オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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涌井、浦和は暑いぞ

2019-08-01 05:24:17 | 千葉ロッテ

 

少しでも長いイニングを、とは前の試合後のコメントだったか、しかしそれが虚しくも聞こえてくる無惨にも4回8安打6失点と不甲斐なさすぎる内容で二軍落ちが決まりました。
吉井コーチは「投げる球は一軍」と評価をしているようですし、実際のところストレートはそこそこキレていて決め球であるスライダーの曲がりも悪くはありませんでしたが、しかしだからこそたちが悪い、外に構えても内に吸い寄せられたり内に投げたものがすっと真ん中に入ってしまったりと、この制球の甘さこそが現状を物語っています。
それでも以前のような球威があれば押し込めたり打ち損じを誘えていたものが今はそれもなく、このままではたまに狂い咲きをしても多くの借金を抱えたままでしょう。
これが四番手、五番手の投手であれば、あるいは若手であれば一つ一つが勉強との辛抱もできますがエース涌井、の残像があればどうしても見ていて苛立ってしまいます。
中途半端に抑えてズルズルといくよりも炎上をして変わるきっかけになれば、そう涌井には酷い言葉もかけましたが、だからこそ今回の浦和はいい機会だと考えます。
来季に34歳となればもうラストチャンスかもしれず、石垣島でのような特別扱いをされた緩い調整ではなくひたすら走り込み、体のキレを取り戻し、そして根本的なピッチングスタイルを造り直す貴重な時間としてもらいたく、その相談相手、指導者が申し訳ないながらも金澤コーチでは心許ないので、ここは清水直コーチを特命係としての復活劇を見せてください。
そんな早々に壊れた試合から東妻と石崎のニューフェイスをピックアップ、それぞれに魅力はありながらも課題も少なくはなく、どうベンチが我慢をし、導いていくかでしょう。
東妻はやや無駄にも思えるダイナミックなフォームから繰り出される140キロ台後半から150キロオーバーのストレートは文字どおりに手元でぐっと伸びるのは映像ではなかなか分かりづらくナマで見てこそ、しかしこれが走者を背負うとどうしても小さくなってしまい普通のストレートになるのは仕方がないにしても、素直な球筋が気にはなります。
またシュートしているのかさせているのか、スライダーにチェンジアップ系の変化球も宝刀にするにはどれももうひとつな感じですし、せっかくのストレートを活かすためにも落ちるボール、緩いカーブは欲しいところで、しかも軸となるストレートを殺さずにとなれば大変でしょうが実戦の中で掴み取ってもらいたいです。
一方の石崎は武田ばりのヘラヘラと一見してやる気の無さそうな素振りは置いておくとして、こちらも140キロ台後半のストレートが武器なのでしょうがせっかくのそれがサイドからの腕の振りからすれば当然、そして持ち味になるはずが流れるような軌道でコースアウトしてしまうようではどうにもなりません。
また一球ごとに捕手に歩み寄ることで投球間隔が長くなり、この手のタイプはちぎっては投げ、と打者に考える暇を与えない方がよいように思います。
高野も一軍デビューを果たしたようですから石崎も負けられないと気合いを入れているはず、次回はもっとテンポのいいピッチングを見てみたいです。
そして忘れかけていた野手陣は待って捕ろうとしたのはいいとしても足が揃って腰高だった三木の雑な守りに中村奨も二つのエラーを、またこんな展開でも最後に申し訳程度の代打清田、だけのほぼ九人野球とは何ともお粗末でベンチは平沢や三家らの将来などは何も考えていないのでしょう、うんざりとさせられました。


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◆7月31日(水) 千葉ロッテ−オリックス14回戦(オリックス8勝6敗、18時15分、ZOZOマリン、20,886人)
▽勝 山岡 18試合8勝3敗
▽敗 涌井 17試合3勝7敗
▽本塁打 吉田正20号(涌井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、陳冠宇、石川、酒居、東妻、石崎—田村
オリックス 山岡、近藤、海田、ディクソン—松井雅、若月

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