オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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勝たなければならなかった試合をあっさりと落とす

2014-07-22 00:11:28 | 千葉ロッテ

案に相違して内を突かずにフラフラだったスタンリッジ、細川のバッテリーと牧原、本多、今宮と球際の弱さを露呈したソフトバンク内野陣に、一方で鈴木、大松、田村が石川を盛り立てつつ逃しそうなチャンスを嫌らしいヒットで得点に繋げたロッテと、流れからして今日は絶対に勝たなければならない試合でした。
最後の最後にミスが出ての悔しい逆転負けは、真っ赤に染まったヤフオクドームだっただけに悔しさ百倍です。
得手不得手はあるのでしょうが送ることが第一義の場面でセーフティー気味にバントを失敗した岡田、そしてあの膝元へのボールは見逃したと言うよりは手が出なかったのでしょうから根元の三振は仕方がないにせよその三振の多い根元にオートスタートを仕掛けたベンチと、きっちりとバントを決めてきたソフトバンクに競り負けたのは必然と言えば必然でしょう。
明日が126球の完封勝利から中5日の古谷というのもよく分からず、相性を考えての順番であれば明後日が藤岡なのでしょうが、もし唐川であれば赤いサイレンがぐるぐるです。

石川はいきなり失点と不安定な立ち上がりでしたが、6回11安打4失点というほどに悪くはありませんでした。
ただ中途半端に高めに外したボールを痛打されるなど詰めが甘かったかなと、これまで抑えていた柳田、中村に打たれたのがもったいなかったです。
もちろん相手も研究をしてきますのでこれはお互い様で、ストレートもコンスタントに140キロ台が出ていましたし、伝家の宝刀のシンカーもまずまずでした。
粘りきれなかったのが反省点ではありますが、次の登板での修正は充分に可能でしょう。
あとは強気に内を攻めるリードの田村が今日はカーブをどこかに置き忘れていたのか数えるほどしか投げさせなかったのが、引っ掛かると言えば引っ掛かる感じではありました。
中後は今日も失点こそしませんでしたが角度とスライダー頼りのピッチングは相変わらずで、かなりのガッカリです。

打線は下位が踏ん張りましたが、今江のどれかがヒットになっていれば、田村のヒットが二打席目に出ていれば、とレバレバ炒め定食です。
いずれの打席もバントでは、と思ったハフマンがベンチの期待に応えての3安打猛打賞と頑張りましたし、逸機かと思ったところでのクルーズのタイムリーとデスパイネ効果か助っ人が全打点を叩き出しましたが、そのクルーズが淡泊なバッティングをしてみたり、ノーツーや初球からのミスショットだった加藤など、なかなか思うようにはいきません。
それでもハフマンと鈴木が打率を上げてきたのは打線にとってはプラス要因ですし、主軸がしっかりとすればもっと活きてくるでしょう。
福浦もらしい広角打法を見せてくれましたし、ヒットにはなりませんでしたが今江のバッティングも上向き傾向です。
そうなればやはり四番、ここを好調でもない井口に任せなければならない現状が続く限りは今後も厳しいでしょうし、同点止まりだった場合を想定してか八回にハフマンに細谷を代えられなかったベンチの気持ちの弱さ、攻めに徹しきれなかったところが今を象徴しているように思えます。
そしてファンや球団やベンチはまだしも選手にデスパイネ待ち、なんて気持ちが少しでもあるようでしたら、その選手には退場を願いましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 2 1 0 0 0 0 0 0 3 10 0

ソフトバンク

1 0 0 1 0 2 0 0 X 4 11 2

◆7月21日(月) ソフトバンク-千葉ロッテ16回戦(ソフトバンク9勝5敗2分、13時1分、ヤフオクドーム、38,561人)
▽勝 スタンリッジ 16試合7勝4敗
▽S サファテ 38試合4勝1敗22S
▽敗 石川 17試合6勝5敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、益田、中後―田村、川本
ソフトバンク スタンリッジ、五十嵐、サファテ―細川、鶴岡

 

