オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

井口の効用

2009-02-15 23:18:05 | 千葉ロッテ

 

今日から第四クール、紅白戦が開催されているはずなのですが、この時間になっても球団公式ホームページのキャンプレポートが更新されていません。
ファンサービスを第一に考えるのであれば、こういった地味ながらも情報に飢えているファンが喜ぶようなサービスに手を抜かないことが重要だと思うのですが、マスコミにリップサービスをすることを優先に考えているらしいフロントには届かぬ願いのようです。

4年のメジャー経験、チームに還元したい (2/14 産経新聞)

今季、米大リーグのフィリーズからロッテに移籍した井口資仁内野手(34)が、沖縄・石垣島のキャンプでインタビューに答えた。
4年間の大リーグの経験を生かし「チームに貢献したい」との意気込みが伝わってきた。
--キャンプ中盤を迎えたが仕上がりは
「日本のキャンプに備えて(沖縄の自主トレで)早めに調整してきたので体はできています。オープン戦にしっかり合わせていきたい」
--大リーグのキャンプとの違いは
「日本の方が練習時間が長いですね。大リーグのキャンプ地は10面以上の球場があって、各ポジション1人ずつ練習できるので練習時間が短い。でも日本は球場数が少ないので、時間がかかるのは仕方がない。日本で声出ししながら野球をするのは、やっぱりいいなと思います」
--キャンプではアーリーワーク(早出練習)を取り入れている
「自分でやりたいウェイトトレーニングがあるので。朝早いので、すいていますしね」
--練習でTシャツを外に出している選手が多いが、きちんとズボンの中に入れている
「ユニホームだと出してる人はいない。ダラっとするのがかっこいいという風潮があるけど、それはあまり良くないと思う。古いといわれるかもしれませんが、メリハリをつけた方がいい」
--ロッテの印象は
「若い選手が多い。明るいし、みんなフレンドリーですね。ご飯を食べにいって打撃を教えることもあります」
--大リーグで辛かった経験は
「07年夏にトレードに出されたことです。チームが弱いとすぐにトレードに出される。球団の経営状況でも出されることがあり、いい面も悪い面も見られた。逆にワールドシリーズで世界一になった経験は一番大きい」
--大リーグでの経験を日本で生かせることは
「4年間2番を打ちました。チームのため、つなぎの打撃をしなければならなかった。打率が下がらない犠打の方がいいなと思ったこともありました。でも割り切るようになって、それが優勝につながった。自分の成績が良くてもチームがオフに笑わないとだめ。チームに貢献したいという気持ちが強くなりました」
--5年ぶりの日本は
「4年間のブランクがあるので、知らない選手や対戦したことのない選手もいる。投手のビデオを見て研究しています」
--将来の大リーグ復帰については
「ありません。いろんなことを経験してロッテに入った。ロッテの勝利に貢献したい。日本一に1度なっただけではだめ。連覇を目指したい。連覇できるのが強いチームだと思う」

そうなると出来ることはネットなどでロッテの情報を漁ることぐらいで、やはり目につくのは井口の記事になります。
ロッテの記事が一般紙に載ることは滅多にないことですから、このことからも世間的にいかに注目をされているかが分かります。
瀬戸山球団社長が満面の笑みで井口の獲得を発表したのはこういった効果も考えてのことなのでしょうが、結果が伴わなければ逆目に出てしまいますので、そういう意味でも井口の動向はファンならずとも気になるところです。

伝え聞くところでは順調な調整が続いているらしい井口ですが、心配があるとすれば長打への過度の期待によるバッティングの崩れでしょう。
トリプル3を目指すとは言っても広い球場が増えたこともあって30本塁打は夢物語に思えますし、長距離打者が少ない打線の中で肩に力が入りすぎて自分を見失ったズレータという例もありますから、周りが長打について井口に期待をし過ぎることは控えた方がよいように思います。
井口が加入することによるオーティズのリリース、根元の出番減少ということを考えれば大幅な戦力アップを求めるのではなく、メジャーでの経験を活かすことによる精神的な甘えの構造の改革、こちらを第一に目指すべきではないか、消極的な発想ではあるのですが現実的でもあると、そう考えています。
アーリーワークといった自らが考えた練習方法や、自己犠牲によるチームへの貢献など、ロッテには欠けていると思われるこういったアクションが井口の率先した行動によりチームに浸透をしていくこと、かなりの難関ではあるのですが何とか実現して欲しいと思います。

それにしても人間は単純なもので、井口の獲得には消極的であった私であっても、メジャーへの復帰は考えていないとの言葉を聞くと応援をしたくなります。
ロッテに骨を埋めると言っているわけではありませんし、その年齢を考えれば望んでもメジャーに復帰できるわけがないということも分かってはいるのですが、愛するチームのために頑張ると言われてしまえば、是非とも頑張ってくださいと言ってしまうのが人情です。
目を見張るような成績ではなくてもチーム内に存在感を示すことができれば、それだけで井口が加入したことに意味があったと言えると思いますので、仮に孤立するようなことになろうとも自分の持ち味を殺すことなくシーズンを乗りきってくれることを願っています。

 

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追撃態勢の竹原

2009-02-15 01:41:09 | 千葉ロッテ

 

ただでさえ紅白戦の詳細は翌日にならなければ入ってこないところへ、昨晩は午前様、今日は休日出勤と、異動早々に素敵な目に遭ってしまったために今頃のアップです。
前に比べれば仕事が楽しいのが不幸中の幸いですが、シーズンに向けて千葉マリンで試合がある日は早めに帰ることができるような環境作りを1ヶ月でしなければならないので、いろいろと厳しい3月になりそうな予感がします。

前日の投高打低とは打って変わって、この日は打線が活発だったようです。
バーナムが3安打を放つなど両新外国人選手にヒットが出たことは喜ばしいですし、何より福浦が元気にやっていることが一番の朗報です。
井口を生かすも殺すも福浦のグラウンド内外での活躍にかかっていると考えていますので、このまま腰痛が出ることなく開幕を迎えてくれることを願っています。
その井口に押し出される格好となった根元は連日のマルチヒットで気持ちの切れていないところを見せてくれていますし、ここまでヒットが出ていないのは早坂と早川ぐらいですから、昨年に比べれば天候に恵まれていることもあってか野手は順調に調整が進んでいるようです。

