オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

天敵はいつまで経っても天敵

2019-08-17 08:05:38 | 千葉ロッテ

またアルバースにしてやられて西村監督の術中にはまりました。
井口監督は「狙い球を絞り切れていなかった」といつもどおりの他人事にも見えるコメントを残していますが、それが指示をしたのに打者が絞れないぐらいにアルバースが変幻自在だったのか、それとも評論家チックに感想を述べているだけなのか、後者ではないことを願いつつ、内外に七色の変化球とばかりに投げ分けたアルバースは確かに上手かったです。
対しての西野も結果的には投げ負けた形にはなりましたが低迷の原因となっていた伝家の宝刀の不調、から抜け出しつつあるのかストライクゾーンからボールになる低めに制御できるようになってきましたし、これは進化と受け止めたいのですがそのフォークよりも多投するスライダーのキレが今後の生命線になるのかもしれません。
シーズン途中での先発転向ながらも100球超えをしっかりと投げ抜いて自身二度目の二桁奪三振は6年ぶり、まだまだ成長過程にあると確かな二歩目を記してくれました。
また三家も先日に続いてファールで粘って盛り上げてくれましたし、次こそは三度目の正直で三振ではなくヒットにはならずとも前に鋭い打球を飛ばして終えたいです。
気になるのはマーティンで、あれっ、と思った左への打球にプルヒッターからの変化かと期待をしたときもありましたが、しかし残念ながらそれは勘違いだったようです。
それは対戦チームもようやく分析が終わったのか勝負球が外に集中をしていることからも明らかで、それでも長いリーチが厄をしてか無理矢理に引っ張ってのゴロや外に落ちていくボールに手を出してしまったり、ぶつかるべくしてぶつかる最初の壁にぶつかってじわじわと率が下がってきました。
それができないからこそ低打率でメジャーから外されたのでしょうから簡単なことではないにしても、そこをNPBで克服ができればロッテファンからすればしんどくなりますがメジャー復帰への道も開けるわけで、マーティンシフトなどを敷かれる前に大村コーチ、河野コーチとの三人四脚で外のボールへの対策を練ってもらいたいです。


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千葉ロッテ

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オリックス

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◆8月16日(金) オリックス−千葉ロッテ16回戦(オリックス9勝7敗、18時、京セラドーム大阪、30,950人)
▽勝 アルバース 8試合2勝2敗
▽S ディクソン 26試合2勝1敗13S
▽敗 西野 33試合1勝2敗2S
▽本塁打 清田9号(増井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、酒居—田村
オリックス アルバース、増井、ディクソン—若月

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栗山プランの第三ラウンドも撃破して完勝

2019-08-16 04:23:54 | 千葉ロッテ

中田が故障離脱をして近藤は不振、先発陣がピリッとしない中で難敵の有原は巡り合わせで回避、好条件が揃いまくったカードではありましたが弱っている連敗中の日本ハムに足元をすくわれることなくきっちりと3タテを食らわせられたのは大きく、栗山プランは結果よりも経過であるにしてもめでたく攻略をすることができました。
これまた相性もあるのでしょうが佐々木が5回零封で2勝目はいずれも日本ハムが相手で、解説の森本に「打たせてとるタイプ」と言われてしまったのは哀しいですが本人の弁にもあったとおりにイニングの先頭打者を出すことなく、また左打者の外角低めへのコントロールがストレート、変化球ともにまとまっていたのが勝因の一つでしょう。
得点差もありましたから当然に六回、テンポよくいけば七回も、と思ったところでの86球での五回降板には驚きましたが吉井コーチの思惑はそのうちにブログで明らかになると思われ、継いだ中村稔が3回零封は先日と同様に最後まで投げさせてあげればプロ初セーブになるのにと残念ではありましたが、難病から復帰の南には最適な舞台でしたのでそれはそれ、その南はいきなり歩かせてはしまいましたが140キロ台半ばまでストレートはスピードが出ていましたし後続を断って復活への確かな一歩を踏み出してくれました。
そんな完封リレーを支えた野手陣のMVPには平沢を推したく、見逃し方が危なっかしくはありますが先制を演出する四球を選び、そして中押し、ダメ押しの二本のタイムリーで三木の負傷からスタメンに起用をされてここまで7試合で22打数8安打5打点の.364と打ちまくり、また6四球で出塁率はジャスト5割にもなります。
守備でも不安定なスローイングは相変わらずですが二回に王柏融の暴走へのマーティンからの返球は交錯をしたのか捕り損ないましたがそこからのフォローが素早くとっさのスローイングながらもホームにストライクの返球で田中賢を刺したのは流れからしても大きなポイントで、何より攻守ともにはつらつとしているのが喜ばしいです。
まだトータルでは2割にやっと届いたところでしかありませんが分母が小さいので.250程度まで上げるのはさして難しくはないはず、どれだけ結果を残しても藤岡が戻ってくればとの危惧はあるもののまだそれまで一ヶ月はあるでしょうから、ショートでのそれは微妙ながらもまずは三木と高いレベルで競い合ってそのときに備えましょう。
明日はこれまた足元を見すかされたかのようなアルバースを打ち落とせるのか、西野が二歩目を記せるのか、再びの5割で見る夢がうたかたでないことを願ってやみません。


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千葉ロッテ

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日本ハム

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◆8月15日(木) 日本ハム−千葉ロッテ20回戦(日本ハム11勝9敗、18時、東京ドーム、29,697人)
▽勝 佐々木 5試合2勝1敗
▽敗 杉浦 9試合2勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、中村稔、南—田村
日本ハム 杉浦、公文、玉井、堀、井口—清水