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デスパイネの一軍デビューが早まりそうだ

2014-07-21 16:18:36 | 千葉ロッテ

デスパイネの来日が24日と発表をされました。
チームへの合流は25日とのこと、一軍への合流と言いますか試合出場は早ければ29日からと報じられています。
ただ練習はしているとは言ってもキューバはオフシーズンですし、グリエルが左脇腹筋肉炎症で長期離脱になりそうですから、無理をして故障をされては元も子もありません。
そんなこんなで地元デビューにこだわれば来月5日が妥当なところではないかとも思うのですが、シーズン1/3で70万ドルという年俸からして一日でも早いプレーを球団は望んでいるのでしょうし、今日のような主軸の決定力不足を見せつけられるとベンチも悠長に構えてもいられないのでしょう。
週末に二軍戦がありますのでそこで肩慣らしをして、問題がなければ一軍デビューは報道どおりの29日になりそうです。
もちろん期待が高いデスパイネですが一人に期待を寄せすぎれば期待外れのときにシーズン終了となってしまうのでほどほどに、と自分を戒めつつ、まずは木曜日を待ちます。

 

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先陣は石川

2014-07-20 22:03:31 | 千葉ロッテ

いよいよ後半戦です。
CS出場に向けての現状はチーム状態、ゲーム差からして相当な厳しさがありますが、まだまだ諦めません。
デスパイネが起爆剤となることで打線が活気づけば先発陣も気分的に楽になるでしょうし、個人事業主としての帳尻合わせができればチームとしての結果にも繋がるはずです。
ただあまり一人の選手に期待を寄せすぎるとこけたときの影響がでかすぎますので、66人の大きな輪で戦っていきましょう。
伊東監督には浦和も含めて調子のいい選手を起用するという当たり前でシンプルな戦いに期待をしますし、口を開けば愚痴しか出てこなかったオールスター戦とは違って何の制約もなく思うがままの采配が振れのですから、負けたとしても何かを掴める、前向きな野球をお願いします。
そして先陣はローテーションをずらしての石川、ホークスキラーの呼び名が重荷にならなければと心配にもなりますが、そういったプレッシャーをはねのけてこそのエース道です。
まだまだ成瀬、涌井、唐川には経験で及びませんが、藤岡とともに沈滞ムードを打破してもらましょう。
打線も因縁のスタンリッジに負けるわけにはいきませんし、普通に考えれば内角は投げづらいはずですが、捕手が細川ならむしろ内を突いてくるはずです。
そのあたりを見極めて、きっちりとお返しをしてくれるのを楽しみにしています。

 

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サバイバルのゴングが鳴る

2014-07-19 17:01:45 | 千葉ロッテ

デスパイネの加入でサバイバルのゴングが鳴る、そう思いたいです。
同じ右の外野手ということでハフマンはもう必死でしょうし、しかしクルーズだってうかうかとはしていられません。
ここのところの気の抜けたようにも見える拙守はそのアドバンテージを損ねていますし、チームトップの9本塁打もデスパイネが爆発をすれば霞んでしまいます。
噂をされる根元の昇格はそのクルーズの尻を叩くことも理由の一つではないかと、あっさりとスタメン落ちもあるでしょう。
そして一塁を守るようになった根元ですから細谷の存在意義も薄れるでしょうし、こと外国人選手だけの話ではなくなってきます。
とりあえずは香月と入れ替わりの根元でしょうが、その根元が機能をするようであれば細谷が井上らに取って代わられることも充分にありえます。
そういった競争があってこそのCS圏内への挑戦ですので、昨年とは違った大きな動きがあることを願いましょう。
何はともあれライバルシリーズのラウンドガール、せめて地元出身者にしませんか、とつぶやいておきます。

 

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美濃牛

2014-07-19 15:59:32 | 読書録

美濃牛

講談社

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かなりの超大作です。
電子ブックなのでページ数はよく分からなかったのですが、調べてみれば文庫本で770ページですから二冊分ぐらいのボリュームがあります。
自分にはピンとこない音楽のうんちくなどが多かったこともあり遅々として読み進まなかったのですが、思いもよらぬ病床で残りの1/3ぐらいを一気に読み終えました。
前作の『ハサミ男』の足元にも及ばないシンプルなミステリーではありますが手堅くまとめられており、どうやらシリーズの一作目らしいのでまあまあの出足ではないかと思います。