そんな中でライバルの大松に大きく差をつけられた竹原が、追撃の狼煙を上げるような130メートル級の場外ホームランを放ちました。
井口に師事して右方向を意識しているとの報道は実は私にとっては不安の方が大きく、確かに一昨年の大松がそうであったように逆らわずに逆方向へのバッティングは視野を広げることに繋がるので悪いことではないのですが、竹原の持ち味である思い切りの良さが失われる危険性を伴っているように思えていました。
しかしその懸念を振り払うかのような引っぱっての大アーチですから、思い切りの良さを堅持しながら広角打法を身につけつつあると思うことにします。
年齢的にもそろそろ結果を出さなければ厳しい竹原ですから、長野なんかいらなかったねと、オフにロッテファンが笑えるような活躍をしてくれることを期待したいです。

打者が好調だと逆に投手が心配になるのが身内の紅白戦の辛いところですが、やはり心配なのは渡辺俊です。
どうもWBCに入れ込みすぎているように感じられますし、調整が早すぎることで例年より遅い開幕とのズレが悪い影響を及ぼさなければよいのだが、と思っています。
WBC仕様のボールでの練習に注力するあまりに、公式戦のボールが手に馴染まずに不調のシーズンとなった、なんてことにはならないことを願っています。
2006年がそうであったように、渡辺俊がWBCの最終メンバーに選ばれた場合には、4月の前半は渡辺俊を勘定に入れない布陣で戦うことを考えた方がよいかもしれません。
小林宏や久保がやや調整の遅れを生じているとの話もありますし、投手についてはかなりフレッシュな陣容のシーズンになる気配が出てきました。

そうなるとスマイル上野の出番と、かなり無理矢理にこじつけていることは否定をしませんが、まずは25日のヤクルト、26日の楽天との練習試合に登板が出来るよう、木村や坪井、そして香月らのルーキー内での争いを勝ち抜いてもらいたいです。
両日の先発は唐川、大嶺となるような気がしますが、どちらかの試合で上野が2イニング前後をきっちりと抑えるようなピッチングをしてくれること、今はそれが一番の願いです。

 

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第三の覇者(2)

2009-02-14 23:06:48 | 読書録
第三の覇者〈2〉

学習研究社

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徳川家康と石田三成の東西両軍のにらみ合いの虚を突くようにして、直江兼続は上杉家と前田家との同盟を成立させます。
三成より前田・上杉連合を危険視する家康は西軍との対峙を後回しにして川中島で決戦を試みますが、真田昌幸の暗躍もあって敗退、作戦の練り直しを迫られることなります。
しかし兼続の野心に気づいた前田利長は勝利を得たにもかかわらず加賀に帰国をし、家康の策に乗った三成はその加賀に攻め込むことで上杉家は上野に孤立することになり、そこに再び攻め寄せる家康の大軍をどう兼続は撃退をするのか、ここに正念場を迎えます。

兼続の鬼才が踊りすぎることを懸念していましたので、自らの野心を気づかれることで一気に苦境に立たされる展開は望むところです。
三成が政事には明るいものの政治にはとことん無能という人物設定で、家康と一時的にも手を結ぶという流れには感心はできませんし、合戦の描写と言いますか数の論理を無視しすぎているという問題はありますが、山場があることで読む者を知らず知らずのうちに引き寄せてくれます。
武田家再興を目指す真田昌幸や、東軍に身を投じている大谷吉継、そしてここまで描かれていない黒田如水や加藤清正らの九州での動向が今後の鍵を握ると思われますし、忘れかけられている佐竹義重や伊達政宗の躍動にも期待をしたいところです。


2009年2月14日 読破  ★★★★☆(4点)

【関連図書】 第三の覇者(1) 第三の覇者(3) 第三の覇者(4)

 


今度はIT革命ですか

2009-02-12 14:41:51 | 千葉ロッテ

 

何やらチーム内で命名が流行っているのか、「トリプルYU」に続いて今度は西岡が自らと井口とのコンビ名を「IT革命」と名付けたようです。
オフのテレビ番組でおバカキャラを炸裂させた西岡がITの意味を理解しているかどうかはさておき、アライバに対抗したイグニシよりは聞こえはいい感じです。

ロッテ「IT革命」井口&剛が旋風起こす (2/12 日刊スポーツ)

ロッテが「IT革命」を起こした?
11日、石垣市中央運動公園で行われた紅白戦で、7回に1番西岡剛内野手(24)が左中間へ1号ソロを放つと、なおも1死一、三塁から5番に座った井口資仁内野手(34)が右翼ポール際へ3ランをたたき込んだ。
追い込まれてから外角直球を逆方向にとらえる井口らしい打撃で、2日連続本塁打をマークした。
初の実戦でいきなり飛び出したアベック砲に、西岡が自らアドリブの効いたコンビ名をつけた。
「井口さんのIと剛のTでIT砲はどう? 守備だけじゃないところを見せられて良かった。2人でIT革命を起こします! 」と旋風を約束した。
井口も「IT革命? (コンビ名は)剛に任せます。どんどん盛り上げていって、そろってゴールデングラブ賞とベストナインを取れたらいいですね」とまんざらでもない表情。
西岡はWBC日本代表から落選したことを発奮材料にして、今年は別人のような練習量をこなしている。
キャンプ中は毎朝6時50分に起きて砂浜ウオーキングから始まり、全体練習後も夕方6時近くまで居残り特打を行っている。
もともと天才肌の男が、一から鍛え直したことでスイングも力強さを増した。
打線のカギを握る2人の活躍にバレンタイン監督も「見たいものをすべて見られた。IT革命? 他の革命や改革よりいいんじゃないかな」とご機嫌だった。

井口が連日のアーチを放って大砲への期待感が高まるのは嬉しい限りですが、かと言って「IT砲」となると西岡が大振りをしそうですから、やはりここは「IT革命」に留めるのがシーズン200本安打を目指す西岡にとってはよいように思います。
ずいぶんと今年は練習量を積んでいるようですし、天才が努力をしたらどのぐらいの結果を残してくれるのかと、今からかなりのわくわく感があります。
こうなると西岡の最大の弱点である首を中心とした故障がないことを、心からそれだけを願うばかりです。

ところで最後のバレンタイン監督のコメント、これはどう考えても「球団の改革」を口にした瀬戸山球団社長への皮肉としか思えず、相変わらずだなと思わざるを得ません。
キャンプを訪れた黒木は監督問題での質問に閉口していたようですし、それを見ている選手たちも大変だろうなと心配になってしまいます。
さらには牛島や初芝が登場した日にはどうなることやらと、ファンとしても気苦労が絶えません。

