オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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言葉だけが踊る

2014-07-07 02:27:49 | 千葉ロッテ

 

荒療治とは物事を立て直すための思い切った処置や改革を行うこと、ですのでどういった動きがあるかと期待をしていたのですが、今回も言葉が踊っただけでした。
目に付いたのはショートに細谷を起用したところぐらいで、しかしこれは荒療治ではなく無謀ではないかと、そんな不安が的中の逆転負けです。
江村の悪送球もベースからあれだけ外れれば止めることを第一に考えなければならないはずですので実質的には細谷のエラーではないかと、また決勝点となったお手玉も後ろに下がってバウンドを合わせ損なったものですから、これは本人には申し訳ないながらもショートで使った方が悪いとしか言いようがありません。
先日もロサが投げているところでエラーをやらかした細谷ですから、ロサに「ホソヤサン、キライ」と思われているのではないかと心配にもなります。
成瀬の一軍復帰が決まったからなのでしょうが松永を先発から中2日で中継ぎに起用したのも荒療治ではなく無鉄砲ではないかと、また試合後のブーイングが心に痛みます。
辛うじて今のポジションにいるのは日本ハムに大きく勝ち越していたからですが、その日本ハムを相手に2戦2敗、6失策ですのどうにもなりません。
初芝はいましたが日曜の夜に空席の目立つライトスタンド、緊急事態です。

涌井は今日もQVCマリンで勝てませんでした。
6回6安打3失点、自責点は2ですので先発としての仕事はしてくれましたが、やはり点の取られ方が悪すぎます。
下位打線に打たれての先制点に味方が逆転をしてくれた直後の失点と、ここぞというところで踏ん張りきれないピッチングが続いています。
五回の失点は今江のエラーがきっかけですので気の毒ではありましたがまたしても四球が絡みましたし、その立ち上がりも大事にいこうとする意識が強すぎるのか攻めるのではなくかわすような投球になってしまっているようで、左打者へのシュートがことごとくと言っていいほどに外れてしまったのが今日の全てだったような気がします。
6回で105球もそれがスタイルであるにしても多すぎますし、千葉の涌井になれる日はいつくるのか、そろそろ足が痺れてきました。

リリーフ陣は5回を1安打に抑えてくれましたので、今日はノープロブレムです。
その中でも大谷が秀逸で、スピード、コントロール、キレともに二重丸、このピッチングを見るとまた先発に、との色気も出てしまいますが、大谷を活かすには中継ぎであるべきだと思いますし、ここのところは益田が不安定ですので役割を入れ替えるのもありでしょう。
松永も便利使いですり減らすのは勘弁で、台所事情が苦しいのも分かりますが、目先に囚われすぎると結局は自分の首が絞まります。
先発、中継ぎともに結果が出ないのであればその役割のままに二軍と入れ替える、そうあって欲しいです。

打線は華々しくアーチが飛び出しましたが、結局は見所はそこだけでした。
井口も今江も真ん中の甘いボールを見逃さずに打った瞬間にそれと分かる見事なホームランでしたが、失投がなければなかなか長打は望めません。
三回、五回、七回、九回と得点圏に走者を進めながらもあと一本が出ず、だからこそ気がつけば最下位まで3ゲーム差というところにいるのでしょう。
その七回に吉田のところではなく伊志嶺のところに福浦を使ったのが引っ掛かりましたし、九回のサヨナラのチャンスで初球を打ち上げた清田はまた暫くは出番を失うのではないかと、何にせよ同じメンバーで同じ野球をやっていれば同じ結果になるのは必然と言えば必然です。
とりあえずは伊東監督に広辞苑でも贈ろうかなと、そんなことを考える初夏の夜です。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

日本ハム

0 2 0 0 1 0 0 0 0 0 1 4 7 0

千葉ロッテ

0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 6 3

◆7月6日(日) 千葉ロッテ-日本ハム11回戦(ロッテ7勝4敗、17時、QVCマリン、16,579人)
▽勝 クロッタ 37試合2勝2敗3S
▽敗 ロサ 28試合1勝3敗
▽本塁打 井口7号(中村)、今江4号(中村)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、大谷、松永、西野、ロサ―吉田、江村
日本ハム 中村、谷元、カーター、宮西、大塚、クロッタ―市川

 

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