岐阜県の旧家で起きる連続殺人、リゾート開発を巡る一族内の確執、どこか昭和の香りがします。
そこに名探偵が登場ともなれば金田一耕助になってしまいますが、しかしそういった華々しさはありません。
トリック、と言えるほどのこともありませんし、その根底にあるオカルトチックな仕掛けというのも座り心地が悪く、そりゃないのでは、が正直なところです。
どこか謎を秘めた美少女の存在もやや中途半端で、プロローグとエピローグも肩すかしといったところでしょう。
そうは言いながらも赤毛に引っ張られて迷宮に踏み込んでしまったのですから作者の掌中で踊らされていたことにもなりますので、石動戯作の第二譚に期待です。


2014年7月18日 読破 ★★★☆☆(3点)


すっかりと病弱

2014-07-19 15:02:14 | 独り言

今月頭に喉が痛くなりパブロンを飲んでも治らないので病院に行って、処方してもらった抗生物質を三日飲んでも悪化をするばかりで、流行っているから念のため、と調べてもらったらビンゴの溶連菌、ペニシリン系の抗生物質に切り替えたらぶり返しがあったものの順調に快癒、ホッと一息です。
しかし本当にホッと一息だったようで、水曜の昼過ぎから下腹部に痛みが生じ、翌日に病院に行ってみれば腸炎と診断されました。
熱や下痢はさほどではなかったものの嘔吐が酷く、金曜になっても症状が改善をしないので再度の病院、唇がかさかさで脱水症状が心配をされるとのことでの収容です。
前日からほとんど何も食べられなかったのでブドウ糖、ビタミン、あと塩分だか何だかの点滴を腕に刺しての一晩で、ようやく昼過ぎに帰ってきました。
予定では今日は休日出勤だったのですが、その準備も含めて人任せになってしまって週明けが怖いです。
うーん、出不精を嫌って映画館通いなど無理をしすぎたかなぁ、と、すっかりと病弱な自分をどう立て直そうか思案中です。

 


後半戦はアジャ&デスパイネで

2014-07-18 01:45:25 | 千葉ロッテ

フレッシュオールスターで井上が、昨年の加藤に続くロッテとして二年連続のMVPを獲得しました。
カーブをうまくためてセンターに弾き返した一発目に高めのボールを力強く振り抜いて左中間スタンド上段に叩き込んだ二発目と、それに相応しい大活躍です。
浦和でも3割をキープしていますし、そのアピールを伊東監督がどう受け止めるのか、右の長距離砲ですのでニーズも合致しています。
今月末にもチームに合流と強行日程が噂をされるデスパイネとともに、後半戦の核となってくれれば言うことはありません。
ただデスパイネの守備力によってはDH、一塁と密度の高いポジションが悩みどころで、福浦が好調なだけに難しさもあります。
それでも来季以降を考えれば決断のタイミングではないかと、このMVPはいい理由付けでしょう。
また井口、サブロー、あるいは今江あたりの刺激になってくれれば一石二鳥ですし、AD砲の結成を期待したいです。

 

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ざまあ

2014-07-17 01:53:40 | 千葉ロッテ

いよいよ自分に課している50試合観戦が厳しくなってきました。
そんな今日は前日に乱闘がありましたので絶対に勝ちたい試合で、そして今季最多の13得点に同一カードで2試合目の完封勝ちとお祭り騒ぎです。
これだけ打ってしまうとまた次が心配になるのですが、今回はオールスター休みがありますのであまり気にする必要はありません。
引き分けを挟んではいますが久しぶりの連勝ですし、いろいろとあった前半戦でしたが次に向けての活力となる白星です。

とにかく打ちまくりました。
左を並べて、右を並べて、そしてニュートラルな今日は帆足が制球を乱して自滅をした感もありましたが、面白いようにヒットが続きました。
今季はむしろ左腕を打っている岡田が口火を切り、福浦も3安打猛打賞、今江にハフマン、クルーズがマルチヒットですのでバランスもよかったです。
前日の延長戦で中継ぎ陣が総動員だったからか帆足を引っ張ってくれたのもラッキーでしたし、たまにはこんな試合があってもよいでしょう。
中盤以降は沈黙をしたのも引きずる次がありませんし、インターバルが長いだけに勝って終わるのと負けて終わるのとでは大違いですから、よくぞ勝ってくれたといったところです。