その西岡と井口がホームランを放った紅白戦ですが、若手投手陣が頑張ったようです。
大嶺と唐川のローテーション入りを目指す両右腕に、ルーキーの木村、上野、坪井、香月がいずれも無失点と好投を見せました。
四死球があったかどうかが分からないのと、投手有利のこの時期ではあるのですが、それでも初の実戦でこれだけの結果を残せれば合格と言ってよいでしょう。
大嶺、唐川とも2回を1安打無失点、奪三振では大嶺が3で唐川が1と差があるようにも見えますが、唐川が主力の白組を相手に投げていることを考えれば互角と見てよく、若きスター候補の競い合いはまだ始まったばかりです。
一方で報道は大嶺と唐川に集中をしていたためにルーキーのピッチング内容が伝わってこないのが寂しいのですが、出遅れ感のあったスマイル上野もきっちりとデビューを飾ったことは私にとっては非常に喜ばしく、本人にも自信になったと思います。
一人だけ滅多打ちにされた根本も木村と坪井には負けていられないとネジを巻くでしょうし、今後も若手の競争による投手力の底上げに期待をしたいです。

野手では白組のオーダーが現時点でのレギュラー候補と考えてよいのでしょう。
まだ実戦は無理なのか今江が欠場をしているのが心配ですが、ここに今江が入れば開幕スタメンはこんな感じになるのではないかと思います。
井口に負けるものかと4安打の根元の踏ん張りに期待をしたいところですが、今の井口の調子ですとやはりレギュラーは厳しそうです。
またDHはベニーを含めた外国人野手3人と橋本と里崎のスタメンマスクから外れたどちらかが入ることになるのでしょうし、名前だけ見ればかなり強力に思えます。
紅白戦の初戦に4番を任された大松にはシーズンでも4番の期待がされているのでしょうから、その大松がきっちりと4番の任を果たせれば面白い打線になるでしょう。
外国人選手の守備力を考えれば大松がレフトをきっちりと守ってくれることがベストな布陣を敷くための条件になりますので、打撃だけではなく守備でも頑張ってもらいたいです。

南がキャンプ合流 (2/12 スポーツ報知)

ロッテの南竜介外野手(27)が12日、1軍の沖縄・石垣島キャンプに合流した。
9月上旬に左手中指伸筋支帯の縫合手術を受けた影響で2軍スタートだったが、急性腰痛で離脱した大塚明外野手と入れ替わった。
昨季21試合に出場し、今季プロ10年目の節目の年を迎える強肩男は「ここまで順調に来ている。年齢も年齢だし、すぐにアピールしたい」と意気込んでいた。

そうは言っても急に大松が守備の名手になるわけもなく、やはり守備固めとしての大塚の役割は非常に大きなものがあります。
その大塚が故障で2軍での調整となった代わりに、南が1軍に合流をしました。
昨年は課題の打撃に向上の兆しを見せながらも後半戦は怪我などもあってか2軍暮らしが続いた南ですから、今年に賭ける気持ちは強いものがあるでしょう。
右の外野手としては竹原との1軍争いになると思われますので、打撃の竹原を蹴落とすためには自慢の強肩に守備範囲の広さを加えてアピールをするしかありません。
実は竹原よりも若い南ですから、守備力を前面に出しつつ密やかにバットでも貢献をする、そんなシーズンになってくれればと思います。

 

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久しぶりの焼肉

2009-02-11 19:47:45 | 独り言

 

昨晩は久しぶりにお店での焼肉を食してきました。
何回かのチャンスを体調不良などで逃してきただけに、待ちに待ったという感じです。
都営新宿線の森下駅近くのお店はタン塩が美味しいとの評判でしたので、まずは写真のタン塩、ハラミ塩などの塩攻撃で始まりました。

19時開始の予定が時間どおりに到着したのは私と当日は振替休日だった2人の計3人、21時を回ってからようやく6人が勢揃いです。
会社の同僚とその関係者の方々なのですが、1月のイベントが終わったことで所属していた部署の総勢54人のうち、私を含めた10人はお役後免で2月に異動となりましたので、結果的には旧部署の方々との焼肉を囲む会となりました。

評判のタン塩も美味しかったのですが、それ以上にカルビが絶品でした。
脂の入り具合が絶妙で、口の中でとろけるような柔らかさに全員が舌鼓をうっていました。
後続部隊が到着してから2時間、都合4時間の焼肉は、自分自身へのご褒美といった感じの贅沢な時間となりました。

ところで余談ですが、その帰り道に年はとりたくないな、というアクシデントに遭いました。
船橋駅の地下駐輪場に自転車をとりにいくために階段を駆け下りていたところ、最後に着地したところで膝から崩れ落ちて見事に転んでしまいました。
きっちりと手を突いて顔を床に打ち付けるような無様なことにはなりませんでしたが、その代償として付いた手の手首のあたりが痛くて仕方がありません。
頭も洗えましたし、こうやってキーボードを打っているので単なる打撲でしょうが、酔っぱらっていたとは言っても頭で思うようには体が動いてくれないことを実感しましたし、年齢と状況を考えて行動をしなければと、痛みを伴った教訓となりました。

 

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ちょっと分析

2009-02-09 23:26:14 | 独り言

今日はキャンプ2度目の休日ということもあって、木村らルーキーが泡盛づくりの挑戦をしたというニュースも地味な扱いをされてしまっています。
そんなこともあって目を引くような話題は今日は見当たらず、そろそろニュースコメンテーターみたいな記事も飽きられそうですし、やはり分析あってこそのブログだと思いますので、ちょっとアクセス状況のチェックをしてみました。

私が使っているgooブログにはアクセス解析機能がついており、日々のアクセス件数だけではなく、アクセス元URLや検索ワード、そして利用ブラウザなどの情報を入手できます。
普段はアクセス件数ぐらいしか見ないのですが、今日は久しぶりに全項目をチェックしてみました。
すると利用ブラウザで意外なと言ったら何ですが、ちょっとした異変に気がつきました。

昨年まではIE6が圧倒的に多かった利用ブラウザですが、いつの間にかIE7がトップの座を奪っていました。
かく言う私も昨年の11月にパソコンを買い替えたタイミングでOSをVistaにしたこともあって、ブラウザはIE7に変わっています。
世間でもそういった流れが大勢を占めてきているというところなのでしょうか。

