オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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欲しいときに欲しい一発

2019-08-08 06:05:27 | 千葉ロッテ

 

これまでロッテファンが渇望していたそんな贅沢が、ようやくに叶うレアードの存在の大きさです。
李承燁以来14年ぶりの30号、そして31号でソフトバンクを突き放してシーズン勝ち越しにリーチ、こちらも6年ぶりですのでお久しぶりの連続となります。
らしくない高打率はかなり下がってきてレアードレベルにまでなりましたが山川に1差に迫るホームランダービーに打点も11差のリーグ3位ですから四番としては充分な働きで、やや頭が突っ込みがちな一見すると体勢を崩されたかのようなスイングも遠心力によるものなのかぐんぐんと打球は伸びて、決勝アーチはレフトスタンド上段に突き刺さりました。
今日も先制点を叩き出したマーティンとの初のアベックアーチで大砲が二門、ホームランで全打点は痛し痒しのところはありますがこれも贅沢の一つ、味わえるときに味わいましょう。
また荻野を抜いてチームトップの.312となった鈴木のマルチヒットも大きく、球威に押されずに力負けをせずバットを折りながらもヒットゾーンまで運べるのはしっかりと振り込めているからこそで、外国人選手ならではのパワーとは違って練習のたまもの、緩かった石垣島でも連日のように遅くまで泥だらけになっていたチームの魂は無言で結果を残します。
投げては土肥が自己最長の7回を6安打零封、立ち上がりは先頭打者を出してピンチの連続も柿沼の肩とソフトバンク打線のミス、拙攻、早打ちにも助けられてペースを掴みました。
左腕の生命線ともなるクロスファイヤーの軌道が一番に腕が振りやすいのか右打者への内懐へ食い込むようなストレートが130キロ台後半ながらも効果的、かつそれを投げられる気持ちの強さこそが成長の証なのでしょう、それは左打者にとっての振り遅れにも繋がりますので、その勇気を忘れないでもらいたいです。
怖さはありますがむしろやや高めだったことが打者が手を出しがちにもなり、チェンジアップとの緩急でタイミングを外す柿沼のリードもはまっていました。
それだけに勝ち星がするりとこぼれてしまったのが惜しい、八回を任せられる人材が次々に消えていく窮状をどう克服していくかは吉井コーチの手腕にかかっています。
そして前日の岩下に続く悲劇、三木の死球が一昨年のそれを思い出させる苦痛の表情で大事に至っていなければいいのですが、相変わらずに全試合出場にこだわっているのかお約束のように終盤の守備固め、になっているかはさておき中村奨を外したことで上手く機能をしつつある打線の歯車が狂うよう事態にならないよう、ひたすら無事を願います。


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◆8月7日(水) 千葉ロッテ−ソフトバンク17回戦(ロッテ12勝5敗、18時15分、ZOZOマリン、26,077人)
▽勝 松永 33試合2勝2敗
▽S 益田 43試合3勝4敗20S
▽敗 甲斐野 46試合2勝4敗8S
▽本塁打 マーティン4号(スアレス)、レアード30号(スアレス)、31号(甲斐野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 土肥、松永、益田—柿沼、細川
ソフトバンク スアレス、嘉弥真、松田遼、加治屋、甲斐野—甲斐

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