オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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オープン戦は快勝でスタート

2009-02-28 23:37:27 | 千葉ロッテ

紅白戦、練習試合に続いて今日からオープン戦が始まり、いよいよ本格的な野球シーズンが始まります。
強力なライバルとなるであろう楽天との対戦を快勝し、幸先のよいスタートを切りました。

まずは投手、先日の紅白戦で打ち込まれた小林宏と久保が、ファンを安心させてくれるピッチングを披露しました。
小林宏はボールのキレ、制球とも抜群だったようで、本人も納得のコメントを残しています。
今日は3回を僅か35球の省エネピッチングで、昨年は制球難から球数を要してスタミナ切れを起こした感がありましたので、これはなかなかよい傾向です。
同じく久保も球数少なく楽天打線を簡単に片付けましたし、対外試合でピリッとした投球内容を見せてくれるとホッとします。
先日の小野、大嶺、清水に続いて小林宏、久保と先発候補が3イニング程度をきっちりと抑えてくれたことでローテーション争いも激しさを増してきましたし、おそらくは明日の先発であろう唐川が好投をすると、WBCで留守中の渡辺俊も穏やかな心境ではいられなくなるかもしれません。
故障中の成瀬が焦ってしまうのは困るのですが、高いレベルでの競い合いはウェルカムですので、このまま順調な調整が続いてくれることを願っています。

その後を継いだ中継ぎ陣の中で、根本と神田、中郷は1軍争いからこぼれないように必死のピッチングが続いています。
これまでがピリッとしない結果だっただけに、1度の失敗で浦和行きを命ぜられてもおかしくはありません。
そんな中で中郷が3者三振の快投を見せたことは収穫で、追い込みながらも逃げの姿勢が強かった昨年までの中郷からの脱皮の第一歩だと思いたいです。
またルーキーとして先陣を切った坪井は先頭打者を歩かすなど1安打1四球、左打者を抑えられなかったなど反省点の残る内容でしたので、次回の登板で挽回をしたいところです。

打線はバレンタイン監督らしく、今まで何だったの?と思うぐらいにオーダーを入れ替えてきました。
西岡を3番、井口を4番に据えてトップが早川で2番が福浦と今ひとつ意図が掴めないのですが、まあバレンタイン監督だからこんなものだと思うしかありません。
今日は井口の2安打3打点を始めとして福浦、大松、里崎と主力にヒットが出ましたし、腰痛で正捕手争いから大きく後退をした橋本がようやく復帰したことも朗報です。
またこれまでランビンに差をつけられていたバーナムが、未だにバーナムJRなのかバーナムjrなのかがハッキリとしないので暫くはバーナムで通しますが、広角に2本の2塁打を放ったことでDH争いが激化してきそうです。
消息不明だったベニーも先日から復帰をして連日ヒットを重ねていますし、ムニスの獲得による外国人選手争いにも注目が集まります。

その他では早坂が今日も外野を守り、田中雅は一転して二塁での起用、そして根元が三塁を守りました。
早坂は生き残るためには外野しかないと私は考えていますので、足を活かした守備力に磨きをかけるべく実戦経験を積むことはよいことだと思います。
また田中雅はこれまでの起用から今年は捕手としての出番が増えると思っていたのですが、よくよく考えれば昨年もキャンプまでは捕手中心でしたし、単に捕手の頭数が少なかったからという田中雅にとっては迷惑な理由によるものであったのかもしれません。
一方で根元は肩を考えれば厳しい三塁の守備も、とにかく出番を得るためには贅沢なことは言っていられないと割り切るしかないのかもしれず、守備でのアピールは難しいでしょうからバットで目立つしかありません。
これだけのライバルが居れば塀内や渡辺正が一塁も含めたあらゆる内野のポジションを守ることになるのは仕方がなく、また両人は左右の控えとして重要なプレーヤーであることも間違いありませんから、とにかく堅実な守備とバントに徹してもらいたいものです。

ところで注目をしていた西岡と野村監督との丁々発止ですが、西岡がコーンロウの頭のままで挨拶に行ったのかどうかは不明ながらも、和やかなものであったようです。
口の悪い野村監督も慕ってくるような素振りには甘いようで、西岡と井口のITコンビに「アライバを越えろ」とエールを送ったとの報道がされていました。
期待をしていたラズナーが今ひとつで、打線も中村紀が不発でまんじゅう状態を抜け出すのがやっとだっただけに試合後は不機嫌だったでしょうが、パシフィックを愛する者としてはいろいろな話題でリーグを盛り上げてくれている野村監督には頭が下がります。

明日も楽天とのオープン戦です。
唐川、上野らが登板すると思われますので、いや家庭の事情で上野はダメかもしれませんが、それでも他の若手投手の登板があるでしょうから非常に楽しみです。
雨続きの千葉とは違って長崎は明日も天気はよさそうですので、実りのあるプレーでファンを喜ばせる試合をしてくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 2 0 2 2 1 0 2 0 0 9 10 0
楽天 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 6 2