先発の古谷もお久しぶりの白星で、この展開ですので追い風参考ではありますが、今季チーム初完封のおまけ付きです。
八回から香月、中後かなと思ったのですが、それよりも古谷に勢いを与えることを優先したのでしょう。
同じく川本を田村に代えてとの願いもバッテリーの呼吸を第一に考えたのではないかと、そのベンチの思いを受け止めて少しでも上向いてくれればと願います。
ただ振り回すだけの相手でしたが子守りのリズムも出てきましたし、あれだけもたもたしながらも石川と並んでのチーム勝ち頭、先発ローテーションが絶賛枯渇中ですので古谷の復帰はウエルカム、本音で言えばもう少し浦和で調整をしてから、ではありましたが、この短期間でここまで持ち直した流れを取ったのでしょう。
少しでも春先の自分に近づけるよう、屈んだ分だけの勢いでジャンプな古谷であってくれればと思います。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1

千葉ロッテ

2 0 9 0 0 0 0 2 X 13 16 1

◆7月16日(水) 千葉ロッテ-ソフトバンク15回戦(ソフトバンク8勝5敗2分、18時15分、QVCマリン、11,910人)
▽勝 古谷 17試合6勝2敗
▽敗 帆足 10試合6勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷―川本
ソフトバンク 帆足、金無英―鶴岡

 

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セカンド田村

2014-07-16 02:32:28 | 千葉ロッテ

今日も球場に行く予定がそれどころか仕事で午前様、どのみち延長12回の引き分けで家に着く時間は似たり寄ったりではありましたが、どちらが疲れたかは微妙なところです。
延長に入ってからは押し気味だったので勝ちたい試合ではありましたが、常に先行される展開で九回二死からの同点劇でしたから、これは勝ちに等しい引き分けでしょう。
そんな仕事中に届いた友人からメールには「根元真っ青」の一言のみ、帰ってきてからチェックをしてみればベンチ総ざらえの総力戦で田村がセカンドを守り、一二塁間を抜けていく打球を好捕するだけではなく体を回転してのスローイングは松中の足ではありましたが、それこそ根元真っ青なナイスプレーでした。
田中雅と同じく内野を守れることが田村にとって必ずしもプラスになるとは限りませんが、今は一軍での出番を増やすことを第一に貪欲にやっていってもらいたいです。

ショートに戻って雑なプレーまでもが戻ってしまったクルーズのエラーに足を引っ張られた唐川は7回途中で3失点、先頭打者を歩かせての失点もあり上出来とは言えませんでしたが、スッと入ってくるストレートを見られただけでも今日は収穫かなと思っています。
前回が乱調だっただけに、本人もベンチも一安心でしょう。
そしてここから益田、中後、香月、西野、大谷の無失点リレーで、この展開で中後と香月を使ったのにはビックリしましたが、とりあえずは抑えてくれて助かりました。
ただ激しく期待をしていた中後は球速が戻らずに面白みがなく、それでいてコントロールのばらけ気味は相変わらずですので先行きが不安です。
最後を締めた大谷は2イニングを任されたことからしてベンチの信頼を取り戻せたのかなと、またそれだけのピッチングでした。

飯田を打ちあぐねた打線はそれでも井口のタイムリーツーベスにどんぴしゃの川本の移籍後初アーチ、そして福浦のらしいタイムリーと粘りに粘りました。
打球が当たったことで興奮でもしたのかサファテが間に合わないファーストに悪送球をしてくれたのもラッキーで、デスパイネに負けていられないハフマンもナイスバッティングです。
そして岡田の足には敵わないと見るや捕球よりも体当たりで潰そうとする細川の汚い野球も健在で、せっかくFA移籍をしたのですから鶴岡には死ぬ気で頑張ってもらいましょう。
また明日も左腕の帆足が相手ですので前回と同じく左ではなく右をずらっと並べるのでしょうから、死球に怒ったサブローのお立ち台に1万ドンです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

ソフトバンク

1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 3 7 2

千葉ロッテ

0 0 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 3 7 1

◆7月15日(火) 千葉ロッテ-ソフトバンク14回戦(ソフトバンク8勝4敗2分、18時15分、QVCマリン、9,807人)

▽本塁打 川本1号(飯田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、益田、中後、香月、西野、大谷―川本
ソフトバンク 飯田、森、岡島、五十嵐、サファテ、森福、嘉弥真、柳瀬―細川、鶴岡

 

