市内の書店に寄った。数日前拙著が店頭に平積みされていたが宣伝表示だけで本が売れ切れていた。下関でも10冊がアッという間に売れ切れたことは珍しい。本屋さんに追加入荷を依頼した。百貨店の占いコーナーに長い列ができていた。新年の運を気にしている人々であろう。年賀状を読んで、情報が入る。ソウルの友人李相日氏から年賀の電話、彼は80代の後半でも元気、友人グループはほぼ高齢となり、病弱だという。東京の高齢の友人からも転倒し、入院している話。また下関近隣の知り合いも緊急入院などのニュースばかりの新年である。今の内は私は何とか元気で仕事を続けている。ソウルの李氏は私の近況を聞いて健康以外の話は世間話として「つまらない」という。高齢者にとって最大の関心は元気、健康、家族、友人である。仕事から解放され、世俗から離れ、不浄から清められていくようである。死を考えながら生きるのは高齢者の特徴である。私は健康保持と仕事を並行していきたい。