崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

続「ピーナツリターン」

2015年05月25日 05時20分49秒 | 旅行
 数年前、韓国の大邱の友人である病院の院長とホテルで朝食をとる時であった。彼は女性の食事の出し方を叱った。おそらく日本を含む世界を回りながらホテルなどのサービスのあり方を知っていたので注意したのであろう。高級レストランなどでは注文を受けたら各自のメニュをおぼえて丁寧に出すが、そうではない大衆食堂では丁寧さがなく、まとめて注文、スプーンやフォークなどをまとめてテーブルの上に放り出すようにして置く。丁寧になるためいには従業員の教育が必要である。職員の訓練など見えないサービスのための訓練組織がなければならない。生の人材そのままではよいサービスは難しい。地方に行くと建物は立派に建ててもきちんとしたマナーを身につけた人材不足と組織が劣悪で、サービスが低い。
 飛行機の中でのサービスは最高を狙うところであろう。KAL機の前副社長の趙顕娥氏は機内食のサービスを改善しようと叱ったのではないかと思われる。スチュワーデスの礼儀作法だけのものではなく、訓練組織などもバックアップされなければならない。しかし彼女の改善の思いつきが行き過ぎて怒りが爆発し、航空保安法違反などの罪に問われたのであろう。それがメディアからの報道、国民の財閥へのバッシングが激しくなり、地上での移動が航路変更の罪にて刑務所へ、結局三日前裁判所は無罪とし、釈放された。今度の一連のことを見て、韓国社会の罪と罰の行動が、かなり感情的な鬱憤とバッシングであることが明らかになった。それは外交においてもそのように見えるところが多々あると言える。

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2 コメント

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人間性??? (朴正人)
2015-05-25 12:53:51
チョヒョナ本人をかなり無理がある論理で擁護???する気持ち???はわかりますが、その調子で???100分の1でもいいからチョヒョナを擁護するように???セオロー事件の犠牲者の遺族を思えば良い意味で又、先生の違った人間性が見られるんじゃないでしょうか?   今回の判決、、、有銭無罪、無銭有罪ならぬ、典型的な有銭執猶、無銭服役と韓国の巷では皮肉られてます。
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Unknown (崔吉城)
2015-05-25 16:46:18
「擁護」「有銭無罪、無銭有罪」などは私には意味のない言葉です。
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