4ヶ月ちょっとぶりの映画館です。
いろいろと理由を付けて遠ざかっていたのですが、生来の出不精が酷くなってきたので一念発起、と言うほどではないものの、無理矢理なところも正直ありました。
ただそのハードルを越えてみれば映画っていいなと、この勢いでまた通い詰められたらなと思います。
超高速!参勤交代 |
そんな今日は「超高速!参勤交代」です。
勝手にネタ系かと思っていたのですがなかなかどうして、かなり面白かったです。
ただ声を立てて笑っている人もいましたが笑いのツボが自分とは合わなかったようで、笑えるという意味での面白さではありません。
この手の映画にしては珍しくも主人公の内藤政醇や敵役の松平信祝らが実在の人物であること、勧善懲悪でシンプルなストーリー、B級映画を思わせるようなチープな作り、これらが自分にははまったのがおそらくその理由で、出足にしてはいい作品に巡り会いました。
それでいて福島に対する強烈な政治的メッセージが散りばめられていたり、幕閣のエゴに翻弄をされる小藩の悲哀、身分の差など、考えさせられるところも多々あります。
そろそろ公開が終わるスクリーンもあるようですが、さほどに堅苦しくなく楽しめますので機会があれば足を運ばれることをお奨めします。
2014年7月1日 鑑賞 ★★★★☆(4点)