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栗山プランの第二ラウンドで吉田輝を叩き潰す

2019-08-15 01:09:38 | 千葉ロッテ

今月の半ばにして昨日で4度目の先発だった堀、と栗山監督のオープナー戦略は先発陣のコマ不足の裏返しでもあり、そんな中での吉田輝はロッテが相手なら何とかなるのではとの打算もあったのでしょう、しかしその栗山プランの第二弾も不発でここにきて苦手の日本ハムを相手に連勝で早々にカード勝ち越しを決めたのは喜ばしいです。
立ち上がりにやたらとストレートにこだわった吉田輝はもちろんそれが一番の武器だからにしても甲子園で見せたほどのえげつなさはなく、いきなり荻野が先頭打者アーチを叩き込みマーティンが歩いて鈴木が追撃のツーランを、変化球を交え始めてイヤな感じなったところでプロ初の二打席連発の荻野がトドメを刺しました。
それでも中田の故障があったにせよ四番に清宮を抜擢し、万波のスタメン起用など動く栗山監督が羨ましくはあり、この展開でレアード、マーティン、荻野は引っ込めても中村奨はフル出場で三家は守りだけの井口監督とは好対照でもあり、常に次を考えているか目先しか見ていないかの差が数年スパンでの両チームの成績差に繋がっているのでしょう。
そんなルーキー対決は小島が年長者の意地でプロ初勝利、前回登板では6回零封も打線の援護が無く悔しい思いをしましたが、今日は大量援護もあり6回1失点の好投です。
見た目よりはキレがあるのか打者が差し込まれる詰まった打球がそこそこあり、やや日本ハム寄りにも思えたジャッジでなければもう少し楽に投げられたかもしれません。
ただ抜けたボールが少なくなかったのも実際のところで打たせてとるタイプ的にそこは反省点で、未勝利なので余裕が無かったにしても7点リードであればもっとストライク先行で球数を減らすことを意識してもらいたかった、とは次への課題、最低でも7回、あるいは完投もと期待をしていただけに厳しめにギリギリ及第点といったところです。
さすがにもう二軍で再調整をさせるべき、と打たれ続ける唐川の炎上でかなりヒヤヒヤとしたはずですが、それも6回で114球も要した自らに起因するとの自覚は持ってもらいたく、また即抹消で10日間の間隔をもらえるのか中6日程度になるのかは分かりませんが、次は勝者の余裕で7回は投げられるようお願いします。
打線は中盤の沈黙が面倒くさい展開に拍車をかけてしまいましたが、立ち上がりに教育機関に成り下がらずに一気呵成のアーチ攻勢は見事でした。
またそれに終わらずにここで加藤とは如何に、の代わりっぱなを攻略できたのが終わってみれば試合の鍵で、失点直後のマーティンの一発、清田のタイムリーも大きかったです。
東條、松永を使わざるをえなかったのは痛恨ではありましたが東條にはさらなる自信を、松永には立ち直りのきっかけとそこは前向きに、明日も勝ってプラン完全粉砕といきましょう。


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千葉ロッテ

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日本ハム

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◆8月14日(水) 日本ハム−千葉ロッテ19回戦(日本ハム11勝8敗、18時、東京ドーム、35,905人)
▽勝 小島 5試合1勝3敗
▽敗 吉田輝 3試合1勝2敗
▽本塁打 荻野8号(吉田輝)、9号(吉田輝)、鈴木14号(吉田輝)、マーティン7号(西村)、大田15号(ブランドン)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、ブランドン、唐川、東條、松永、東妻—田村、細川
日本ハム 吉田輝、加藤、西村、井口、公文—清水

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栗山プランの第一ラウンドを粉砕

2019-08-14 02:15:20 | 千葉ロッテ

連敗中同士の戦いは数に勝るとは劣ると言うことにもなりますが4連敗中が6連敗中を制して、イヤらしい栗山プランの第一ラウンドを粉砕しました。
先日に打ち込んだ堀をオープナーにしたブルペンデーに五回まで僅かに1安打しか打てず、ようやく六回に先頭打者が出たかと思えばマーティンの強烈なライナーが牽制のためにベースについていた清宮の正面を突いてしまい、通常の守備位置であればライト線を破ったであろう打球でしたから本人からすれば消化不良なアンラッキーだったでしょう。
その清宮がプロ初四番とは空気を変えたい意図があったにせよロッテ戦だから、の意図も見え隠れして、そして先制に絡み、また初ヒットまで献上をすればあまりに悪い流れです。
しかし肝心要の秋吉が炎上をしたために白星であればヒーローに祭り上げられたであろう清宮もスポーツニュースでダイジェストの一部として取り上げられたに過ぎず、まるでロッテのお株を奪うかのような終盤での逆転負けですからこちらはガッツポーズ、このまま明日の第二ラウンドで吉田輝をも叩き潰す意地を見せてもらいたいものです。

石川は7回途中を8安打1失点ですから試合を作ってはくれましたが、初回にあっさりと先制を許してその後も毎回のようにピンチでしたから粘投ではあったものの好投とはなかなかに言えず、それでも全体的なばらつきはあったもののボールの走りは悪くありませんでしたし、それほど数は多くなくとも内を突く攻撃的な柿沼との相性もまずまずだったと思います。
ただそのスタイルが石川のそれとフィットするか、に疑問が無いわけではなく、淡々と打たせてとるのが本来の石川ですからそこに立ち返るのが一番ながらもその本来が機能をしていないのが現実であることからして次の一手、何か変わるきっかけを掴めた今日であれば大きな材料と言えなくもありません。
ここのところの力押しにも思えるピッチングに違和感があったのが正直なところではあるものの、通常とは逆、本人にその志向があるかどうかは定かではありませんが技巧から力投へのチェンジが成ればそれはそれで面白い、もっとも相変わらずに「今日もダメかと立ち上がりは思った」と思考はネガティブなままなのがネックではあります。
その石川が残したピンチに東條と松永の細切れリレーは連敗中の焦りも感じられましたが期待に応えて、そして八回の東妻は新機軸であればちらも材料になります。
中村奨の勝ち越しタイムリーに平沢のダメ押しスリーベースはいずれも前進守備だからこそではあったものの、中村奨は手応えのようなものを口にしていてそれがきっかけになればよし、また平沢も低めを上手くすくい上げての技ありの一打は四打席による成果ですのでベンチにもこれを起用のきっかけとしなければ嘘でしょう。
それはまだ早い、と思った井上の代走で登場をした岡の快走による同点劇も然り、最後は見逃し三振に終わりましたがファールで粘ってマウンド上の宮西にあきれた表情をさせた三家の粘りも然り、三家などは一秒でも長く打席にいたいとのオーラが出ていましたので三振でもあれだけの拍手があったのだと思います。
レアードを四番から外してさして変わらぬほど不振の井上を据えるなどベンチも考えてはいるのでしょうが、もう一歩踏み込んで、コップの中の嵐に終わらずに一二軍の入れ替えを活発にしてもらいたく、勝って冠の緒を締めよ、とは西岡の名言でしたが、勝ち試合にこそ変わるためのスイッチがここそこにありますので手を伸ばす井口監督であってもらいたいです。