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絶景なっしー

2014-07-15 01:46:26 | 千葉ロッテ

まさかソフトバンクを相手に1-0で勝てるとは思ってもいませんでした。
涌井の放牧だけではなく「三番・背番号9」と福浦の後継者と期待をしてきた角中が腰痛まで引き継いでの登録抹消に、NPBの不手際が続いての不満顔な伊東監督のオールスター監督就任と面白くないニュースが続いていたのですが、この勝利は梨の妖精、ふなっしーのリベンジ登場がもたらしてくれたのかもしれません。
こうなったらマーくんらとともにロッテのマスコットに、は井口も真っ青な年収らしいので無理でしょうが、コラボグッズも既に第三弾ですので非公認マスコットでお願いします。

石川が新人王レースで争う上沢に並ぶ6勝目を、7回4安打無四球ピッチングの零封で飾りました。
プロ初完封は親指が攣ったことで逃してしまいましたが、見ていておかしいなとは思いつつも指先のマメでなかったのが不幸中の幸いです。
重さを感じさせるストレートに緩いカーブ、シンカーを上手く使ってソフトバンク打線を翻弄し、失墜した成瀬、唐川に代わってのソフトバンクキラー襲名といったところでしょう。
この藤岡とともにストレートで押すことで活きるタイプの石川は右左のエースになれるだけの魅力がたっぷりで、これまた成瀬&唐川に取って代わる勢いです。
異様なぐらいの早打ちにも助けられましたがそれだけコントロールが良かったということでしょうし、中5日ですので120点をあげてもよいと思います。
またテンポがよいので鈴木の弾丸トスのファインプレーが引き出されたのではないかと、今後も小気味いい快投を期待です。

準備はしていたでしょうが突然の登板となった松永、そして大谷を惜しみもなく投入しての最後は西野、三者凡退で劇場は閉宴です。
しかしこれで明後日の先発が誰になるのか、真っ当に考えれば中6日で古谷なのでしょうが木村、あるいは中後だったら拍手喝采です。
一番に一軍に遠いと思われていた田村がストライクゾーンを上下左右前後に広く使っての好リードで石川を盛り立てましたので、中後だって何かをやらかしてくれるかもしれません。
そんな明後日も気になりますが明日の唐川が炎上をするようであれば成瀬、涌井とともに唐川までもが浦和でバカンスとなってしまいますので、眠った鷹を起こさないよう願います。

打線は一気に湿って危険球退場のスタンリッジ、その後の継投を攻略しきれずに僅かに1得点でしたが、二死からの決勝点は見事でした。
デスパイネの獲得が現実のものとなると一番に弾き出されるであろうハフマンの危機感バッティングに詰まりながらの加藤のタイムリー、この嫌らしさに座布団10枚です。
ハフマン、加藤、そして大松と素敵すぎる外野守備に大きな綻びもなく、ただ加藤にはあの体に近い高めのボールを無理にバントをしにいってのミスをお立ち台で反省をして欲しかったかなと、左腕に対して果敢にスタートをしましたが盗塁も失敗ですので「伸びしろ」を見せつけられた試合でもありました。
またブラゼルは後頭部への死球でしたので状態が心配で、明日は左腕の飯田が先発ですので無理をせずにお休みでよいと思います。
とにもかくにも球場に着いたのがちょうど四回裏の円陣を組んだところでしたのでギリギリ間に合ったのがラッキーで、もう10分も遅れていたら沈黙試合となるところでした。
前回に1-0で勝った試合は翌日に二桁安打を食らってリベンジをされましたので、明日はそのリベンジといきましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0

千葉ロッテ

0 0 0 1 0 0 0 0 X 1 6 0

◆7月14日(月) 千葉ロッテ-ソフトバンク13回戦(ソフトバンク8勝4敗1分、18時16分、QVCマリン、16,854人)
▽勝 石川 16試合6勝4敗
▽S 西野 36試合1敗19S
▽敗 嘉弥真 27試合2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、大谷、西野―田村
ソフトバンク ファルケンボーグ、嘉弥真、柳瀬、森―細川

 

