オリオン村(跡地)

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開幕投手は清水

2009-02-23 21:11:01 | 千葉ロッテ

 

今年の開幕は千葉マリンで迎えることになりますが、その開幕戦の先発が清水に内定をしました。
予想はしていましたが、この時期の発表にはちょっと驚いています。

早くも指揮官が指名 ロッテの開幕投手は清水 (2/23 スポーツニッポン)

ロッテの開幕投手は、昨季チーム最多の13勝を挙げた清水に決まった。
石垣キャンプ最終日の23日、バレンタイン監督が明言。
2年ぶり4度目の大役に、清水は「たまたま1番最初に投げるだけ。そこからチームを引っ張っていきたい」と冷静に意気込みを語った。
この日は総仕上げとして約40球。
最終クールの4日間では3度ブルペン入りし、力のある直球を中心に、周囲をうならせる投球を披露した。
「いいキャンプができた。最初は動きたいのを抑え、投げる数もセーブした。最後のクールは強く投げられたし、腕も振れた」。
近年では遅い4月3日の開幕に備え、はやる気持ちを抑えながら仕上げてきた。
指揮官も「昨シーズンの状態、キャンプの状態を見てふさわしいと思った」と順調さを認めた。
打ち上げのあいさつで、選手会長の清水は「西武が持っているチャンピオンフラッグを取り返そう」とチーム全員へ語った。
開幕戦の相手は、昨季日本一の西武。
4年ぶりの優勝へ、エースが気持ちを高ぶらせた。

たかが1試合のことではあるのですが、開幕戦は1/144以上の価値を持っていると考えています。
特に開幕投手はその1年の軸として期待をする選手を起用するわけですから、非常に重要なポジションです。
いわゆるエースと呼ばれる投手が務めることがほとんどであるのはそういった理由からであり、伊良部を差し置いて園川を開幕投手に選んだ江尻監督に対して、「開幕投手には格がある」と怒った王監督の気持ちも分かります。
対戦チームとの相性などを考えて戦略を巡らせるのではなく、エースでどんと勝ちにいく、これが開幕戦です。

私は今年の開幕投手は清水であって欲しいと考えていましたので、今回の発表はタイミングはともかくとして、正しい判断であると見ています。
清水とともに昨年の勝ち頭であった渡辺俊がWBCに選ばれて開幕に向けての調整に不安があること、意欲を見せていた成瀬が故障で出遅れたこと、小林宏や久保は復活が先決であること、大嶺や唐川ではまだ格が備わっていないこと、など消去法的な意味合いがあることも否定はしませんが、何より昨年に見せた清水のチームを引っぱる姿勢を高く評価していることが最大の理由です。
契約問題での姿勢には不満があるものの、そのチーム最高年俸に相応しい自覚を体で表現する力を持っていると、期待を込めて今年の清水を見ていきたいと思います。

また、開幕投手の呪いへの免疫があることも、清水を推していた理由の1つであったりします。
くだらないことではあるのですが、2年続けて開幕投手がダメダメのシーズンを送ってしまった事実を目の当たりにすると、福浦が断ったとも言われる弁当の呪いと同じぐらいのインパクトを持つのではないかと思ってしまう自分がいます。
そんなところに渡辺俊を推す勇気は自分にはなく、その洗礼を1度は浴びた清水がエースとしての力を持ってジンクスを打ち破る、そんなシナリオに期待をしています。
西武はWBC帰りの涌井と失意の岸を天秤にかけて決定をするのでしょうが、相手がどうではなく自分のピッチングで昨年の覇者をねじ伏せる、そんな清水であることを願っています。

 

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上野がキターッ

2009-02-23 20:28:08 | 千葉ロッテ

 

紅白戦も6戦目、これがキャンプでの最後の実戦になりますが、ついに上野が先発のチャンスをもらいました。
失点はしたものの3回を自責点ゼロで切り抜けた上野は、無事にオープン戦に向けてチャレンジ切符をゲットできたと思います。

小林宏や久保が滅多打ちに近い惨劇を見せた試合でしたから、上野のピッチングはベンチに強い印象を与えることができたのではないかと思われます。
追い込んでからの攻め方に課題があるとの報道もされていましたが、そこは受ける捕手が上野の持ち味を把握すれば解決できる可能性が高いでしょう。
荻野もデビュー当初は里崎がいろいろと試していたことでパットしないものでしたが、縦のカーブが武器になると見極めたことで大きな飛躍を遂げました。
実戦で場数を踏むことで成長をするのは当の選手だけではなく、チームとして、この場合で言えば捕手のリードも成長をします。
上野だけではなく坪井や香月、そして出遅れ感のある木村にしても、とにかく里崎や橋本と数多くバッテリーを組んでもらいたいと思います。
渡辺俊はWBCに選ばれてチームを留守にしていますし、成瀬は故障もあって紅白戦に登板をせず、小林宏と久保はこんな調子で先発陣の出遅れ感は最高潮ですから、オープン戦で手応えがあるようなピッチングができればペナントレースでも先発のチャンスをもらえるかもしれません。
大嶺や唐川とともにニュージェネレーションの波を起こして欲しいと、とにかく期待をしていますので頑張ってもらいたいです。

それにしても打線が好調と言うべきか、投手がなっていないと嘆くべきかは微妙なところではありますが、この時期にしてはバットが振れている選手が多いようです。
今年は天候に恵まれて屋外での実戦形式のバッティングを数多く出来ていたこととは無縁ではないのでしょうが、とにかく昨年に故障に泣いた里崎と今江が元気なのが心強いです。
里崎はWBCを諸々の理由で辞退をするなど今年に賭ける意気込みは強いでしょうし、今江も昨年の大事な時期のリタイヤで無念の思いを抱いていることと思います。
キャプテンである里崎と笑顔の今江の調子が良ければチームが活気づきますので、このまま開幕までの1ヶ月を順調に過ごしてくれることを祈っています。

福浦は紅白戦の全試合に出場をするなど体調はよさそうですし、ランビンが早川やサブローを脅かすような動きを見せてくれています。
井口も思うように体を動かせているとの実感を口にする一方で、根元や神戸、早坂らの若手も下からの突き上げをアピールするなど、非常に楽しみな流れになっています。
この流れを対外試合でも維持ができるのか、明後日からの練習試合、オープン戦でどういったプレーを見せてくれるのかと今からドキドキしています。
チケットの発売も始まりましたし、春はもうすぐそこです。

 

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