

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