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涌井は浦和で放牧

2014-07-14 01:28:18 | 千葉ロッテ

遂に涌井も浦和行きです。
立ち上がりにいきなり4失点、二回も立ち直れずに2失点と、雨の中で応援をしてくれたロッテファンを絶望させる乱調ぶりでした。
追い込んでからのジョーンズへの死球で嫌な感じはしたのですが、ストレートもお辞儀をして伸びが無く、変化球でかわそうとしてもコントロールが甘く、まるで打撃練習のような真ん中のボールを痛打されての4回7安打3四死球での6失点ですから二軍落ちも仕方がありません。
伊東監督もゼロからのやり直し、無期限で調整と厳しいコメントを残しているようで、ただ同じような経緯だった成瀬、唐川の現状を見ればどこまでそれを徹底できるのかは疑問ですし、ローテーションを藤岡、石川、唐川の三人で回せるはずもなく、どこまで耐えて我慢をして乗り切っていくかが伊東監督の腕の見せどころでしょう。
そうなれば今日も登板をしなかった香月にでもチャンスを与えるのかとも思いきや、新しい人は今はいない、との発言もあったようですから、また急場を凌ぐために大谷と松永を先発に持ってくるのか、あるいは古谷を引っ張り上げるのか、しかし浦和で先発に戻った古谷ですが先日の登板では今ひとつでしたので、ここで上げてしまうのは賛成できません。
この状況で球団は何をしているのか、グライシンガーの代わりを獲らないままに今月を終えるつもりなのか、イライラはまだまだ続きそうです。

打線はこんな展開ですので、とは耳にタコなフレーズですが、ただ打つしかありませんので「追いつけない程度の反撃」で終わってしまいました。
ロッテファンにはなじみ深いこのフレーズも遂にサンスポにまで書かれてしまい、この歯車の噛み合わない歯並びの悪さが嘆かわしいです。
ここで一本が出れば同点、のチャンスはありながらも相手も簡単には打たせてくれませんし、武隈、藤原に続く舐められているんだろうな、の宮川に抑えられての敗戦です。
それでもいいとこ探しをしてみれば今日も加藤がマルチヒットで、今月はこれで6試合連続ヒットで5度のマルチヒット、31打数15安打と手がつけられません。
ただ荻野貴もそういった時期がありましたが一ヶ月弱でピークを終えましたし、加藤もこのまま打ち続けるのはさすがに無理でしょう。
だからこそ勢いのある今に丁寧に野球をやって欲しく、打撃はもちろんのこと今日も打球を後逸するミスをしましたので、防げるものはしっかりと防がないと綻びが広がっていきます。
来季に向けての数少ない光の一つですから、大胆かつ慎重にやっていってもらいましょう。
また井口が右方向にらしいバッティングができましたし、八回のチャンスに田村にそのまま打たせたのには拍手で、悪いことばかりでもありません。
そろそろ最後の連勝から二ヶ月が経ちますが18連敗をしたこともありますので記録にはまだ遠いのではないかと、気にしてもどうにもなりませんので前を向くのみです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 1 2 0 1 0 4 9 1

楽天

4 2 0 0 1 0 0 0 X 7 8 0

◆7月13日(日) 楽天-千葉ロッテ12回戦(楽天7勝5敗、13時、コボスタ宮城、22,832人)
▽勝 宮川 11試合3勝
▽S ファルケンボーグ 17試合2敗9S
▽敗 涌井 15試合3勝8敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、上野、金森―江村、田村
楽天 宮川、福山、松井裕、西宮、斎藤、ファルケンボーグ―嶋、小関

 

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神の御心のままに

2014-07-14 00:23:35 | 映画

きっと分からないだろうな、とは思っていましたが、やはり分かりませんでした。
そこまで宗教色の強い映画ではなかったのですが、それでも神が登場をすると信心の無い自分にはどこか別の世界での話のようです。
神、がGodではなくCreaterと語られていたようにも聞こえましたし、いずれにせよ神の御心のまま、とまでは悟れません。
ある意味でそれも一つのテーマではあったのでしょうが、人間のエゴが剥き出しな「ノア」でした。

ノア 約束の舟

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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ラッセル・クロウにエマ・ワトソン、そしてアンソニー・ホプキンスまでもが顔を揃えていますし、その映像からして壮大な叙事詩なのでしょう。
醜い争いを繰り返し、地表に悪をまき散らす人間を絶やすために神は洪水をもたらし、そしてノアに次なる楽園で生きるための動物たちの保護を命じます。
命じるとは言ってもノアが神の啓示として夢見たことを行動に移すのはこれこそが信心なのでしょうが、自らを犠牲にしてまでというところがやはりピンときません。
だからこそ人間のエゴ、思い込みと言ってしまえばそれまでですが、濁流に飲み込まれていく罪なき人々を見殺しにするところなどはむしろそこにエゴを感じます。
そういった矛盾の先に見えてくるもの、それがノアの息子のハムの逡巡、そして新たな第一歩なのでしょう。
旧約聖書がベースですので海外ではその解釈がいろいろと議論の的になりそうな作品でもあり、逆に言えば普通の日本人にはなかなか響いてこないように思えます。


