崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「カッコウの巣」

2015年02月07日 05時37分33秒 | 旅行
 今私が視聴している韓国のKBSワールドは生放送は唯一夜の9時のニュースのみ、それ以外はドラマなど録画したもの、それも韓国で放映して時期の過ぎたものである。日本のテレビも録画したものを送るものが多く、テレビというよりはビデオ化の傾向と言ってもよいかもしれない。今度のイスラム国のニュースなどはインターネットに報道された。私も残忍な火刑映像をネットで見た。編集されていないネットには否定的な要因も多いがその流れを止めることはできない。テレビの編集から解放された時代になっている。編集を維持するためには規制や罰則、言論統制、独裁国家になるかもしれない。
 テレビニュースに一歩遅い新聞は文字を媒体としてハードルとなっている。テレビですでに見た新聞ニュースはすでに知っているものが多く、読者からはスキップしてしまう。それより読み物に目が届く。毎日新聞の余録(2015.2.6)に「カッコウのヒナの背中にはくぼみがある」のはニセの声で親心を刺激し、オレオレ詐欺に比喩して書いている。カッコウはモズやオオヨシキリの巣に卵を産んで育てる習性がある。そのヒナは仮親からエサをもらう。ニセの声で親心を刺激するオレオレ詐欺に話がつながる。
 今わが夫婦が今、夢中で楽しんでいる韓国ドラマに「カッコウの巣」がある。ここにきてやっと題がわかるようになる。代理母であった女性が育ての母の本妻を追い出して、一緒に生活する。子供が妾の女性の言葉に惹かれていくなか親権をめぐる裁判を前にしている。その結果は知りたくない。ドラマを見ながら考えたい。*写真はウィキペディアから