シンガポールでの第二日目は電車と歩きばかりで昨日の2倍は歩いた。電車に乗るたびにシルバー席reserving seatに座っていた人から席を譲っていただいた。日本の若者の居眠り光景とは全く異なっている。まず電車で居眠りする人がいない。日本は高齢化社会が心配だと思っている方が多いが、私は若者の衰弱化がもっと問題であると思う。今日の午前の半日はラッフルスプレースから上陸地の川辺を歩いた。アジア歴史博物館を観覧して、ラッフルスシティで昼食をとった。いたるところにラッフルスの名前が地名に刻まれている。彼はイギリス植民地統治者であり、このように記念されていることは何を意味するのだろうか。
午後国立博物館で日本占領時期の特別展があり観覧した。日本軍の残酷な戦争犯罪的なものが展示されている。ノートをとりながら集中してみているレーという名前の女性に英語で質問をした。彼女は勉強をするのではなく、ただ日本に関心があり、観に来ていると言う。私はこのような日本軍の残酷さを観ることが彼女にとって日本への関心はどうなるだろうかと老婆心で聞いてみた。彼女は歴史と現実を区別していると言う。歴史は持続するものであり、どう区別するのかと言う反問に彼女曰く「少なくとも今の日本人は人を殺さない」と言う。名答であった。
この度、シンガポール調査の最大の関心事が慰安所日記を書いた朴氏が住み込みで帳場の仕事をした家を探してみることであった。地下鉄の駅から降りて1時間ほど歩いて6人に道を訪ね、ようやくその番地の家の前に立って写真を撮ることが出来た。感動の時間であった。入り口の門の両側には竹、燈篭を乗せた柱などその時代のもののように感ずる。今日は不在のようだったが現在このお宅に住んでおられる方と今後、文通などで確認することが出来たらいいのにと希望を持ってみる。明日の早朝にはミャンマーへ向かう。
午後国立博物館で日本占領時期の特別展があり観覧した。日本軍の残酷な戦争犯罪的なものが展示されている。ノートをとりながら集中してみているレーという名前の女性に英語で質問をした。彼女は勉強をするのではなく、ただ日本に関心があり、観に来ていると言う。私はこのような日本軍の残酷さを観ることが彼女にとって日本への関心はどうなるだろうかと老婆心で聞いてみた。彼女は歴史と現実を区別していると言う。歴史は持続するものであり、どう区別するのかと言う反問に彼女曰く「少なくとも今の日本人は人を殺さない」と言う。名答であった。
この度、シンガポール調査の最大の関心事が慰安所日記を書いた朴氏が住み込みで帳場の仕事をした家を探してみることであった。地下鉄の駅から降りて1時間ほど歩いて6人に道を訪ね、ようやくその番地の家の前に立って写真を撮ることが出来た。感動の時間であった。入り口の門の両側には竹、燈篭を乗せた柱などその時代のもののように感ずる。今日は不在のようだったが現在このお宅に住んでおられる方と今後、文通などで確認することが出来たらいいのにと希望を持ってみる。明日の早朝にはミャンマーへ向かう。