2014年7月13日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

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パパはすごいでちゅ

2014-07-13 01:50:22 | 千葉ロッテ

今日こそは完勝かと思いきやギリギリでの逃げ切りで、バッテリーミスや走塁ミスがボロボロこぼれるBクラス同士の殴り合いが続きます。
これで上位と対戦をしたらどうなるのかと夜も眠れないのですが、そうなったらなったで不思議な勝利が転がってきたりもしますので野球は難しいです。
ただ全力でプレー、采配をしなければ僥倖すら望めませんから、危機感を持って前半戦の残り4試合を戦っていきましょう。

藤岡がパパ1勝です。
今季自己最長の八回を乗り切ることはできませんでしたが、7回までを1失点の素晴らしいピッチングでした。
しっかりと腕を振ってのストレートがあるからこそカーブ、フォーク、スライダーが活きる藤岡らしい組み立てで、最後の被弾がもったいなかったものの拍手喝采です。
100球の壁を越えられなかったことにはなりますが中継ぎ陣の登板過多がなければ頭から交代だったでしょうし、先発としての責任を充分に果たしてくれました。
降板、そしてお立ち台での涙は支えなければならない家族が増えたその日の勝利への歓喜のものなのか、最後まで投げきれなかった悔しさによるものなのか、そのいずれであってもピッチングに出ていた強い気持ちの表情こそが今季の藤岡の一番の成長ではないかと思います。
躍動感もあり、ファールで粘られながらも嶋に屈しなかったところなどは是非スポーツニュースで取り上げてもらいたく、これで折り返しと思わず12勝をノルマでお願いします。

打線は先発全員安打の16安打7得点、楽天投手陣のレベルの問題はあるにせよ、上向き傾向なのは喜ばしいです。
これだけ打ってしまうと明日が心配にもなりますが、終わってみれば接戦でしたのでかえってよかったかもしれません。
毎試合のように打順が変わる、と実況に何度も言われてしまったオーダーはブラゼルを外して四番に井口を据える伊東マジックで、その井口が勝ち越しツーランに貴重なタイムリーと大活躍、最初の打席のスイングを見れば外寄りのボールがダメダメで打てる気がしなかったのですが、美馬のプレゼントボールで井口らしい右方向への強い打球が復活です。
ただこれが続くかどうか、続いてくれれば「ニュー夏井口」なんてフレーズを考えたくもなるのですが、何にせよ暫くはDHでよいでしょう。
そうなるとブラゼル、福浦の使いどころが難しくなってきますが、それもベンチの楽しみのはずです。
そして加藤の勢いが止まらずに今日も広角に打ち分けての3安打猛打賞、バント失敗は猛省ものですし、その守備は三回の打球の追い方を見れば岡田に慣れているだけにかなり見劣りをしてしまうのですが、今は失敗を怖れずに前に出るプレーを心がけてくれればよいと思います。
また藤岡を救ったハフマンのダイビングキャッチもだからハフマン、ですし、八回のタイムリーツーベースが結果的には決勝点でしたのでヒーローの一人でしょう。
そのハフマンの走塁ミス、難しいバウンドではありましたが止めるのではなく捕りにいこうとする金澤のキャッチング、そしてスクイズ失敗と不細工なプレーもありましたがこれらをゼロにすることはできませんし、角中や井口がしっかりとカバーをしたこと、即座に福浦が藤岡に声をかけたこと、などチームの雰囲気はいい感じになってきているようにも見えます。
その流れを強めるためにも明日、涌井には「あの涌井が」と言われるぐらいの気合いを表に出したピッチングを期待します。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 1 0 2 0 1 3 0 7 16 0

楽天

0 0 1 0 0 0 0 4 0 5 10 1

◆7月12日(土) 楽天-千葉ロッテ11回戦(楽天6勝5敗、14時、コボスタ宮城、21,620人)
▽勝 藤岡 14試合5勝5敗
▽S 西野 35試合1敗18S
▽敗 美馬 13試合2勝9敗
▽本塁打 井口8号(美馬)、西田5号(藤岡)、ラッツ4号(ロサ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、ロサ、松永、西野―金澤
楽天 美馬、金刃、クルーズ、戸村、永井―小関、嶋

