オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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走れ!

2014-07-01 23:42:28 | 映画

4ヶ月ちょっとぶりの映画館です。
いろいろと理由を付けて遠ざかっていたのですが、生来の出不精が酷くなってきたので一念発起、と言うほどではないものの、無理矢理なところも正直ありました。
ただそのハードルを越えてみれば映画っていいなと、この勢いでまた通い詰められたらなと思います。

超高速!参勤交代

松竹

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そんな今日は「超高速!参勤交代」です。
勝手にネタ系かと思っていたのですがなかなかどうして、かなり面白かったです。
ただ声を立てて笑っている人もいましたが笑いのツボが自分とは合わなかったようで、笑えるという意味での面白さではありません。
この手の映画にしては珍しくも主人公の内藤政醇や敵役の松平信祝らが実在の人物であること、勧善懲悪でシンプルなストーリー、B級映画を思わせるようなチープな作り、これらが自分にははまったのがおそらくその理由で、出足にしてはいい作品に巡り会いました。
それでいて福島に対する強烈な政治的メッセージが散りばめられていたり、幕閣のエゴに翻弄をされる小藩の悲哀、身分の差など、考えさせられるところも多々あります。
そろそろ公開が終わるスクリーンもあるようですが、さほどに堅苦しくなく楽しめますので機会があれば足を運ばれることをお奨めします。


2014年7月1日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


赤緑黒白

2014-07-01 22:47:13 | 読書録

赤緑黒白

講談社

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Vシリーズの10冊目、これで終わりです。
名前にちなんだスプレーで彩られた連続殺人、しかしトリックがあるのは1つだけで、それ意外は単なる殺人、飾りでしかありません。
そのあたりはミステリーと言うよりは人間ドラマの色合いの濃いVシリーズですから、らしい終わり方ではあります。
最後だからと言うわけでもないでしょうが瀬在丸紅子、保呂草潤平、小鳥遊練無、香具山紫子、各務亜樹良、祖父江七夏、林警部と総花的な感じもありやや散漫で、人を殺してはなぜいけないのか、という重いテーマがありつつも、お気に入りの紫子さんが可哀想で、また練無の赤く腫れた目に気持ちがいってしまったのが正直なところです。

しかし最後の数ページでやられたと、これは凄いと唸らされました。
見当違いかもしれませんのでネタバレになるかどうかは分かりませんが、これから読まれる方はここでブラウザを閉じることをお奨めします。
前々作の第8弾で紅子が潤平に対して「西之園萌絵に手を出すな」と言った理由は、つまりは子を思う母の願いだったのでしょう。
勝手にシリーズの順番でS&M>V、もしくはほぼ同時期の時系列だと考えていたのですが、実際はV>S&Mなのだと思います。
紅子の息子のへっくん、これがつまりは犀川創平で、そうなればVシリーズの中でもこの第8弾だけがシリーズ内の時系列から外れて20年後ぐらいの設定だったのではないかと、紅子も潤平も40代後半、だからこそ自分としてはかなり不満だった練無と紫子が登場をしなかったわけで、それは七夏や林警部も同様です。
また創平の腹違いの妹の儀同世津子は七夏の娘になるわけで、ここまで考えてシリーズ構成をしているのであれば素敵としか言いようがありません。
そして辻村深月か、と突っ込みたくもなる、実際はこちらの方が先なのですが犀川林というネーミングも、紅子と呼ぶことを止めながらも自らは林さんと呼んでいたというギャグのようなオチまで用意をされていたことになりますので、これまたスタンディングオベーションものです。
これらが凝縮をされて、満を持して登場をした少女時代の真賀田四季によって自分に、自分なりの答えをもたらしてくれました。
立て続けに読んだのでちょっと離れようと思っていたのですが、この想像が正解かどうかを探るためにももう暫くは森ワールドに浸ろうと思います。


2014年7月1日 読破 ★★★★☆(4点)


そうですか、青松ですか

2014-07-01 00:08:34 | 千葉ロッテ

唐川の代わりに浦和に戻されるのは木村かなと、ただそうなると中継ぎ左腕がゼロになるので不憫にも金森かもしれないと想像をしていたのですが、そこでまさかの青松です。
一塁手が多すぎることから妥当といえば妥当ではあるのですが、しかしそれであれば細谷ではないかと、守れるポジションが多いとは言いながらも三塁を数えられるぐらいに守っただけの細谷ですので、これまでのチャンスを活かしきれていないことを考えればバランスが悪すぎます。
青松の一軍での最後の打席がヒット、は3割を打ちながらも抹消をされて以後にお呼びがかからなかった昨年に似たような構図ですし、これで選手がいないとは言わせません。
あれだけオープン戦で投資をした井上を我慢しきれず、そして浦和で一番の長打率を誇る青松を僅かに5打席で見切るのですから、右の強打者が欲しいという伊東監督の要望に対して球団の腰が重いのが腹立たしいながらも、そりゃ自業自得でしょ、と言いたくもなります。
せっかくここにきて一二軍の入れ替えが増えてきたところに冷や水を浴びせるような、そんな青松の降格が不満です。

 

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