◆2月28日(土) 楽天-千葉ロッテOP戦(ロッテ1勝、13時、長崎、5,838人)
▽勝 小林宏 1試合1勝
▽敗 ラズナー 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、久保、伊藤、根本、神田、坪井、中郷―里崎、橋本
楽天 ラグナー、木谷、愛敬、グウィン、川岸、チルダース―嶋

 

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支配下選手登録レースの行方

2009-02-28 18:16:47 | 千葉ロッテ

新外国人選手として、以前も報道のあったキューバ出身のムニスが育成枠で契約をしました。
これで15人目の育成枠選手となり、開幕までに誰が支配下選手登録をされるのかが注目をされます。

ロッテがキューバ選手獲得!田沢から3安打! (2/27 スポーツニッポン)

ロッテは27日、キューバ国籍のフアンカルロス・ムニス外野手(33)=1メートル80、90キロ、右投げ右打ち=を育成選手として獲得した、と発表。
背番号は135で年俸500万円。
28日から2軍に合流する予定。
ムニスは、2006年まで米大リーグ、マーリンズ傘下のマイナー球団に所属。
メジャーの経験はない。
07、08年には現在の居住地であるブラジルの代表に選出され、昨年には、当地に遠征した新日本石油ENEOS田沢投手(現レッドソックス)から3安打している。

キューバ出身ながらブラジルナショナルチームに所属と不思議な経歴を持つムニスですが、その身体能力を考えればどうしても期待をしてしまいます。
チームの最大の補強ポイントである右の外野手でもありますし、キンデランやリナレスといったキューバの大砲といったイメージが先行をするため、多くのロッテファンがズレータの穴を埋めるぐらいの期待感を持っているのではないかと思います。
もちろん35歳を越えてからとは言ってもキンデランらが日本で残した実績を知らないわけではありませんし、日本人選手の全員がイチローや松坂ではないのと同様にムニスも単にキューバ人選手であるだけなのですが、それでもワクワクとしてしまうのが正直なところです。

そのムニスは育成枠としての契約で、いくら日本人と同列には語れないとは言っても、33歳という年齢からして悠長に育成をするために獲得をしたとは思えません。
経歴や実績の不明さからお試しという意味合いが強いのではないかと、そう考えるのが妥当でしょう。
2軍での実戦を経て早い段階で白黒をつけて、日本の野球に適合できそうな感じであれば背番号が軽くなる日もそう遠くはないかもしれません。
打撃だけではなく足にも自信があるようですから、とても楽しみです。

熊本GL、ロッテ2軍と練習試合 (2/25 南日本新聞) 

薩摩川内市でキャンプ中の千葉ロッテ2軍と、社会人の熊本ゴールデンラークス(GL)の練習試合が24日、同市総合運動公園であった。
熊本GLには鹿児島県出身者が6人おり、家族らの声援を受けて元気な姿を見せた。
熊本GLは、選手全員が母体のスーパーで働きながら野球に取り組む社会人球団。
創部2年で都市対抗野球に初出場。
昨秋、エース香月が千葉ロッテに指名を受けた。
この日、熊本GLの先発は川畑正明(樟南高-崇城大)。
軸足に体重を乗せて沈み込むフォームが特徴。
最速143キロの直球と、キレのあるスライダーやフォークを操り、3回を被安打1、無失点に抑えた。
「香月が抜けた分、自分が引っ張っていく覚悟で臨む」と意欲を見せた。
俊足好守の川崎成晃(鹿児島商高-福岡大)は三番センターで先発した。
昨年の都市対抗野球で本塁打を放つなど、プロ注目選手に成長。
「ドラフトを視野に走力や守備を磨きたい」とプロ志向を持つ。
ともに「都市対抗優勝」を目標に掲げた。
試合は、ロッテ育成選手の大谷(樟南高卒)が先制点となるプロ初アーチを左翼ポール沿いに放ちアピール。
終盤、ロッテ打線が熊本GLをとらえ、7-3で勝った。

そうなると負けてはいられないのが同じ右の外野手である大谷で、ちょっと贔屓にしている大谷が順調に育っていることがうかがえるニュースは喜ばしいです。
練習試合とは言ってもプロ初ホームランは成長の証ですし、どんどん実戦で経験を積んで欲しいと思います。
もし球団が失念をしているのでなければ、おそらくは開幕までには支配下選手登録数を規定の65人にするために最低1人の昇格を決断することになりますから、大谷だけではなく全育成枠選手の目の色は変わっていることでしょう。
昨年の実績を考えれば宮本か小林憲あたりが妥当なところなのかもしれませんが、大谷や角も負けずに頑張ってもらいたいです。
そんな彼らにとってはムニスの加入は相当の脅威でしょうが、ただ外国人野手の枠を考えれば開幕までにムニスが昇格をするためには余程の活躍が必要ですので、あまり気にせずに自分の素材をアピールすることに専念をすればよいと思います。
誰に朗報が届くのか、3月も熱い戦いが続きます。

 

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