 

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頬骨が残念

2014-07-13 01:00:16 | 映画

眠れる森の美女、を全く知らないことに気がつきました。
王子様のキスで目覚めるところで白雪姫と混同していたのですが、そもそも白雪姫はグリム童話では棺が揺れた拍子に喉に詰まっていた毒リンゴを吐き出して息を吹き返したとのこと、しかも王子様ではなく死体愛好家だったという版もあるそうで、なかなかに奥深いです。
今日の「マレフィセント」はその眠れる森の美女の悪役、マレフィセントが主人公で、その視点から描かれた珍しい作品となっています。

マレフィセント

ウォルト・ディズニー・ジャパン

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思っていたよりは面白かったです。
3Dもありますのでそれを意識した無駄な描写も多々ありますが、悪の象徴である魔女を主人公にしながらも家族連れで安心して観られる出来に仕上がっています。
魔女、ではなく実のところは妖精で、愛し合ったはずの人間に裏切られて翼を失い、その復讐に男が国王になって娘を授かったときに呪いをかけて16歳になるまでに永遠の眠りにつく、その呪いが解けるのは真実の愛のキスのみ、といったところから話が始まります。
真実の愛、のオチがかなり分かりやすすぎたのがあれでしたが、娘を愛するがゆえに堕ちていく国王と、いつしか母親の愛に目覚めていくマレフィセントの対比が秀逸でした。
ちょっと残念だったのがアンジェリーナ・ジョリーの頬骨で、そもそもがそういった顔つきながらも悪を表現したいがためか強調されていたのに違和感が強く、そのストーリーとともにふくよかになっていくところなどはなるほどと思ったりもしましたが、どうもそこばかりに目がいってしまって困ったのが正直なところです。


2014年7月12日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


打たれすぎ

2014-07-12 04:09:09 | 千葉ロッテ

連勝ができないことには慣れてきましたが、それにしても打たれすぎです。
今日で4試合連続の5失点以上、今月は9試合で55失点ですから2勝7敗で借金が増えていくのも当然でしょう。
左肩痛から復帰をした成瀬は浦和での炎上を焼き直ししたかのような5回途中での6失点でマウンドを去り、最後はここのところ奮闘をしていた大谷が打たれての負けですからまあ諦めはつくものの、やはり先発がピリッとしなければこうなってしまうという、先のカードと同じくBクラス同士の低レベルな殴り合いとなってしまいました。
松井裕から点を取りましたので不名誉なスポーツニュースにはならなかったのが救いと言えば救いで、でもそろそろ完勝な試合を見せて欲しいです。

打線は相手を上回る13安打とヒットは出るようになりましたし、則本が勝手にこけただけですが7得点ですので文句はつけられません。
ただやはり六回のクルーズの走塁ミスなどもう一押しを自ら放棄してしまったのが、いつもながらにもったいなかったです。
そんな中で今日も目立ったのは加藤で、先頭打者アーチは風に助けられてのスタンドインでしたが4安打猛打賞で打率はジャスト3割、かなり球数を投げさせましたしいい仕事ができたのではないかと、必ずしもクリーンヒットばかりではありませんでしたが今は結果が出るのが一番です。
金澤が3三振だったのを筆頭に12三振はどうよ、とは思いながらも全てが空振りですのでまあいいかなと、とにかく明日も思い切り振ってください。
カードの頭を取ってもなかなか勝ち越しができないのですから、明日に勝てれば意外に勝ち越しができるかもしれません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

1 0 4 0 0 1 1 0 0 7 13 0

楽天

0 3 0 0 3 1 0 1 X 8 12 1

◆7月11日(金) 楽天-千葉ロッテ10回戦(楽天6勝4敗、18時、コボスタ宮城、16,119人)
▽勝 西宮 30試合3勝
▽S 斎藤 23試合1敗3S
▽敗 大谷 19試合2敗
▽本塁打 加藤3号(則本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、金森、松永、ロサ、大谷―金澤、江村
楽天 則本、長谷部、クルーズ、松井裕、西宮、斎藤―嶋、小関

 

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