崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

感謝心の塊

2012年05月05日 05時14分50秒 | エッセイ
 韓国から大型のダンボール箱が送られてきた。当然ソウルの姉から例のような食品と思って開けてみると春海保険大学校の学生一同からのハングルの手紙が入っている。2か月前に訪問してきた時私の知人の介護製品会社の「ひまわり」のデーサービスに穴見社長夫妻と一緒に案内したことを思い出した。車内で学生たちに社長の奥さんが韓国好き、特にヨンサマファンであることを紹介した。箱の中には味付けのりとアオサ、コチュジャン、その中にヨンサマ出演の映画DVD、ポスターなどが混ざっていた。その大きい箱が感謝の「心の塊」に変わった。
 早速社長さん宅へ届けることにした。数年間の教会の教友であるが久しぶりに会った。満面な笑顔に韓国からのお土産を届け、3月に来られた引率教授の金美淑先生と二〇数人の学生たちの話しなどをし、私と家内にとって連休のピ-クであった。話題は世俗的な話ではあってもクリスチャンとしての隣人愛の価値観が底流した。社長夫妻は韓国に新商品の登山、ハイキングどちらにも対応できる杖を送ろうとしていたとのことであった。車が見えなくなるまでお二人で手を振って見送って下さった姿に心が残った。今御夫妻は長く通った教会を離れ、私たちも大韓キリスト教会へ行っている。その教会はご夫妻のような方を数十年かけても伝道すべきであるのに、、、。その教会が言っている「伝道」をするということばはどういうことなのだろうか。矛盾していると感じた。(写真は両端が穴見夫妻)