崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ワンアジア共同体講座の講義のお知らせ

2018年01月15日 05時40分35秒 | 講義

 今日は新年初めのワンアジア共同体講座の日。講義担当の諏訪春雄先生が転倒にて負傷されたとの連絡があり、急遽、総合討論の時間に変更することにする。昨年末の講義には講師から連絡がなく、代講まで考えていたが直前に教室に到着されて無事であったが、今日は本当に代講をせざるを得ない。受講生には申し訳ないと思う。前回講義で緊張緊迫の北朝鮮への講義を思い出して、北朝鮮は“普通の国”である」という内容もあり、受講者の意見を聞きたい。また「民族と国家」という全体のテーマについても考えてみたい。矢内原忠雄は形式的な植民地と、実質的な植民地に区分した。つまりイデオロギーによって戦争とか植民地が行われる。そしてそれに伴い、人間の移動・移住などが行われると言うた。これは今でも通じる。日中関係、日韓関係が政治的に悪くても人の移動は激しくなっている。ただ北朝鮮はまだ「禁断の国」であり「楽園」と言っている。