IE7は無駄にウィンドウが立ち上がらないタブ方式であるため、個人的には気に入っています。
パソコンのスペックが無駄に高いために評判の悪いVistaも機嫌良く動いており、こちらも一部で評判の悪いIE7も暴走することなく働いてくれています。
ALT+TABでウィンドウを切り替える癖が付いていたために不便なところもありますが、何だかんだ言ってもマイクロソフトのOSやブラウザは進歩していると評価をしています。

ちょっと横道にそれましたが、利用ブラウザについては他にも世情を表したかのような特徴があります。
それは携帯からのアクセスが多いことで、全体の3割程度をDoCoMoEzWeb、SoftBankが占めています。
シーズン中は長文の試合レポートをアップしていますし、最近は写真を多用していることもありますので、おそらくは定額サービスを利用されている方が大半だとは思いますが、携帯からアクセスいただいている方には負担を強いているかもしれません。

また未だにと言っては失礼かもしれませんが、数は少ないながらもNetscapeからのアクセスがあるのには驚いています。
各バージョンを合わせても1割には満たないのですが、不便なところはないのかと他人事ながら心配になります。
IE5を使っている方もいらっしゃるようで、なおさら当ブログの与える負荷が大きいのではないかと、そんなことを考えたりしています。

気になっていた2年近く前の佐川急便についての記事のアクセスが少数ながらも毎日あることについては、アクセス元URLを調べることでGoogleでオリオン村を検索するとトップで表示されることが理由だということが分かりました。
検索ワードでは、柳田将利で検索してたどり着いてくる方が多いことに驚きました。
当初の目的は果たせなかったものの、アクセス状況をたまにはチェックするのも面白いかなと、そんなことをつらつらと書いてみました。

 

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田中良がオリオールズとマイナー契約

2009-02-08 19:28:26 | 千葉ロッテ

 

驚きと言っては失礼かもしれませんが、昨季限りでロッテを戦力外通告となった田中良がオリオールズとマイナー契約を結ぶことになったそうです。
日本で果たせなかった夢をメジャーで果たすことが出来るのか、田中良の今後が注目されます。

元ロッテ田中 オリオールズとマイナー契約 (2/8 デイリースポーツ)
昨年10月にロッテから戦力外通告を受けた田中良平投手(26)が大リーグ・オリオールズとマイナー契約を結ぶことが7日、分かった。
関係者によると、メジャーに昇格した場合、年俸が40万ドル(約3600万円)になるスプリット契約だという。
野球人生をかけた最後の挑戦。
1月8日に渡米し大リーグのスカウトを集めて行った、計3回のトライアウトの末に夢への扉をこじ開けた。
田中はこの日朝届いた朗報に「びっくりしました。聞いた時は涙が出ました」と喜びを爆発させた。
練習場の確保やトライアウトの準備などに携わってきたセブンフィギュア・マネジメントのポイトベント社長も「日本には十分にチャンスを与えられず、埋もれている才能ある若い選手がたくさんいる。リョウヘイもその1人。手助けできたことをうれしく思う」と喜びに浸った。
週明けにオリオールズと正式契約を交わす。
田中は「何もないところからのスタート。もちろん、行き着く先はメジャーです。また野球ができる。それがうれしい。これからが大事です」と気持ちを引き締めた。

普通に考えれば日本での実績が皆無と言ってもいい田中良が、メジャーを目指して挑戦をすること自体が無謀としか思えません。
マイナー契約と言っても3Aなのか2Aなのかは分かりませんし、かなり厳しい道のりが待っていることは間違いないでしょう。
ただ野球の違いとでも言いますか、同列に語ってよいかどうかはともかくとしても、日本ではストライクにならずに通用しなくなったスライダーを引っさげて復活をした斎藤隆の例もありますから、何が起きるか分からないという夢に賭けたのでしょう。
やや横手からのフォームは米球界では稀少でしょうし、その若さとドラフト1位で入団をした資質が田中良の背中を後押ししてくれるかもしれません。
同じように海を渡った末永などにも心強いニュースになると思います。

田中良の他にも門倉がカブスとマイナー契約を結びましたし、野口や竹岡もトライアウトを受けたということは、日本球界でダメでも米球界からのニーズはあることの証左でしょう。
前田幸のように夢破れて引退を決意する選手が大半であることもまた事実ですが、田中良には何とか頑張ってもらいたいと思います。
とにかく悔いが残らないよう力一杯プレーをする田中良の、清々しいニュースが届くことを期待します。

 

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出てこい!若きカモメたち

2009-02-08 16:41:09 | 千葉ロッテ

 

どうやら好天が続いていた石垣島キャンプも、ついに今日は雨に見舞われてしまったようです。
明日の休日を前に選手としてはいい骨休みかもしれず、第三クールに向けて英気を養ってもらいたいものです。

甲斐まり恵が5キロのチョコ持参しロッテ激励 (2/8 スポーツ報知)

テレビ朝日系「やじうまワイド」でお天気キャスターを務めている甲斐まり恵(28)が8日、ロッテのキャンプ地・石垣島を激励に訪れた。
甲斐は6日早いバレンタインデーの贈り物として、重さ5キロのチョコを持参。
バレンタイン監督、西岡に手渡した。
この日は、キャンプに入ってから初めての大雨だったが、甲斐は「マリーンズを応援しているので、優勝してほしい」と声援を送った。

甲斐まり恵なるお天気キャスターは初めて聞く名前なのですが、バレンタインのチョコレートを持参にキャンプ訪問をしたようです。
バレンタインと言えば今まではロッテのCMに出ているタレントが、最近では小倉優子などが営業で訪れるのが恒例でしたが、この甲斐嬢にはそういった繋がりは思い浮かばず、本当にロッテファンなのかもしれません。
もしそうであれば時代は変わったものだと、年寄りのファンとしては感慨にふけってしまうような大事件です。

昨日もちょこっと書きましたが、坪井がシート打撃で好投をしたようです。
これで先発陣に殴り込みとは早計に過ぎますが、若い選手は早い時期からのアピールが必要ですから、坪井としてはまずまずのスタートを切ったと言ってよいでしょう。

坪井2本折りデビュー (2/8 スポーツ報知)