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千葉ロッテ

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日本ハム

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◆8月13日(火) 日本ハム−千葉ロッテ18回戦(日本ハム11勝7敗、18時、東京ドーム、29,278人)
▽勝 東妻 12試合2勝
▽敗 秋吉 40試合3敗19S

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、東條、松永、東妻、益田—柿沼、細川
日本ハム 堀、バーベイト、村田、石川直、玉井、宮西、秋吉、西村—宇佐見

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切れ目の無い打線だな、こっちは切れ目だらけなのに

2019-08-13 03:28:19 | 千葉ロッテ

 

後ろに座っていた男性二人の会話が聞こえてきたのは六回表の攻撃中、とどめを刺されたイニングでした。
森に外のボールでカウントを悪くした挙げ句に置きにいったボールを痛打された陳冠宇に鈴木がかなり厳しい表情で、口調もとげとげしさのようなものが感じられたのはその表情によるものですが、二言三言ではなくそこそこ長い時間に「逃げるな」と叱咤をしていたのか、ここまで頑張ってきた陳冠宇だけに歯がゆさのようなものもあったのでしょう。
ソフトバンクに連勝をしてちょっとだけ夢を見させてもらいましたがそこからの4連敗で自力優勝が消滅、と現実を思い知らされたわけで、これまで指笛のようなものはままありましたがあそこまでの声を出してのブーイングが試合後の監督、選手たちに投げつけられたのは珍しいような、ロッテファンのストレスが可視化されたような気がします。
それにしても負け方が酷い、いずれもそこそこチャンスがありながらも決定打に欠いての同好会野球、と言っていいぐらいに少人数でこそこそやっているのを見るのにも疲れましたし、今日のこの展開でも三家に出番を与えないのであればベンチ枠の無駄使いですからお試し枠で投手を上げるべきで、こんな試合にまで唐川などを投げさせるからたたでさえ疲弊気味のリリーフ陣がドツボにはまる、のは明日から札幌でもないのに永野を抹消するタイミングが早いことにも顕れています。
そもそもが不甲斐ないミリオンダラーの先発陣、ボルシンガーは立ち上がりこそ珍しくストライク先行に喜んだのもつかの間であっという間にいつものだらだらモード、中村奨が止めることを優先すれば何とかならなかったのかは角度的に判断に迷いましたが懸念のとっさのスローイングにミスをやらかした平沢、ファンブルのレアードと足を引っ張られたのは気の毒ではありましたが、その過半は自らのテンポの悪さ、あっさりと先頭打者を出塁させるのもそう、そこに起因をするとの自覚がなければ今後も苦しいでしょう。
バッテリーとしても同点のきっかけとなた外崎のヒットは、その直前の内のボールをのけ反って倒れたことで外を選択したミス、とあれはブラフによる誘因だったと見ています。
投手が投手なら打者も打者、ようやく念願の規定打席に達した荻野、豪快な一発のマーティン、3安打猛打賞の鈴木、ここまでで決められないと点を取れる気がしません。
なだらかな下降線の中でもぱらぱらヒットは出ているレアードもポイントゲッターではなくチャンスメイクになってしまっていますし、打球が野手の正面を突くなどの不運はありながらも2割5分にも至らない五番打者ではまともに勝負をしてこない相手バッテリーに翻弄をされて、自分がとの力が入りすぎて追いかけてしまっているようにも見えます。
この状態で最悪の日本ハム、札幌でないのが不幸中の幸いですが先日に打ち崩した堀をぶつけてくる栗山監督の術中にはまるようであればまさに終戦、サイレンが鳴り響きます。


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西武

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千葉ロッテ

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◆8月12日(月) 千葉ロッテ−西武20回戦(西武12勝7敗1分、17時、ZOZOマリン、25,057人)
▽勝 ニール 11試合6勝1敗
▽敗 ボルシンガー 15試合3勝4敗
▽本塁打 マーティン6号(ニール)、外崎18号(酒居)、山川33号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、陳冠宇、酒居、唐川—柿沼、細川
西武 ニール、小川、平良—森

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現実逃避でもしてみるか

2019-08-12 02:32:41 | 千葉ロッテ

 

気にはなっていたのですが今日は主審がやたらと苛立つ素振りを見せていたマーティンのルーティーンなのでしょう、それこそ一球ごとに打席を外してバッティンググローブを締め直すのはかつての石川やボルシンガーの腰折れ運動のようにやや度が過ぎているような、そのうちにだめ出しを食らいそうです。
際どいコースも冷静にジャッジをしてくれていましたがそうでない輩はいくらでもいますので、また試合進行の妨げとされなくもありませんからほどほどがよいでしょう。
そんな試合とは直接に関係のないところに気を持っていってしまうほどに現実逃避をしたくなる、絵に描いたような、あるいは絵にも描けない、そんな鮮やかな逆転負けでした。

