崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

祖国訪問とは

2010年09月01日 05時13分19秒 | エッセイ
 アリラン祝祭観光を兼ねる「祖国訪問」に誘われて申請して昨夜説明会があって参加した。そこで私は不合格だといわれた。その理由は北朝鮮に親族がいないことなどが言われた。2000年には親族訪問で行ってきたのにその理由ではないだろう。以前にも2回申請したが朝鮮総連本部から許可が出なかった。。「禁止された国家、フォービデンカントリー(forbidden country)」とはいっても同族として人々と会って話をしたいのに断わられるのはなぜであろうか。コラムや論説などで日本の北朝鮮政策を変えるようにとも主張したなのになぜ断わられるのだろうか。
 しかしだからといって私がこれから北朝鮮や総連に対して反感を持つことはないが独裁が3代も続くのは北朝鮮の人民があまりも気の毒でかわいそうである。戦争や植民地が悪いが、もっと悪いのは自民族を弾圧し監獄化する指導者である。その国家にいささかも外部からの空気をいれることができない閉塞社会がいつまで続くのだろう。開放されることを期待する。