ロッテの涌井としては西武ドームに初登場でしたが、西武ファンを悔しがらせることはできませんでした。
ストレートのスピードは出ていましたが抜け気味で、追い込んでも決めきれずに球数を増やしていくいつものパターンです。
初回にいきなり2四球で31球、加藤やハフマンの好守が無ければもっと早いイニングでKOをされていてもおかしくはないぐらいのメロメロなピッチングでした。
しかしこの醜態は予想ができましたし、涌井には申し訳ないのですが使った伊東監督が悪いとしか言いようがありません。
無期限で浦和に放牧、と言いながらも先発陣の頭数が足りないことで、短期間で一軍に戻してしまったのですから約束をされた結果とも言えます。
秋山のスイングは本人が走ったのですからミスジャッジの可能性が高いですが、あの程度のプレーで退場となったのは不甲斐ない涌井にヒートアップをしていたからでしょう。
明日の成瀬の代わりに浦和に落とすのは涌井であるべきですし、今度こそ無期限で涌井が涌井に戻るまで調整をさせて欲しいです。
それが涌井のためにもなるはずです。
打線は相手のミスにつけ込んでの一気呵成な攻撃で頑張ったのですが、ここぞというところでの浅村、栗山のファインプレーに阻まれたのが痛かったです。
こちらも上手くはないもののやたらと球際に強いハフマン、そして加藤が奮闘をしたものの、ベースの一角を空けるのはルールどおりではあるのですが川本にはガッチリとホームを守って欲しかったですし、負けてしまっただけにどうにもモヤモヤとした不快感が残ります。
スクイズで嫌らしく点を取ったかと思えば無死一塁で根元にバントをさせずに一死から次の川本に送らせたのもよく分からず、今江のスタメン落ちはなぜなのか、そもそも2割そこそこの根元であれば高濱らを使った方がよいのではないかと思いますし、根元だけではなく涌井、そして成瀬と結局は名前かよといった感じが否めません。
厳しいコースではありましたが代打で出てきた伊志嶺の見送りの三振も哀しく、自分の立場が分かっているのかと言いたくもなります。
グリエルの離脱は不甲斐ないチームに嫌気がさしたから、なんて噂もあるようですが、おそらくは試合を見ていたであろうデスパイネがどう感じたのか、かなり不安です。
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◆7月26日(土) 西武-千葉ロッテ13回戦(西武8勝5敗、17時1分、西武ドーム、28,994人) ▽バッテリー |