種市は7回7安打2失点、先日に日本人タイの23イニング連続奪三振で記録が止まりましたが改めてのスタートは毎回奪三振の12と文句のないピッチングで、これで勝てないのですからチームとしての課題が奈辺にあるかはあまりにも明らかすぎて、さすがに可哀想すぎました。
いきなりの秋山を三球三振はいずれも140キロ台後半のストレートで、その二球目を空振ったところで首を傾げていましたので手元での伸びがあったのでしょう。
源田にもストレート攻めで種市が首を振ってフォークを投げたようにどちらかと言えば柿沼がこだわっていたような、しかしそれが一回り目ぐらいからスライダー、フォークを活かす配球、各打者にストレートを意識させることにもなりましたから、もしそれを考えてのものであれば柿沼のリードもなかなかのものです。
前の試合ほどに低めにボールを集めることはできませんでしたが高めに抜けるようなボールもなく、右打者にスライダーを投げすぎたとは試合後の反省の弁でしたがあれは逆に低めにいったことで上手くすくわれたアンラッキーなところもあり、もう少し高めにいっていればポップフライになっていたのではないかと思います。
それでもそういった省みる気持ちがあってこそ次に大きく踏み出せるのですからただ打たれたのではなく分析が伴えば問題なし、これも成長の糧にしてくれるでしょう。
そんな種市の力投も虚しく二死から四球、そして決勝アーチを食らった松永、といったお約束の八回の難しさはあったにせよ、とにかく打線の決定力不足が際立っていました。
初回に鈴木のラッキースリーベースで幸先よく先制をするも一死三塁で追加点が取れず、二回の一死満塁ではマーティンの内野ゴロの間の1点だけ、三回は無死一二塁で後続がいずれも凡退と序盤で7安打1四球で僅かに2点でしかなく、四回はマーティンが盗塁死、五回は角中がゲッツーを食らい、ふらふらだった十亀の立ち直りを許してしまう不甲斐なさです。
得点機に常にタイムリーを打てるわけではありませんがあまりに酷い、中盤にあと1点でも取れていればとはたらればですが、まるでビデオの再生のような最終回の柿沼への清田の代打のみのほぼ九人野球は連日に何の冗談か、予約席の中村奨もそうですが井上の強引なスイングも重症で、そろそろ刺激を与えるタイミングに思えてなりません。
ベンチも柿沼がここまでやれるとは思っていなかったはずで、三木もそうでしたが平沢も四打席が担保されることで見逃し方にも余裕が見られますしとっさのプレーでのスローイングミスへの恐怖があるにせよ守りも安定をしてきたのも然り、角中も含めて2割5分にも至らないレギュラーへの過剰な期待は組織を殺します。


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西武

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千葉ロッテ

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◆8月11日(日) 千葉ロッテ−西武19回戦(西武11勝7敗1分、17時、ZOZOマリン、28,137人)
▽勝 小川 34試合2勝1敗1S
▽S 増田 47試合3勝1敗18S
▽敗 松永 34試合2勝3敗
▽本塁打 木村7号(種市)、栗山6号(松永)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、松永、東妻、東條—柿沼
西武 十亀、小川、平井、増田—森

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二木の越えなければならない壁

2019-08-11 08:19:47 | 千葉ロッテ

 

また二木が自己最多タイの7勝目を逃しました。
これで勝ち星から遠ざかって一ヶ月半、4試合のうちでリリーフ陣が打ち込まれての不運もありましたが防御率もいつの間にやら4点に近くなってきましたから一義的には本人の問題でしょう、勝ちきれないままに自らの壁を越えられなければ藤岡の二の舞、エースへの期待とは裏腹で悲惨な末路にもなりかねません。
気になるのはやはりストレートで、そこそこ数字は出ていましたがその数字ほどの伸び、キレが感じられずにそれでいて真ん中から高めとコントロールが甘くなれば今季初アーチの源田、プロ初アーチの佐藤となってしまうのも仕方なし、ストレートに引きずられてかフォーク、スライダーも浮きがちでしたので81球での降板もやむなしでしょう。
今の球質のままであればもっと低めを丹念に突くスタイルでなければ厳しく、悪くはないけれども何となく打たれてしまう、貯金の作れない投手になってしまいそうです。
人それぞれですから一概に言える話でもありませんがもう少し線を太くしないと中盤戦からのスタミナ切れの解消が課題のままになりそうでもあり、酷暑だけになおさらです。
二木を継いだ両左腕がもうひとつだったのも残念至極、中村稔は積極的に内を攻めてはいましたがやはり全体的に高めかつ制御をしきれなければそのタイプ的にしんどいですし、見る側にバイアスがかかっているからだとは思いますがマウンド上で落ち着きが感じられなかった永野はスピード不足で持ち味をアピールできませんでした。
昨季はもう少し腕が下から出ていたような気がしないでもないですが、いわゆる荒れ球チックでなかったことがロッテな不安をかき立てます。
打線はさりげなくスタメン復帰の中村奨への説明責任が欲しかったりもしますが最後の申し訳程度の清田、のほぼ九人野球で終わるような試合ではなかったはず、経験を積ませるべき柿沼から打席を奪うのも違うように思いますし、これまでは終盤に記録目当てに中村奨を使っていたのですからそこに三家や加藤でなければ嘘でしょう。
これではいつまで経ってもチームの層は厚くなりませんし、また選手の見極めもできないままに新陳代謝が後手に回りそうで、負け試合でも何かそういった仕分けが欲しかったです。


