崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ソウルのイテウォン梨泰院

2012年05月01日 05時07分26秒 | エッセイ
連休でソウルのホテルが満員、ようやくイテウォンのホテルに泊まった。私がこの一角に泊ったのは初めて、細道を歩いて、夜の街も歩いてみた。米軍キャンプ地域として軍隊の町、米軍相手の売春地域という偏見のようなものを持っている。それで今までたち寄らなかったのかもしれない。ホテルの窓から米軍官舎のようなものが見え、朝早く軍人らしき人がジョギングする様子が目に入る。建物や家の住所の番地表記が四角の枠内に数字を書かれている、アメリカ式になっている。第一銀行はStandard Chartered(写真銀行長)に改名された看板はここだけのことではないにしても西洋風。外人の姿が多く見えていて、英語の話し声が聞こえ、看板が多く目に入る。特に目立つのは両替のMOney Changerである。
 ある主婦の話しによると、課外授業への競争社会の話の中にこんな話もあった。子供特に男の子ペニスの長さを測り、その結果でどの程度身長が伸びるか予測し、必要に応じて成長ホルモンを注射して身長が伸びるようにするという。西洋人のように身長が高くなることへの強い欲望である。その話は事実ではあるとは思っても本当か疑いたくなる。昔韓国でもやしの成長を早めるために水銀を入れた人が社会問題なったことを思い出す。身長が高い子供たちを見ながらその話を思いだす。否、思いだしたくない気持ちであった。