オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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四季

2014-07-09 21:27:47 | 読書録

四季 春

講談社

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四季 夏

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四季 秋

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四季 冬

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S&MシリーズとVシリーズを繋ぐ、と言ってしまうと時系列的には正しくないのですが、それに近い位置づけの四季シリーズです。
もちろん主人公は真賀田四季なのですが、両シリーズの登場人物の人間関係を明らかにするのも目的であったでしょうし、その答え合わせがしたいがために四冊を一週間ちょっとで読み切るという自分にしては性急な、そんな一気読みに近い読み方をしてしまいました。
ただ読み終えてみれば自分にはレベルが高すぎたかなと、答え合わせの正解は嬉しくて過去の作品を思い浮かべるなどしてそれはそれで楽しめたのですが、Vシリーズに拍車をかけるような独白、生命とは何か、といった哲学的な内容にポツンと置いていかれてしまったのが正直なところです。

春は複数の登場人物の一人称で描かれているのでかなり分かりづらく、しかし中盤で種明かしがされますのでさほど難解ではありません。
ただ少女時代の四季と其志雄との会話が最初のハードルで、ここで躓くとかなり厳しいことになるでしょう。
夏になると保呂草潤平と各務亜樹良がそれなりに重要なポジションで登場し、その年齢を重ねた今がちょっと意外でもあり、また哀しくもあります。
そして妃真加島の最初の殺人事件に至るまでの四季が描かれていますが、やはりその論理構造は凡人にはピンときません。
その凡人には秋が一番に惹きつけられたのは犀川創平と西之園萌絵との関係に僅かながらも動きが見られたからで、しかしかなり消化不良気味ではあります。
最後の冬はもうさっぱり分からず、アンドロイドや宇宙や100年の時の流れとなってしまうともうお手上げで、かなりの斜め読みとなってしまいました。
過去のストーリーが途中で重ねられるなどS&Mシリーズ、Vシリーズを全て読んでいることが大前提となっていますし、森ファン向けのプレゼントにしてはかなりヘビーな四季シリーズでしたが、四季レベルとまでは言わずともそういった知的レベルの方には受け入れられる作品なのかもしれません。
自分には馴染み深い面々の近況を知るとともに答え合わせができたぐらいで、瀬在丸紅子の若さと犀川林がいい味を出していたなぁ、が精一杯でした。
しかしこう考えるとどこまで作者が最初からこの構想だったのかが気になりますが、おそらくはVシリーズに入ってからではないかと思います。
そうでなければ愛知県警で犀川という名前でそれなりの描写があって然るべきですし、ここそこの矛盾を探すのも楽しみの一つかもしれません。


2014年7月9日 読破 ★★★☆☆(3点)


ふふふ

2014-07-09 00:09:28 | 千葉ロッテ

もう笑うしかありません。
相性の悪いライバルシリーズ、しかも相手は前回にノーヒットノーランを食らった岸ですので苦戦必至でしたが、延長12回にようやく勝ち越しをした直後の逆転サヨナラ負けです。
福浦がお立ち台ともなればチームの雰囲気もガラッと変わったかもしれず、絶対に勝たなければならない試合でした。
その試合を勝てないのが今のロッテなわけで、この底の見えない泥沼に鳥肌です。

石川が7回3失点、そこから大谷、益田、松永、西野と繋いで最後のロサが炎上をしての黒星ですので、やるべきことはやった上での力負けですからショックが大きいです。
本来であれば岸と投げ合った石川に白星をつけてあげたかったところですが、ファインプレーの直後の悪送球で今江がまたもや足を引っ張り、石川も自らのワイルドピッチはさすがにあれは吉田が止めきれなかったのを責めるわけにもいきませんので自爆と言えば自爆、負けなかっただけでもよしとしなければなりません。
それでもリリーフ陣が踏ん張ったからこそ試合になったわけですから、少しは風向きが変わってきたと思いたいです。
そうは言いながらも総動員での負けですので明日に引きずりそうですし、唐川が続けて好投ができるのか、相手が武隈というのが嫌な感じです。

打線はチャンスにタイムリーが出る珍しい展開ながらもあと一押しができず、勝っていればまだしも悔しい敗戦ですのでもどかしさが残ります。
今度こそはの加藤がマルチヒット、福浦が値千金のタイムリーツーベースとスタンドを熱狂させたものの、10安打6四球が残塁の山となったのが痛すぎました。
それが持ち味ながらもいくら何でも右を意識しすぎに見える今江、ヒットが出そうな雰囲気のない井口、地味に不調な角中、主軸がこれだけぶった切ればどうにもなりません。
それでもヒットが出るようになっただけでも収穫、と前を見るように努めるしかなく、いろいろな意味で疲れてきました。
ビジター6連戦の先には何が見えてくるのか、来週のQVCマリンのスタンドが戦々恐々です。

 

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千葉ロッテ

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西武

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◆7月8日(火) 西武-千葉ロッテ9回戦(西武6勝3敗、18時、西武ドーム、11,537人)
▽勝 ボウデン 27試合2勝
▽敗 ロサ 29試合1勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、大谷、益田、松永、西野、ロサ―吉田
西武 岸、増田、高橋、ウィリアムス、ボウデン―炭谷

 

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