崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

明洞

2010年09月02日 05時49分32秒 | エッセイ
 私はここ韓国ソウルの中心地の明洞にいる。日本の歴史地理学者の現地調査に同行して韓国に来ている。仁川空港まで民俗苑出版社の洪鐘和社長が迎えに来てくれた。入管には自動通過もあり、迅速に対応するようになっており、ある韓国人は韓国の仁川空港が世界で一番良いと言っていた。一番とは別に、政府が国民のために社会を変えていっているのを皮膚で感じる。日本が保守、安定的であれば韓国は革新的であろうと感じた。保守と革新は常に必要なものであろう。日韓の調和が望ましい。
 出版社に寄った。この春、社員旅行で下関に全員が来たそのメンバーたちと挨拶を交わした。去年発行したした拙著の『映像が語る植民地朝鮮』の改正版を出すという嬉しい話も聞いた。写真のグレードアップ、内容も増補すると言った。2巻目の著作集についても相談した。夕食は「山内里」で韓定食を食べた。今日は台風7号の中、韓国中央博物館とソウル私立歴史博物館で古地図をみる予定であり、私は付いて行って勉強をすることになる。