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詩的断片 作品5

■旧暦7月20日、日曜日、

(写真)空腹

どうも家人らの評判が良く、ゴーヤの天ぷら、今夏3回目を作ることに。自家栽培のゴーヤでは、これが最後になる。しかし、小麦粉が切れていることに、ゴーヤを切った後に気がついた。仕方がないので、片栗粉をまぶして、素揚げにしてみたら、これが実にカラッと揚がり、いい緑を出して上手くいった。天ぷらもいいが、素揚げもゴーヤは旨いことを発見。他に、簡単な料理で、万願寺とうがらしを焼いて、食べやすい形に切って、豚肉のモモを湯どうししたもの(水分は十分に吸い取る)と一緒に、たれ(醤油、みりん、胡麻油、からし)で和える一品。涼味があって美味。

COAL SACK67号が届く。毎回、すごいボリュームである。今号は、300ページ以上ある。前々号から、大手書店の詩書コーナーで販売開始したようなので、ご興味のある方は、手に取られるといいと思う。今号は、いつにもまして執筆陣に気合いが入っている。同号に投稿した詩篇2篇と翻訳詩1篇を順次アップしたい。




夜への越境



鏡を越境して
ことばの国へ
夜また夜へ
おれの一瞬の回想が
だれかの問題の答えになる
歴史が放電される一瞬は
いつもなにげない
宇宙では命が例外
夜の王こそ正しい道である

その門より出でよ
ことばは
完全なる不完全
どこまでも
死は見えない
銀河では気の狂った者こそ
王なのである
夕が朝になるとき
ことばは消える
踊るのみ
気が狂えば狂うほど
花にちかくなる
石ころ一つ
夏野へ投げて
深い淵の音を聞く


初出「COAL SACK 67号」

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