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西武

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千葉ロッテ

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◆8月10日(土) 千葉ロッテ−西武18回戦(西武10勝7敗1分、17時1分、ZOZOマリン、30,340人)
▽勝 高橋光 17試合8勝5敗
▽敗 二木 18試合6勝8敗
▽本塁打 源田1号(二木)、外崎17号(二木)、佐藤1号(二木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、中村稔、永野、唐川—柿沼
西武 高橋光、小川、ヒース、平井—森

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やっぱ奥川がいい

2019-08-10 03:44:45 | 千葉ロッテ

習志野がぎりぎりで初戦突破をしたとのこと、ドラフト候補とも言われている飯島が先発をしなかったのが気にはなりますが、福浦イヤーに好成績を期待したいです。
そんな甲子園での注目はやはり星稜の奥川で、94球での完封勝利で高校四天王、もしくは三羽烏と呼ばれるだけのことはあるピッチングを見せてくれました。
大船渡の佐々木が話題の中心で資質として抜けているのは間違いないもののロッテとしては体力面も含めてより完成度の高い奥川がよいと考えて推していますが、そうなればどの程度が佐々木から降りて奥川にくるか、入札候補としては明大の森下との三人に12球団が集中をしそうな気もしますが一本釣りで創志学園の西やJR東日本の太田あたりに散る可能性がどれぐらいあるのかも鍵になりそうで、ここは各チームの戦略と言いますか虚々実々な駆け引きを前提としてスカウトのコメントを読む必要があるのでしょう。
いずれにしても今年は投手中心のドラフトになりそうで、トニセンの涌井、石川、ボルシンガーがピリッとしない中でカミセンの二木、岩下、種市が奮投をしていますが井口監督が即戦力として森下と言い出しそうな危惧はさておき、来年以降のドラフトも意識をした三年スパンでの編成をお願いしたいです。
その来年には東海大相模の西川が超目玉になりそうな、山村や鵠沼、個人的な出身地繋がりの加藤と二年生野手が錚々たる顔ぶれで藤原らの大阪桐蔭を彷彿とさせますし、マリーンズジュニア出身の諸隈はロッテのスカウトが好きそうなタイプの左腕だったりもして、習志野とぶつかれば同僚だった角田、小沢、桜井との対戦が楽しみだったりもします。
そんなこんなで今年は投手中心、来年は野手中心と割り切った指名でもよいように思われ、少数精鋭などとわけの分からないことは言わずに大量補強で新陳代謝を進めましょう。


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一振りで連勝が止まる

2019-08-09 03:48:51 | 千葉ロッテ

粘り強く終盤までリードを保ちながらも前日に続いて締めの前段階で炎上をして、今日はそこからひっくり返すことができずに連勝が止まりました。
ブルペンの顔ぶれ、ここまでの奮投からして陳冠宇を持ってきたのは間違いではありませんでしたが、コントロールがままならずにストライクを欲した挙げ句の悲劇です。
七回まで投げきれる先発陣がほとんどいないだけにリリーフ陣は火の車で陳冠宇も登板過多での疲労ももちろんあったでしょう、吉井コーチも間を入れましたが修正をしきれず、もっとも先発をした佐々木が勝利投手の権利目前の五回途中での降板となったのがそもそもの転がり落ちでしたからこれで勝とう、はムシがよすぎたのかもしれません。
それでも今季初登板の永野がイニング跨ぎの死球がもったいなかったですしボール球を振ってくれたのに助けられたところもありましたが、左打者対策での一つの材料でしょう。
それよりもやはり佐々木、得意らしい日本ハムや打線が湿っているソフトバンクを相手にそれなりに試合は作ってくれましたが例えば西武を相手に抑えられるイメージがなく、変化球を駆使する組み立てはそれはそれで形なのでしょうがグッとこないという個人的な嗜好は置いておくとしても見ていて長いですし、そして疲れます。
入れ替わり立ち替わりで土肥らと先発ローテーションへの定着に向けて競っていますが、その先にいる二木、岩下、種市らに比べればメリハリに欠いてのレベル差は歴然です。
こと佐々木については故障あがりでもありますし結果を追い求めずにまず型を作ることが第一だと考えていますが、今日のピッチングの延長線上にその答えがあるとも思えません。
そんなピリッとしない投手陣に負けず劣らず打線もあとひと押しが足りず、内川が何度もやらかしてくれてそれらしくはなりましたがその分は二遊間にしてやられたといった感じです。
八回の同点機に食らったゲッツーが、との平沢の走塁への指摘が多そうですがあれはあれで仕方がないかなと思ったりもして、ゴロゴーはベンチの指示でしょうしあれだけ前進守備をされてしまえばインパクトの瞬間に何も考えずのスタートにならざるをえず、それで正面の小フライでは機敏に立ち回ったとしても戻りきれなかったでしょう。
そもそもが華麗な身のこなしで牽制をかわした荻野のバントミスを結果オーライのグラブキックの平沢が助けた側面もあり、あれを責めるのは酷のようにも思います。
今日はクリーンアップが枕を並べてブレーキとなってしまっただけに手の打ちようがなかったと、天気が心配ですが次のステージに向けて切り替えていきましょう、ケセラセラ。


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ソフトバンク

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千葉ロッテ

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◆8月8日(木) 千葉ロッテ−ソフトバンク18回戦(ロッテ12勝6敗、18時15分、ZOZOマリン、25,771人)
▽勝 加治屋 28試合3勝1敗
▽S 森 36試合2勝3敗22S
▽敗 陳冠宇 33試合1勝1敗
▽本塁打 長谷川勇3号(佐々木)、マーティン5号(加治屋)、今宮12号(陳冠宇)、デスパイネ27号(酒居)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、永野、東條、陳冠宇、酒居、東妻—田村
ソフトバンク 松本、加治屋、嘉弥真、高橋純、森—甲斐、高谷

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欲しいときに欲しい一発

2019-08-08 06:05:27 | 千葉ロッテ

 