ロッテのドラフト4位・坪井俊樹投手(22)が、先発ローテ入りへ名乗りを上げた。
シート打撃に初登板。
打者のべ7人に47球を投げ、被安打1。
バットを2本折るなど、球威もアピールした。
筑波大出身のインテリ左腕が、初のテストで満点を得た。
キャンプ前に、パの主力打者を収録したDVDを入手。
これを右打者、左打者に分け、さらに長距離砲、短距離打者の4つに分類した。
「こう分けるのが、大学時代からの方針だった」
自己最速は144キロながら高い分析力でカーブ、チェンジアップを見せ球にして内角を攻めた。
渡辺正、田中雅のバットを折ると、外野にも2本しか飛ばさせない。
予習の成果を存分に発揮した。
ロッテの計算できる先発左腕は成瀬だけ。
バレンタイン監督は「紅白戦でも投げる機会はある。今後を見て決めたい」と起用法の明言を避けたが、坪井は「どこでも投げるけど、自分の中では先発で」とローテーションの一角に食い込むつもりだ。

どうやら主力を相手にしたわけではないようですが、それでも坪井としては満足のいくピッチングであったと思います。
頭でっかちになられるのも困りますが、自分で研究をするという姿勢はきっと成長の助けになるでしょうし、筑波大というイメージも相手打者を疑心暗鬼にさせるには充分なアイテムですから、そこを上手く利用をして逆手にとるなど、頭脳派投手という立ち位置で頑張ってもらいたいものです。

逆に同じルーキー左腕の木村は甘いボールを痛打されたとのことですが、コントロールの重要性を身をもって体験することは重要なことですから悪い話ではありません。
若い投手が競い合ってこそレベルアップをしていきますので、香月も含めてフレッシュな話題がどんどんと続いて届くことを心待ちにしています。
また入団発表と同じく出遅れ感のある私の一押しルーキーのスマイル上野ですが、きっと第三クールで満面の笑顔を見せてくれることでしょう。

井口 左へ右へ貫禄の猛打ショー (2/8 スポーツニッポン)

ロッテ・井口が貫禄の猛打ショーだ。
今キャンプ初のアウトカウント、走者を想定してのケース打撃。
初打席の初球、ドラフト6位・香月の外角直球をライナーで右前に運んだ。
5年ぶりの日本球界復帰を祝う“初安打”は井口らしい右方向への痛烈な当たり。
1死三塁を想定した場面だったため初打点のおまけ付きだった。
「バットに当てるのに精いっぱいでしたよ。でも久しぶりに投手相手に打った割には、いい感じでした。とりあえず芯に当たったんでね。最初にしては上出来です」
謙そん気味に振り返るが、打席では余裕しゃくしゃく。
左腕・根本からも左へ右へとコースに逆らわず3方向に快音を響かせ、格の違いを見せつけた。
投手の仕上がりの方が早いキャンプ序盤。
各打者が久々の生きた球に苦戦する中、計10打数5安打と元メジャーリーガーの力を見せつけた。
早くも結果を出したニューリーダーに、バレンタイン監督は「ダイエー時代に見た、自分が覚えている通りの姿をそのまま見せてくれた」とご満悦。
西武・千原スコアラーも「さすが。見下ろす感じで余裕が感じられる」と警戒を強めた。
順調な調整ぶりを示しても、おごりはない。
連日午前6時に起床し朝食会場へ一番乗り。
アーリーワークも欠かさず、夜は各球団の主力投手のビデオ研究を続ける。
「余裕あるように見せているだけ。あとは連係プレーですかね」。
どん欲な姿勢も、また頼もしい。

記事中にもあるとおり、この時期はどうしても投手の仕上がりの方が早いので投手の話題が多いのは仕方がないところではあるのですが、それでも野手では井口と西岡、それに橋本ぐらいしか名前が伝わってこないのは寂しいところです。
金澤、細谷、神戸あたりの名前が紙面を賑わすようでなければ困るのが今シーズンですから、若手の奮起に期待をしたいところです。
そんな中で井口は始動が早かったこともあってか調子は上々のようで、まずは一安心というところでしょうか。
メジャーとは開幕の時期が違うためにピークの合わせどころに心配はあるものの、トリプル3はさておき、ズレータの二の舞だけは避けてくれそうです。
アーリーワークに参加者殺到というニュースが届かないのが気がかりと言いますか、チームメイトの評判や評価がどうなのかが気にはなりますが、あとは「井口には負けない!」みたいな根元の頑張りぶりが伝わってくれば言うことはない、そんな感じです。

その他ではサブローや早川、福浦あたりは徐々に調子を上げてくれれば問題はないですし、昨年のように早々に帰京なんて愚挙をしなければ普通にやってくれるでしょう。
あとは来日時の画伯や新妻の話題以降はランビンの守備ぐらいしか聞こえてこない両新外国人選手が、そろそろ爆発をしてくれることを期待したいところです。
そうこうしているうちにオープン戦まであと3週間、球春はすぐそこです。

 

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それが大塚

2009-02-07 23:36:31 | 千葉ロッテ

キャンプも第二クールにして実戦形式のシート打撃が始まったようで、昨年に比べて天気に恵まれていることもあってか順調にスケジュールを消化できているようです。
橋本が大嶺から3安打と聞いて、橋本の好調さに喜びながらも大嶺が心配になるなど、味方同士の練習は紅白戦なども含めて悲喜こもごもと言いますか、喜んでいいのか悲しむべきなのかが分からなくなったりします。
ルーキー左腕の木村と坪井の投球が明暗を分けたとのニュースにも、じゃあ打者は誰だったのかと気になって仕方がありません。

そんな中で、年中行事と言ってもいいような大塚の故障の話題が到着しました。
まあ通過儀礼と思えば気にもなりませんし、それが大塚ですからビクともしないのがロッテファンだったりします。

また腰が…ロッテ大塚が2年続けてリタイア (2/7 スポーツニッポン)

沖縄・石垣島キャンプ中のロッテ・大塚明外野手(33)が7日、腰痛を訴えて選手宿舎で静養した。
6日の打撃練習中に痛めたもので、菊地チーフトレーナーは「2、3日様子を見ないと。今の状態では飛行機にも乗せられない」と説明。
近日中にも2軍調整となる可能性が出てきた。
大塚は昨年の石垣島キャンプ中にも腰痛を訴えて、2軍キャンプ地の鹿児島・薩摩川内に移動してリハビリするなど、腰に慢性的な不安を抱えている。
また、上半身に強い張りを訴えている昨季開幕投手の小林宏之投手(30)は2日連続ノースロー調整。
8日からブルペン投球を再開する予定だ。

