またアルバースにしてやられて西村監督の術中にはまりました。
井口監督は「狙い球を絞り切れていなかった」といつもどおりの他人事にも見えるコメントを残していますが、それが指示をしたのに打者が絞れないぐらいにアルバースが変幻自在だったのか、それとも評論家チックに感想を述べているだけなのか、後者ではないことを願いつつ、内外に七色の変化球とばかりに投げ分けたアルバースは確かに上手かったです。
対しての西野も結果的には投げ負けた形にはなりましたが低迷の原因となっていた伝家の宝刀の不調、から抜け出しつつあるのかストライクゾーンからボールになる低めに制御できるようになってきましたし、これは進化と受け止めたいのですがそのフォークよりも多投するスライダーのキレが今後の生命線になるのかもしれません。
シーズン途中での先発転向ながらも100球超えをしっかりと投げ抜いて自身二度目の二桁奪三振は6年ぶり、まだまだ成長過程にあると確かな二歩目を記してくれました。
また三家も先日に続いてファールで粘って盛り上げてくれましたし、次こそは三度目の正直で三振ではなくヒットにはならずとも前に鋭い打球を飛ばして終えたいです。
気になるのはマーティンで、あれっ、と思った左への打球にプルヒッターからの変化かと期待をしたときもありましたが、しかし残念ながらそれは勘違いだったようです。
それは対戦チームもようやく分析が終わったのか勝負球が外に集中をしていることからも明らかで、それでも長いリーチが厄をしてか無理矢理に引っ張ってのゴロや外に落ちていくボールに手を出してしまったり、ぶつかるべくしてぶつかる最初の壁にぶつかってじわじわと率が下がってきました。
それができないからこそ低打率でメジャーから外されたのでしょうから簡単なことではないにしても、そこをNPBで克服ができればロッテファンからすればしんどくなりますがメジャー復帰への道も開けるわけで、マーティンシフトなどを敷かれる前に大村コーチ、河野コーチとの三人四脚で外のボールへの対策を練ってもらいたいです。
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◆8月16日(金) オリックス−千葉ロッテ16回戦(オリックス9勝7敗、18時、京セラドーム大阪、30,950人)
▽勝 アルバース 8試合2勝2敗
▽S ディクソン 26試合2勝1敗13S
▽敗 西野 33試合1勝2敗2S
▽本塁打 清田9号(増井)
▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、酒居—田村
オリックス アルバース、増井、ディクソン—若月