これまでロッテファンが渇望していたそんな贅沢が、ようやくに叶うレアードの存在の大きさです。
李承燁以来14年ぶりの30号、そして31号でソフトバンクを突き放してシーズン勝ち越しにリーチ、こちらも6年ぶりですのでお久しぶりの連続となります。
らしくない高打率はかなり下がってきてレアードレベルにまでなりましたが山川に1差に迫るホームランダービーに打点も11差のリーグ3位ですから四番としては充分な働きで、やや頭が突っ込みがちな一見すると体勢を崩されたかのようなスイングも遠心力によるものなのかぐんぐんと打球は伸びて、決勝アーチはレフトスタンド上段に突き刺さりました。
今日も先制点を叩き出したマーティンとの初のアベックアーチで大砲が二門、ホームランで全打点は痛し痒しのところはありますがこれも贅沢の一つ、味わえるときに味わいましょう。
また荻野を抜いてチームトップの.312となった鈴木のマルチヒットも大きく、球威に押されずに力負けをせずバットを折りながらもヒットゾーンまで運べるのはしっかりと振り込めているからこそで、外国人選手ならではのパワーとは違って練習のたまもの、緩かった石垣島でも連日のように遅くまで泥だらけになっていたチームの魂は無言で結果を残します。
投げては土肥が自己最長の7回を6安打零封、立ち上がりは先頭打者を出してピンチの連続も柿沼の肩とソフトバンク打線のミス、拙攻、早打ちにも助けられてペースを掴みました。
左腕の生命線ともなるクロスファイヤーの軌道が一番に腕が振りやすいのか右打者への内懐へ食い込むようなストレートが130キロ台後半ながらも効果的、かつそれを投げられる気持ちの強さこそが成長の証なのでしょう、それは左打者にとっての振り遅れにも繋がりますので、その勇気を忘れないでもらいたいです。
怖さはありますがむしろやや高めだったことが打者が手を出しがちにもなり、チェンジアップとの緩急でタイミングを外す柿沼のリードもはまっていました。
それだけに勝ち星がするりとこぼれてしまったのが惜しい、八回を任せられる人材が次々に消えていく窮状をどう克服していくかは吉井コーチの手腕にかかっています。
そして前日の岩下に続く悲劇、三木の死球が一昨年のそれを思い出させる苦痛の表情で大事に至っていなければいいのですが、相変わらずに全試合出場にこだわっているのかお約束のように終盤の守備固め、になっているかはさておき中村奨を外したことで上手く機能をしつつある打線の歯車が狂うよう事態にならないよう、ひたすら無事を願います。


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ソフトバンク

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千葉ロッテ

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◆8月7日(水) 千葉ロッテ−ソフトバンク17回戦(ロッテ12勝5敗、18時15分、ZOZOマリン、26,077人)
▽勝 松永 33試合2勝2敗
▽S 益田 43試合3勝4敗20S
▽敗 甲斐野 46試合2勝4敗8S
▽本塁打 マーティン4号(スアレス)、レアード30号(スアレス)、31号(甲斐野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 土肥、松永、益田—柿沼、細川
ソフトバンク スアレス、嘉弥真、松田遼、加治屋、甲斐野—甲斐

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岩下が心配すぎる

2019-08-07 04:17:22 | 千葉ロッテ

鮮やかなサヨナラ勝ちでカード初戦を取っての五割復帰ではありますが、岩下の離脱があまりに心配すぎます。
報道では着地をミスって、とありますが映像を見ればベースカバーで踏み損なってもいたような、着地でダメを押してしまったのかもしれませんがあれだけの痛がりようは診察どおりに右足首の捻挫であればまだ不幸中の幸い、ありがちな痛みも腫れもひかないので再度の診察でアキレス腱だの靱帯だのとならないことを祈らずにはいられません。
宿痾になりつつある立ち上がりの不安定さを井上の好守もあって凌ぎきった直後だけに、このアクシデントは本人にとってはもちろんのことチームにとっても痛恨事です。
捻挫で済んでいたとしても軸足ですから最低でも一ヶ月程度はかかりそうですし無理は禁物、プロ入りからあちらこちらの手術で内二世を襲名しかけているだけにとにかく安全第一に徹して、強行をしてフォームを崩すようなことになれば悔やんでも悔やみきれませんからそこはベンチがグッと我慢をして本人が焦らないような環境作りをお願いします。
そんな緊急事態にスクランブル登板だった東條、ロングリリーフの石川など、途中で追いつかれこそはしましたが傷口を広げずに被弾だけに抑えたリレーは見事でした。
ふらふらだった酒居の2イニング目はちびりそうでしたがあっさりと抑えて、これがその裏のサヨナラ劇に繋がったと思い込めば酒居も少しは調子が上がってくるかもしれません。
そして清田、そこまでヒットを二本も損をした不運の鬱憤を晴らすかのような、ちょっと意外だった自身初のサヨナラアーチは打った瞬間にそれと分かる豪快な一発でした。
どんなに数字を落としても、ミスをしても使ってもらえる中村奨とは違って、かつては似たような存在でしたが今は鈴木に近い扱いとなっているこれまた鬱憤も晴れたのではないかと、マーティンに押し出される形になりがちですがここのところの勝負強さからすれば角中には負けていないはず、チームへの貢献度はかなり高いです。
気になるのはそのマーティン、首を傾げる二番での起用は失敗はさておきバントをさせるなどNPBの二番打者の型にはめてしまうのはいかがなものか、二番に置くのであればメジャーで新潮流になりつつあるらしい攻撃的なスタイルでいかないと面白くもありませんし、そんな二番打者を獲ったのかとも思ってしまいます。
もちろん打順に意味を持たせる、という視点から言えばバントで走者を進めるのは是なのですが、しかしそれであれば鈴木と入れ替えた方が機能をしそうですし、本人の希望どおりに角中を据えるとしてもマーティンと同じくいわゆる二番打者では持ち味を発揮できるとは思えませんから、二番の意味付けとその適性を考え直すべきでしょう。
また二本のタイムリーに貴重なアーチ、と活躍が続いても二打席凡退で代打を出される三木が不憫でもあり、ホント、このチームの起用原則が相変わらずにぐっときません。


