Bクラスに沈みながらの何のライバルか、と突っ込みたくもなりますが、何はともあれ分の悪いシリーズに幸先のよい先勝です。
ここでユニフォーム姿で登場をするなら引退セレモニーでも、の清水直が鈴木健との対決に敗れただけに、とにかく勝ってくれて助かりました。
これで試合も負けてしまえばWパンチで憂鬱な週末でしたので、自己最多タイの6勝目の藤岡に感謝です。
その藤岡は味方が先制をしてくれた直後の四球を絡めた被弾とふらつく場面もありましたが、6回3安打2失点ですのでギリギリ及第点です。
尻上がりに調子を上げての94球での降板はやや意外で、あるいはまた中5日でぐるぐる回そうと伊東監督が考えてのことではないかと不安ではあります。
今日は田村がカーブを思い出したようでその緩急を上手く使って、ストレートも西武ドーム補正を考えても140キロ台がコンスタントに出ていましたので効果抜群でした。
時折に笑顔も見られましたし、パパになってからは2戦2勝です。
七回からは益田、大谷、西野のリレーで、益田がややぐらつきましたが力押しはgood、大谷の安定感は今やチーム№1ではないかと、西野もフォークがキレていました。
それぞれが持ち味を活かしての「埼玉だけには負けられない」リレーのバトンを、どこが無期限?の涌井が明日にしっかりと受け取れるかに注目です。
打線は今江が久しぶりにしゃくり上げるようなスイングではない右打ちでの先制アーチに加藤が無理に引っ張らずのタイムリーツーベース、そしてワイルドピッチと怒濤の攻めでした。
すっかりとクリーンアップが似合うようになったハフマンもマルチヒットで、週明けの恐怖の外野陣はこれで決定でしょう。
そうなると両翼の面倒を見るのはやはり岡田になるのか、若さと勢いの加藤に賭けるのか、どちらにせよ西武ドームの大松は明日、明後日で結果を残せなければ浦和もありえます。
そもそも期待はしているものの九番の大松に意味があるとは思えず、このあたりに伊東監督の迷いが感じられます。
何にせよデスパイネの合流が29日にほぼ決まりなだけに、四番の福浦であってもアピールは欠かせません。
メラメラなライバルシリーズ、明日で第一ラウンドの勝ち越しを決めましょう。
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◆7月25日(金) 西武-千葉ロッテ12回戦(西武7勝5敗、18時2分、西武ドーム、19,222人) ▽バッテリー |