無事に一年を過ごしてくれることに越したことはないのですが、それを望むのは大塚のこれまでの故障の歴史が許してくれそうにありません。
それであればペナントレースに影響がでない時期に済ませてもらった方がよいと、そう前向きに考えています。
昨年もキャンプ序盤の故障であったために影響は小さく、大塚としては異例とも言えるような万全のシーズンであったことを前例と捉え、今年も吉兆が訪れたと思うことにします。
大塚としてもこれで焦るようなプロ野球人生を送ってきてはいないでしょうし、幸か不幸か多少の出遅れで居場所がなくなるようなチーム事情でもありませんので、じっくりと治してから練習に復帰してくれればと思います。

それよりも気になるのが小林宏の上体の張りで、これは下半身を鍛えることで上下のバランスが微妙にずれたことによるものではいかと、そんな見方をしています。
もしそうであれば下半身の強化が順調に進んでいることの裏返しですので好意的に受け止めたいですし、バランスの調整は1ヶ月もあれば何とかなるでしょう。
そこは経験豊富な小林宏だけにあまり心配はしていませんが、昨年が不調だっただけに泰然自若とはしていられない心持ちだけが不安材料でしょう。
小林宏の人生にとっては非常に重要な1年となる2009年が、輝かしいシーズンとなることを願っています。

 

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いい感じの成瀬

2009-02-07 00:38:19 | 千葉ロッテ

 

先日も球威よりコントロールと発言をして期待をさせてくれた成瀬ですが、順調な仕上がりを見せているようです。
大嶺や唐川など若手が「トリプルYU」ともてはやされる中で、老成している雰囲気を醸し出しながらも実はまだ24歳、木村と同い年の成瀬の反攻が始まります。

ロッテ・成瀬、生命線の直球に復活の気配! (2/6 サンケイスポーツ)

成瀬が生命線の右打者への内角直球に、復活の気配を漂わせた。
ブルペンで早川に対し、正確な制球を続けた。
昨季痛打される要因となった、体が開いてシュート回転する球もなく「自分でもびっくりした」という仕上がりの良さだ。
自主トレで体重を絞り、昨年の同じ時期より6キロも軽い。
下半身に粘りと切れが戻り、軸足のためも十分。
それが今の球筋につながっているという。
一昨年の16勝から昨季は勝ち星が半減。
真価が問われる今季に「よく動けているので」と手応えを感じていた。

頬がこけているように見えるのは写りの加減なのでしょうが、記事にもあるように昨年が今ひとつであった原因の1つと言われているウェイトオーバーによる体のキレの無さが解消されているようで、走り込みによる下半身の安定とともに、一昨年の好調さを取り戻すためのアイテムが揃いつつあります。
今の主力投手がいるうちでなければ開幕投手となっても意味がないとの発言をするなど意識の持ち方にも変化が出てきているようで、何やら大人の自覚のようなものを感じます。
もしかするとプライベートで頑張らなければと思うような出来事があったのかもしれませんが、とにかく成瀬がしっかりとしないことには2010年以降の投手陣のイメージが出来上がってきませんので、充実したシーズンを送ってくれることを願っています。

 

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トリプルYUの陰で泣く男

2009-02-06 00:18:09 | 千葉ロッテ

 

今日から第二クールが始まり、小宮山が偏頭痛から復帰をし、コーンローをほどいた西岡とアーチ連発の井口との新二遊間コンビのお披露目など見所が多かったようですが、やはり注目は昨日の休日に突如浮上した「トリプルYU」結成のニュースでしょう。
祐太、侑己、雄太がユニットの名に恥じないような活躍をしてくれること、これこそが全国一千万人のロッテファンの願いだと思います。

“トリプル・YU”ロッテの3本柱になる! (2/5 サンケイスポーツ)

目の前に広がる透き通った石垣島の海に「すげー!!」「やべー!!」と今どきのリアクション。
普通の若者にしか見えない3人はしかし、今後のロッテを支えるスーパーヒーローだった。
「(将来の)3本柱とかになれたらいいなと思う」と大嶺。
07年の高校生ドラフト1巡目の大嶺、08年の高校生ドラフト1巡目の唐川、そして今年のドラフト1位の木村。
「3人とも1軍で活躍して、一緒にイベントなどに呼ばれる選手になりたい」と唐川。
名前に「ゆう」のつく3人で“トリプル・YU”を結成する。
前夜は石垣島の郷土料理を食べに出かけるなど結束を深めているが、このヒーロー軍団に大型新人が加わるかもしれない。
ロッテは2010年秋のドラフトで、早大・斎藤佑樹投手(2年)を1位指名する方針。
06年の甲子園をともに沸かした同い年の大嶺は「そうなったらいいですね」と大歓迎だ。
ロッテでは過去、タレントの小倉優子が本社のCMに出演していたことがある。
まさにゆうこりんから佑ちゃんまで。
“ゆうゆう”尽くしで悠々と“優勝”を狙うのだ。

キャンプインをしてから初めての休日、特にルーキーの木村にとっては心身とも疲労がたまっていることでしょうから、おそらくはゆっくりと休養したいのが本音でしょう。
しかし彼ら3人には先発として頑張ってもらわなければならないことはもちろんですが、ファンサービスの中心としての役割も期待されていることは間違いありません。
ですからこんな平凡や明星みたいなアイドル扱いの写真を撮られなければならないのも人気者の宿命と思って、頑張ってくださいとしか言いようがありません。

若く才能のある選手の未来を夢想することこそが、ファンにとって至福の時を過ごすための必須アイテムです。
大嶺、唐川、木村と期待をされて入団してきた投手が、順調に成長してローテーションの軸として活躍してくれる日が待ち遠しい、このわくわく感は止めようがありません。
これだけ思いが高ぶるのは浦和に通っていた頃に、サブロー、立川、大塚が守る外野の布陣を夢見ていた時以来でしょうか。
この時の夢は大きく花開くことなく終わってしまいましたが、この「トリプルYU」には大きな花を咲かせてもらいたいと思います。

そんなニュースの陰で、泣いている男がいることにお気づきでしょうか。
ユニットに参加できる資格を持ちながらも黙殺されたことに怒りと悔しさで打ち震えているであろう、そうあの男です。