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ソフトバンク

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千葉ロッテ

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◆8月6日(火) 千葉ロッテ−ソフトバンク16回戦(ロッテ11勝5敗、18時16分、ZOZOマリン、23,739人)
▽勝 酒居 40試合4勝3敗
▽敗 松田遼 37試合2勝2敗
▽本塁打 甲斐10号(東條)、デスパイネ26号(唐川)、清田8号(松田遼)

▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、東條、石川、松永、唐川、益田、酒居—柿沼
ソフトバンク 高橋礼、嘉弥真、高橋純、甲斐野、松田遼—甲斐、高谷

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西野は復肩への第一歩を踏み出す

2019-08-06 03:14:46 | 千葉ロッテ

西野が二年ぶりの先発勝利で復肩への第一歩を踏み出しました。
5回3安打零封の84球はもう1イニングと思わないでもなかったですが五回にピンチがあったことと久しぶりの先発だったことからすれば妥当な交代ではあり、もう少し長いイニングとは井口監督ですがそれは次の課題として、涌井と石川にボルシンガーと開幕ローテが総崩れをしているところに救世主の一人として名を上げたことだけでも大きな収穫です。
立ち上がりは抜けたボールもありどうなることかと思いましたが一回りをする前に落ち着きを取り戻して、やや少なめではありましたがフォークもそこそこ制御できていたのが何より喜ばしく、そのフォークもストレートもスライダーも低めに集めることができたのとボール先行でも慌てなかった、のは前日の種市と同じです。
このカードでは楽天打線がやや低調だったのに助けられたところはあったによせ、10連戦の厳しいところでしっかりと試合を作ってくれたのはまさに孝子出ずといったところでしょう。
二番手の中村稔も3回1安打零封は30球でしかなかったですし今日に上がりだった陳冠宇と入れ替わりで明日は外れるのでしょうから最後まで投げさせてプロ初セーブ、の記録を付けてあげればよかったと思わないでもないですが、それでもプロ初ホールドにはなりましたし失点はしましたが最後を東妻が締める形としたのは悪くもありません。
一方で打線は井上の一発はありながらも一回りまでは打てそうな気配が無かっただけにこちらもどうなることかと思いましたが、マーティンの打球がラッキーツーベースになったのはしっかりと走ったからこそ、そこからのチャンスに二本の犠牲フライは地味ながらもgoodでしたし、三木の豪快な一発から4四死球での押し出し、再びの犠牲フライの追加点もただ点差が開いただけではなく相手打線のやる気を無くすと言いますか意気消沈をすると言いますか、こういった点の取り方ができれば有利に試合を進められます。
それにしても警戒をしていた藤平には肩すかし、小さくまとまってしまったな、とまるでロッテ化をしたかのようなピッチングにちょっとガッカリしたのは勝者の余裕かもしれません。
そしてようやく決断をしたのか、の中村奨が最後に出てきたのには井口監督らしい試合だったりもして、地元に帰ってきてからのスタメンがどうなるかが楽しみでもあります。


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千葉ロッテ

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楽天

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◆8月5日(月) 楽天−千葉ロッテ18回戦(ロッテ10勝6敗2分、18時、楽天生命パーク、23,369人)
▽勝 西野 32試合1勝1敗2S
▽敗 藤平 3試合1敗
▽本塁打 井上19号(藤平)、三木2号(藤平)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、中村稔、東妻—田村
楽天 藤平、小野、辛島—太田、堀内

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種市ナイスピッ!

2019-08-05 03:07:04 | 千葉ロッテ

種市が見事なピッチングで二木に並ぶチーム勝ち頭の6勝目を手にしました。
これまでで一番の内容だったのではないかと思えるぐらいに文字どおりに相手をねじ伏せての7回3安打10奪三振での零封はナマで見たかった、現地のロッテファンが羨ましいです。
コントロールがまとまっていたわけではなくボール先行でスリーボールになることも多かった、からこそプロ初完投勝利、初完封を逃す自己最多の129球になってしまったのですが、それでも四球は1個でしかありませんでしたし、ベルトよりも上にいったボールは数球だったはず、とにかく低めが徹底をしていました。
柿沼のリードも抜群でキレのあるストレートを内に突っ込んだかと思えばストライクゾーンからボールになる落差のあるフォークを続けてみたり、かと思えばやや抜き気味のスライダー、そしてまたストレートと球種、コースともに的を絞らせない配球、それに応えた種市と、きっと明日の紙面には柿の種バッテリーの文字が躍るのでしょう。
柿沼は先制、そしてだめ押しに繋がるバントをきっちりと決めてあるいはチームでは屈指のバント巧者かもしれず、このバッテリーが間違いなく今日のMVPです。
打撃陣も三木が二本のタイムリーを放ち、久しぶりに五番の働きをした角中の中押しアーチ、そしてマーティンの二本目のヒットはプルヒッターから変化の兆しを見せてくれましたし、ルーキーの3イニング目ではありましたが平沢、三家にもヒットが出てお腹いっぱい、もちろん代打清田のトドメの一発も素晴らしかったです。
疲れもあるのかDHでの出場だったレアードの前のめり度合いが強くなっていて、井上は振り回しすぎ、もうショートは諦めようよ平沢、と気になるところはありましたし、同じマルチヒットの荻野や3安打のマーティンは早々に引っ込めながらもフル出場の中村奨への深い愛にうんざりの井口監督だったりもしましたが、しかし嬉しい勝利に変わりはありません。
16安打11得点ともなれば明日の藤平に沈黙をしてしまいそうですがいい加減にそういったのから卒業をして、西野の復活勝利での勝ち越しを手土産に地元に帰ってきてください。


