崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

葉書に書かれた読者からのメッセージ

2018年01月21日 05時46分41秒 | 日記

 ハート出版から第4刷の本と読者からのメッセージが書かれた17枚の葉書が送られてきた。ほぼ全国からである。主に新聞広告から情報を得て書店での購入が多く、中には私に会ったことがあるという人もおられる。また『おばあちゃんの回想録 木槿の国の学校―日本統治下の朝鮮の小学校教師として』の編者の上野 幹久氏のものもある。「資料(日記)を公平な立場で客観的に分析されており、慰安所の本当の姿が浮き彫りになっています。多くの政治化に読んで欲しいと思います。論理的に反論していく材料としての価値は大きいと思います。時節柄、この本をもっと広告して欲しいと思います」

 肯定的な内容が多い。ネット上を含めて読者の意見を総合してみると政治や状況からの判断ではなく慰安所の自体を知りたいということである。特に著者である韓国出身の私に触れていないこと、つまり本の内容を中心に読んでいただいていることを知ることができた。桜井よしこ氏の貴重な書評でも私のことには触れていない。読者たちへ感謝と尊敬を表したい。