井上二?
アイドルユニットに40代のオヤジは不要です。
川崎介?
既に荻野と「OKコンビ」を結成していますし、自分は一段上の存在だとの自覚があるはずです。
西野士?
まだまだジュニア的な存在で、まずは支配下選手登録をされてからの話です。

下敷領悠太

そう、本来は「トリプルYUTA」でもおかしくはなかったはずの悠太です。
ドラフト1巡目であっても木村も実績がないのは自分と同じはず、アイドルユニットから渡辺俊介に顔で勝てると宣言した自分が外れるのはおかしいと思っていることでしょう。

この下敷領、私はちょっと可哀想な存在だと思っています。
一昨年の新入団選手発表会で「渡辺俊介さんに勝てるところは?」との問いに「顔」と答えたことが目立っていますが、実は他にも注目すべき発言がありました。
「ファンの方に何と呼んでもらいたいですか?」との問いに、「名前が悠太なので・・・」と答えたところで応援団から悠太コールが鳴り響きました。
しかし私はこの言葉の後に、「・・・すが、同じ読みの大嶺くんがいるのでシモと呼んで欲しいです」と言いたかったのだと今でも思っています。
そんな中での「トリプルYU」の結成ですから、こうなったら今季は意地でも1軍で結果を残して、「クワトロYU」として名乗りを上げてもらいましょう。

フロントの目論見どおりに斎藤祐樹を獲得できれば、「クインテットYU」にユニット名を改めればいいだけの話です。
その中で「YUTA組」「YUKI組」で切磋琢磨して、ロッテの投手陣の核として機能してくれれば万々歳です。
速球(大嶺)、制球力(唐川)、配球(斎藤)のタイプの違う右腕3人に、左腕の木村と下手投げの下敷領が加われば、バリエーションに富んだ最強の先発陣になります。

こんな夢を語れるのが開幕前のいいところで、どんどんと夢を膨らませるニュースが飛び込んできてくれることを願っています。
次は野手陣、鹿児島から佐藤と角中がユニット結成なんて話題が飛び込んでこないかと思いつつ、今日は筆を置くことにします。

 

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山内一弘氏が逝く

2009-02-05 22:37:13 | 千葉ロッテ

 

選手としてはミスターオリオンズとして背番号8を球団の顔に昇華させ、監督としても2度のリーグ制覇(前期)を果たした山内一弘氏が、2日に亡くなっていたとの報道がありました。
ミサイル打線の核としてオリオンズの伝説となっている山内氏の逝去は、プレーを見たことがない私としても衝撃であり、非常に悲しく思います。

昭和の大打者、山内一弘氏が死去 (2/5 日刊スポーツ)

プロ野球往年の強打の外野手で、中日とロッテで監督を務めた山内一弘氏が2日午後7時26分、肝不全のため、東京都内の病院で死去していたことが5日、分かった。
76歳だった。
愛知県出身。
自宅は非公表。
近親者で密葬を済ませた。
愛知・起工高から社会人を経て、1952年に毎日(現ロッテ)に入団。
54年から2年連続打点王を獲得するなど巧みなバットコントロールで「シュート打ちの名人」「打撃の職人」と呼ばれ「ミサイル打線」の中心打者として活躍した。
60年には本塁打王、打点王の2冠に輝き、最高殊勲選手(現最優秀選手=MVP)にも選ばれた。
64年には、ともにチームの中核だった小山正明氏との「世紀のトレード」で阪神に移籍し、70年に広島で現役を終えた。
プロ19年間の通算成績は打率2割9分5厘、396本塁打、1286打点。
首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度の実績を残したほか、通算300本塁打を最初に達成。
16度出場したオールスターでも大活躍して「オールスター男」と言われた。
ベストナインにも10度選ばれた。
指導者としても評価が高く、引退後は巨人、阪神の打撃コーチを務め、ロッテと中日で各3シーズンずつ指揮を執った。
監督通算成績は336勝313敗。
2002年に野球殿堂入りを果たした。

一昨年の千葉マリンでの開幕戦に始球式で登場した山内氏でしたが、体が三回りほども小さくなっており、歩くのも覚束ないぐらいの衰えが見られ、かなり心配をしていました。
始球式のボールも数メートルしか投げられず、マウンドから降りる際もバレンタイン監督に支えられるようにしていたことを覚えています。
記事にあるWBCでの始球式の写真はその前年ですから、一気に病気が進行したのかもしれません。

私が本格的にロッテの試合を球場に見に行くようになったのが、山内氏が監督を務めていた頃でした。
落合、リー兄弟、有藤など、かつてのミサイル打線に匹敵するような強力打線を引っさげて2年連続の前期制覇を果たし、残念ながらプレーオフで敗れたために日本シリーズへの出場は成りませんでしたが、久しぶりに強いロッテを見せてくれました。

OBとしてロッテの行く末を心配してくれていたと思いますので、山内氏が安らかに眠れるような戦いをロッテナインがしてくれればと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

 

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まずは香月

2009-02-04 22:35:35 | 千葉ロッテ

 

井口や西岡のニュースも気になりますが、やはり新戦力の台頭が待ち遠しいのが正直なところです。
ルーキーで先陣を切ったのは香月、フレッシュな話題を振りまいてくれました。

ボビー衝撃!元スーパー店員評価揚げ揚げ (2/4 スポーツ報知)

ドラフト6位・香月良仁投手(25)がバレンタイン監督に衝撃を与えた。
第1クール最終日となった3日、今キャンプ2度目のブルペン入り。
55球を投げ込んだが、バックネット裏で見守った指揮官は「香月の投球は非常に印象が残った。素晴らしいものを持っている」と絶賛。
開幕1軍へ大きくアピールした。
元スーパーマーケット店員がボビーの視線を集めた。
社会人クラブチーム「熊本ゴールデンラークス」時代、スーパーの「鮮ど市場」で8時間、コロッケなどの揚げ物を担当していた香月。
鍋を何度も動かして鍛えられた手首だが、ブルペンでは無意識のうちに“腕前”を披露した。
伸びのある直球、切れ味鋭いシュートでボビーのハートをつかんだ。
「ようやく自分のイメージに近づいてきた。揚げ物の効果が出てますかね」と思わず笑みがこぼれた。
ライバルチームも警戒感を強めた。
「あのシュートを交えられたら、打者の脅威になる」とソフトバンク・加藤スコアラー。
ドラフトの隠し玉が1軍へ確かな一歩を刻んだ。
◆香月 良仁(かつき・りょうじ)1984年1月22日、福岡県生まれ。25歳。柳川高―第一経大を経て、社会人野球の熊本ゴールデンラークス入り。昨年、ドラフト6位でロッテへ。オリックスの香月良太は実兄。180センチ、79キロ。右投右打。

