オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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勝たなければならなかった試合をあっさりと落とす

2014-07-22 00:11:28 | 千葉ロッテ

案に相違して内を突かずにフラフラだったスタンリッジ、細川のバッテリーと牧原、本多、今宮と球際の弱さを露呈したソフトバンク内野陣に、一方で鈴木、大松、田村が石川を盛り立てつつ逃しそうなチャンスを嫌らしいヒットで得点に繋げたロッテと、流れからして今日は絶対に勝たなければならない試合でした。
最後の最後にミスが出ての悔しい逆転負けは、真っ赤に染まったヤフオクドームだっただけに悔しさ百倍です。
得手不得手はあるのでしょうが送ることが第一義の場面でセーフティー気味にバントを失敗した岡田、そしてあの膝元へのボールは見逃したと言うよりは手が出なかったのでしょうから根元の三振は仕方がないにせよその三振の多い根元にオートスタートを仕掛けたベンチと、きっちりとバントを決めてきたソフトバンクに競り負けたのは必然と言えば必然でしょう。
明日が126球の完封勝利から中5日の古谷というのもよく分からず、相性を考えての順番であれば明後日が藤岡なのでしょうが、もし唐川であれば赤いサイレンがぐるぐるです。

石川はいきなり失点と不安定な立ち上がりでしたが、6回11安打4失点というほどに悪くはありませんでした。
ただ中途半端に高めに外したボールを痛打されるなど詰めが甘かったかなと、これまで抑えていた柳田、中村に打たれたのがもったいなかったです。
もちろん相手も研究をしてきますのでこれはお互い様で、ストレートもコンスタントに140キロ台が出ていましたし、伝家の宝刀のシンカーもまずまずでした。
粘りきれなかったのが反省点ではありますが、次の登板での修正は充分に可能でしょう。
あとは強気に内を攻めるリードの田村が今日はカーブをどこかに置き忘れていたのか数えるほどしか投げさせなかったのが、引っ掛かると言えば引っ掛かる感じではありました。
中後は今日も失点こそしませんでしたが角度とスライダー頼りのピッチングは相変わらずで、かなりのガッカリです。

打線は下位が踏ん張りましたが、今江のどれかがヒットになっていれば、田村のヒットが二打席目に出ていれば、とレバレバ炒め定食です。
いずれの打席もバントでは、と思ったハフマンがベンチの期待に応えての3安打猛打賞と頑張りましたし、逸機かと思ったところでのクルーズのタイムリーとデスパイネ効果か助っ人が全打点を叩き出しましたが、そのクルーズが淡泊なバッティングをしてみたり、ノーツーや初球からのミスショットだった加藤など、なかなか思うようにはいきません。
それでもハフマンと鈴木が打率を上げてきたのは打線にとってはプラス要因ですし、主軸がしっかりとすればもっと活きてくるでしょう。
福浦もらしい広角打法を見せてくれましたし、ヒットにはなりませんでしたが今江のバッティングも上向き傾向です。
そうなればやはり四番、ここを好調でもない井口に任せなければならない現状が続く限りは今後も厳しいでしょうし、同点止まりだった場合を想定してか八回にハフマンに細谷を代えられなかったベンチの気持ちの弱さ、攻めに徹しきれなかったところが今を象徴しているように思えます。
そしてファンや球団やベンチはまだしも選手にデスパイネ待ち、なんて気持ちが少しでもあるようでしたら、その選手には退場を願いましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 2 1 0 0 0 0 0 0 3 10 0

ソフトバンク

1 0 0 1 0 2 0 0 X 4 11 2

◆7月21日(月) ソフトバンク-千葉ロッテ16回戦(ソフトバンク9勝5敗2分、13時1分、ヤフオクドーム、38,561人)
▽勝 スタンリッジ 16試合7勝4敗
▽S サファテ 38試合4勝1敗22S
▽敗 石川 17試合6勝5敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、益田、中後―田村、川本
ソフトバンク スタンリッジ、五十嵐、サファテ―細川、鶴岡

 

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