崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

朴仙容氏のエッセーから

2018年01月29日 05時44分52秒 | エッセイ

 続けて拙著に関して書くのは恐縮であるが、新しい貴重なコメントを紹介したい。これは書評とは言えないが、拙著『慰安婦の真実』を持って朴仙容氏が書いたエッセーである。「在日ニューカマーが日本にしっかりと定着し、その発言が韓日に影響を及ぼしている」と初めに述べている。私が慰安婦の強制連行という主張は早計過ぎると主張したことに「嫌韓日本人は大喜び、反日勢には聞き捨てならない」と予想できるがそれほど反応がない。それについて朴氏は「時代は変わった」という。「どっちの味方だ!」つまり一般人の反日論や嫌韓論は通じないという。「韓の相互理解に崔吉城氏の研究が欠かせなくなった」と結んだ。この本への反日派からの批判が予想されたが、そうではないことに彼は反日論も成熟しているかのように書いた。出版記念会で彼の論評に期待している。