香月は兄もオリックスで投手をやっていることや、普通に働く社会人野球選手であったという話題性もあって、マスコミも取り上げているということもあると思います。
ただ都市対抗野球でのピッチングは「なぜあのストレートで抑えられるのか」と不思議がられた投手であり、ボールの伸びで勝負するタイプのようです。
初速と終速の差が小さいことで打者から見るとボールが手元で伸びるように感じられるらしく、おそらくは球持ちがいいからこその特性だと思われます。
タイプは違いますが球速では計れないストレートの威力を持つ投手という意味では、成瀬に近い存在なのかもしれません。

このストレートを武器に実戦でどこまで通用するのか、香月の今後が楽しみです。
まだまだコントロールや球種の少なさなどの課題は多いのですが、今は特徴であるストレートを磨くことに専念をして欲しいと思いますし、兄と一軍で投げ合えるようなプレーで話題となる選手になってくれればと思います。

 

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第三の覇者(1)

2009-02-04 19:33:54 | 読書録
第三の覇者〈1〉

学習研究社


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今をときめく大河ドラマの主人公である直江兼続が、戦国時代の終焉を飾る東西決戦に第三の極として上杉家を飛躍させることを目指す戦いを描いています。
三國志ばりの「天下三分の計」を画策する兼続が、海千山千の徳川家康、そして盟友とも言われた石田三成を向こうに回して獅子奮迅の活躍を見せます。

果たして兼続に天下を嘱望する気概があったのかどうか、これは今もってはっきりとはしていません。
関ヶ原合戦における石田三成との東西挟撃の談合も史実的には否定をされていますし、有名な直江状も偽書であるというのが通説となっています。
また徳川家康が西上した後に江戸になだれ込むではなく最上攻めを決断したのは主君の上杉景勝であり、兼続は家康を追撃すべきと主張したとも言われていますが、これも周辺の史書からすると否定的な意見が多いようです。
おそらくは兼続も九州で暗躍をしていた黒田如水と同様に関ヶ原での東西決戦が1日で決着するとは考えておらず、長期戦に備えて背後を安泰にするために出羽へ出陣をした、このあたりが真相ではないかと思われます。

しかし当作品での兼続は積極果敢であり、上杉家こそが天下を統べるべきだとの考えに基づいて行動をします。
優柔不断とも言われていた前田利長や、家康に近かったと言われる佐竹義重らを味方に引き入れる流れはやや無理がありましたが、それでも着眼点としては面白みがあり、世間的にはマイナーな武将を引っ張り出したことは評価できます。
心配なのは兼続の鬼才を強調しすぎて物事を手前勝手に進めすぎることで、そこを控えてくれれば次巻以降も楽しみな展開を見せてくれると思います。


2009年2月4日 読破  ★★★★☆(4点)

【関連図書】 第三の覇者(2) 第三の覇者(3) 第三の覇者(4)

 


いつか小坂も

2009-02-03 21:52:09 | 千葉ロッテ

昨日の頭痛の日というネタが、まさか小宮山の偏頭痛に繋がるとは思いもよりませんでした。
あの小宮山が練習を休むぐらいですから偏頭痛というのは大変な症状なのでしょうし、高齢ですと脳内出血などの可能性もありますから、精密検査をした方がよいかもしれません。

さてキャンプも3日目、各球団からいろいろな話題が飛び込んできます。
基本的にロッテ以外はあまり気にしない私ではあるのですが、他球団でもロッテ絡みですと見逃すことはできません。

小坂から盗め!“職人芸”に絶賛の声 (2/3 スポーツ報知)

今季から楽天に新加入の小坂誠内野手(35)は2日、ノックで華麗な守備を連発。
“職人芸”にスタッフや若手選手から絶賛の声が上がった。
日本屈指の華麗な守備で、早くも仲間のハートをガッチリとつかんだ。
初日に続けて行われたノック。
小坂が最短距離で打球に追いつき、巧みなグラブさばきですくい上げる。
ノッカーの広橋2軍内野守備走塁コーチからは「(小坂の技術を)盗めよ!」と何度も若手に声がかかった。
球界最高峰の守備名人の動きを、松井2軍監督は「フットワークと体勢作りがいいよね」と絶賛。
同じグループだったルーキーの中川も「自分は追いつくのがやっとの打球を、小坂さんは正面で捕っている」と目を丸くして驚いた。
楽天初の地元・宮城県出身選手。
故郷を愛する男は「何らかの形で地元に恩返しを出来れば」と力を込める。
レギュラーとしてチームに貢献することはもちろん、若手の“教科書”となることもいとわない。
「聞かれたところは伝えていきたい」と話す。
巨人では右肩痛などに悩まされ、厳しい3年間を過ごした。
苦しんだ分だけ今年に懸ける思いは強い。
この日は、居残りで約1時間半もの打撃練習を行った。
6日の第2クールからは1軍に合流予定で「しっかりアピールできるものを作って(1軍に)行きたい」と誓う。
渡辺直、内村ら若手との定位置争いに食い込んでいく覚悟だ。

何だかんだ言っても2軍スタートですから楽天でも厳しい立場の小坂ですし、ロッテとしても選手の小坂というニーズはないのですが、やはり気になる存在です。
おそらくは今季で引退でしょうし、地元への恩返し、そして奥さまも東北ゆかりの方ということもあって、そのまま楽天のコーチに就任するのではないかと思います。
しかしいつかはロッテに帰ってきて欲しい、その思いは消えません。

ただノックバットを振るだけの内野守備コーチではなく、自らグラブ捌きを見せられるコーチというのはなかなかいるものではありません。
ですから出来れば体が動く若いうちにロッテに戻ってきてもらいたいのですが、タイミング的には親友の黒木が監督に就任をするあたり、5年後ぐらいが目処でしょうか。
他球団での経験で一回り大きくなった小坂が、指導者としてロッテを日本一に導いてくれる日がくることを心待ちにしています。

 

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