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ドイツ語の俳人たち:Sabine Balzer(17)

■旧暦11月10日、水曜日、

腰痛が良くなったと思ったら、ここ数日、耳鳴りが激化。眠れてはいるのだが、耳鳴りは止まず。苦しい状態なので、明後日にカイロを予約。今年は、病気に悩まされた。苦の娑婆とはよく言ったもので、さまざまな苦がありますな。



旅は、初日、わたらせ渓谷鉄道の水沼駅をめざした。ここは、赤城山麓の猿川温泉から引いた温泉が駅の施設としてある。ホームに温泉があるのだ。露天風呂もサウナもあり、クーポン券利用で400円。ここで、ゆっくり1時間以上、風呂に浸かった。シーズンオフということもあり、平日でもあったので、入っているのは、ほとんど、地元のおじいちゃん。露天風呂では、前面に大きな山が見え、紅葉は終りかけていたが、雲の湧くあたりに人家が見えた。この辺は、猿が多く、畑の作物を食べたり、人家にいたずらするらしい。電車からも柿木を揺すっている猿や、人家の屋根にいる猿を見た。

(写真)わたらせ渓谷鉄道「大間々駅」の駅舎の上の風速計。




(Original)
auf der Straße in
der Rinne welke Blüten
wie ein gelber Strich



(japanische Fassung)
街の側溝に
枯れた花々
一筋の黄色い線のように


■日本でこういう風景は、晩春の桜が散る頃に見られる。桜の花びらが道の脇に吹き溜まっていたり、川面にピンクの筋になって浮いていたりする。この句は、枯れた花に趣を発見している点に惹かれた。(zur deutschen Fassung)
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