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千葉ロッテ

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楽天

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◆8月4日(日) 楽天−千葉ロッテ17回戦(ロッテ9勝6敗2分、17時、楽天生命パーク、26,312人)
▽勝 種市 19試合6勝1敗
▽敗 石橋 21試合4勝6敗
▽本塁打 角中7号(石橋)、清田7号(寺岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、陳冠宇—柿沼
楽天 石橋、寺岡—堀内、太田

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拙攻合戦でスコアレスドロー

2019-08-04 01:44:32 | 千葉ロッテ

スコアレスドローとなれば投手陣が踏ん張って、それだけを聞けばそう思ったりもするでしょうが、しかし拙攻合戦の挙げ句のイメージが強い試合でした。
そういう意味では両チームともにバント失敗、走塁ミス、ゲッツーなどでチャンスを潰しまくりましたが6イニングも先頭打者が出塁をして三度の満塁のチャンスがありながらも1点も取れなかったロッテが負けに等しい気がしないでもなく、しかし一方で益田を救ったマーティン、東條を救った鈴木とファインプレーで守り切ったことからすれば勝ちに等しくもあります。
決め手に欠いたのは楽天も同じですし酒居、唐川、石川にヒヤヒヤしたことを考えれば引き分け上等、ぐらいに前向きに考えることにします。
ただ小島からすれば頼りない先輩たちだったでしょう、ピンチはありながらも6回を零封したのですからプロ初勝利を夢描いていてもおかしくはありません。
130キロ台後半のストレートに右打者が差し込まれていましたので見た目よりは伸びがあったのか、このあたりは映像では判断をしかねるところですが、前の試合ぐらいから内をしっかりと使い始めた田村のリードで外のチェンジアップが効果的でしたし、一つの抑える形への手応えは感じられたのではないかと思います。
そして松永から酒居へのスイッチは被弾が多いことからしてかなり疑問でしたが、それを嫌がったでもないでしょうがウィーラー、ブラッシュと大砲を歩かせた後の満塁で臆さずフォークを投げきったのは見事でしたし、何だかんだ言いながらも各投手がギリギリのところでしっかりと腕を振ったからこそだと、そう思えば少しは気が楽になります。
打線はマルチヒットのレアードが得点圏に走者がいるところで凡打だった、強い打球が野手の正面を突いた、などの巡り合わせやアンラッキーは楽天も似たようなものでしたが、井上が外野フライも打てないなど勝負弱さがあったのもまた実際のところではあり、もっと思い切った代打攻勢があってもよかったでしょう。
しょうもない守りのミスもやらかした中村奨は外の低めに落としておけばアンパイ、なのをいつまで我慢をするつもりなのか、今であればまだ三家の方が打ちそうな気がします。
チャンスを逃せば渋い表情の井口監督には打つべき手を打ったのであればさばさばとしてもらいたく、そうでなくそんな顔をするのであれば動いてください、選手は70人もいます。


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楽天

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◆8月3日(土) 楽天−千葉ロッテ16回戦(ロッテ8勝6敗2分、18時、楽天生命パーク、26,049人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、松永、酒居、唐川、益田、石川、東妻、東條—田村
楽天 菅原、ブセニッツ、ハーマン、松井、久保、青山、小野—太田、嶋

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何なんだろうな

2019-08-03 08:58:15 | 千葉ロッテ

リアル視聴ができなかったので見逃し再生をようやく見終わりましたが、ダイジェストだけでよかったとちょっと後悔です。
対戦防御率が5点に近い美馬を攻略しきれないのはいつもの繰り返しで、たまたまなのかもしれませんがやたらめったらロッテ戦での登板が多いのが頷けたりもします。
鈴木の打球が正面を突いたりの不運もありましたし試合としてはランダウンプレーでのミスがあったりもして、詰まるところは攻めきれていない勝負弱さと言ってしまえばそれまでですが、それであれば小技を絡めての揺さぶりをかけたかったですがそういった機会がほとんどなかったのは打順の巡りの悪さ、とでも思うしかありません。
プルヒッターぶりに磨きがかかりつつありますがマーティンのスイングに鋭さが増しつつあるのが数少ない材料で、そもそもが二番に置く意図が見えないことからして鈴木との入れ替えはあってよいと思いますし、機能をしていない角中とであれば本人の希望もありますしレアードを活かすための最適解ではないかとも考えます。
投げては二木が八回完投は評価できますが球数からすれば妥当なものでしかなく、序盤に田村の構えたところから一つ二つ内にボールが入ってしまった制球の甘さが全てだったかなと、そこを逃さずに叩かれてしまったのはこれまでに比べればまだマシではありましたがベース板の一部に注意を置いておけばそれで済むような田村のリードも理由の一つでしょう、マーティンにぶつけた楽天のそれに比べればまだまだ甘い、張本にお嬢さん野球と活を入れてもらいたいぐらいです。
ぶつけろ、などと言うつもりはありませんが腰を引かせてこそ外のボールが有効になるわけで、相手打者がどのコースでも軸を崩さないままに振り込んでくる理由を考えないバッテリー、あるいはベンチ、もしくはデータ戦略室であれば仕事をしていないとしか言いようがなく、今すぐにでも腰を引くこちらの打者のスイングと見比べてみてください。


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千葉ロッテ

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楽天

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◆8月2日(金) 楽天−千葉ロッテ15回戦(ロッテ8勝6敗1分、18時、楽天生命パーク、25,556人)
▽勝 美馬 17試合7勝3敗
▽S 松井 47試合1勝5敗29S
▽敗 二木 17試合6勝7敗
▽本塁打 銀次4号(二木)、中村奨15号(久保)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木—田村
楽天 美馬、ブセニッツ、森原、久保、松井—堀内

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