オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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種市仁王立ち

2019-08-26 01:02:29 | 千葉ロッテ

 

種市が自己最長イニングタイの8回118球は奇しくも昨季にソフトバンクと対戦をしたときと同じで、しかしそのときはプロ初完投でかつプロ初の二桁奪三振ながらも東浜に投げ負けただけにきっちりとリベンジをしての7勝目はチーム勝ち頭、吉井コーチと目標にしている100イニング、防御率2点台も視野に入ってきました。
最初から飛ばした、との言葉どおりに二者連続三振から始まって140キロ台後半のストレートは高めも少なくはありませんでしたが球威があったために落差のあるフォーク、あるいはスライダーが低めに決まったことでの相乗効果にもなり、低調な相手打線ではありましたが8回4安打2失点と文句の付けようがありません。
5四球とアバウトなところもあれだけの力押しができればむしろアクセントにもなり、グラシアル、柳田、松田宣と怖いところをきっちりと併殺にとれば球数が少なかったことも終盤の失速を最小限に抑えらえた要因で、これは攻撃的な柿沼のリードもその大きな助けになったと思います。
牧原への被弾は七回で降板の予定だったところで勝ち越したことでの急遽の続投だったようにも見えましたから気持ちの整理がつかなかったのかもしれず、しかし最後まで攻める姿勢を崩さなかったからこそファールで粘られながらも凌ぎきれた、これは種市だけではなくバッテリーとしての経験値、これを岩下らの他の投手にも広げてもらいたいです。
最後は益田があまりにヒヤヒヤの抑えで「益田堤決壊」なんてタイトルが脳裏に浮かんでしまった、のはあるいはベンチで見守っていた選手たちもそうだったのかもしれず、明石を打ち取ったところでまるでサヨナラ勝ちのときのように勢いよく飛び出してきたその姿にホッとした、そんな喜びが見て取れました。
両チームともにバッテリーミスが絡んだ内野ゴロの間の得点、となった七回からそこまで静かだった展開が一気に流動的になりましたが、それだけに終わらずの追加点、サンスポなどはぼてぼてだった清田まで引っ張り出しての鈴木とで後輩甲斐野打ちなどと報じていますがその前の荻野、がとことん狙った右打ちこそが勝敗を決定づけたと言ってよいでしょう。
これで地元でソフトバンクに18年ぶりの10勝と笑いが止まらない3タテを食らわせましたが苦言を一つ、五回の平沢の本塁憤死はビジョンを見れば返球を受けた高谷のミットが浮いてから被せにいった隙間を足がすり抜けたようにも見えましたが、それよりも走路に残ったままのバットをあれは鈴木がどけなければならなかったのではないかと、あれではタッチをかいくぐるように右に回り込むこともできませんし視界に入ってスピードが落ちたりストライドがずれたり、何より故障の原因にもなりますからホームコーチよりも優先をして欲しかった、主審がどけることもありますから選手がそれをやってはいけないとのルールにはなっていないはずです。
ベンチとは反対側ですからその時間的な余裕があったかどうかは微妙なところではありますが帰ってから映像を見てみればその素振りもなかったので間に合う、間に合わないが理由ではないでしょう、プロではそれが認められないのであれば仕方がありませんが、タッチプレーの後にそのバットを拾ったのが高谷だったのがやたらと印象的でした。


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◆8月25日(日) 千葉ロッテ−ソフトバンク21回戦(ロッテ15勝6敗、17時、ZOZOマリン、29,947人)
▽勝 種市 22試合7勝2敗
▽S 益田 47試合3勝4敗22S
▽敗 高橋純 35試合3勝2敗
▽本塁打 井上22号(武田)、牧原3号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、益田—柿沼、細川
ソフトバンク 武田、嘉弥真、高橋純、甲斐野、モイネロ—高谷

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