崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

北朝鮮を訪問

2018年01月16日 05時34分26秒 | 講義

 昨日のワンアジア共同体の講義は私からまず全体のまとめから始まった。日本の植民地と戦争、東アジアから東南アジアへ、そして南米大陸へのスペイン植民地に至る広く経済、思想、戦争などを検討したことを総評した。鵜澤教授は梅棹忠夫の文明生態論をもってグロバール的に植民地文化論を説明し、さらに前回の福原氏の「北朝鮮は普通の国」ということについてより議論すべきだとイントロを含め、議論を深めてくださった。そして私が2002,3年に3回北朝鮮を訪問して直接取った映像を見せながら当時の北朝鮮の実態に迫った。感想文を読んでみると、多くの受講生はメディアの報道とは異なり新鮮だとコメント。ただ一人の学生は宣伝映像に過ぎないと酷評をした。目下米朝の緊張、そして南北の宥和とはかけ離れたような現状である。