春季キャンプも終了して開幕まで1ヶ月余りですが、28日のオープン戦に先駆けてヤクルトとの練習試合がありました。
紅白戦とは違って投打のいずれの結果も額面どおりの評価に繋がりますので、段々と緊張感が高まってきます。
残念ながら白星スタートとはなりませんでしたが、内容が大事な時期ですから勝敗に一喜一憂する必要はありません。
もちろん勝つに越したことはありませんが、くだらない勝ち試合よりも期待感の持てる負け試合の方が100倍も嬉しいです。
そういう意味では価値のある試合であった、そう評価をしています。
新人木村、香月が無失点の好投 (2/26 日刊スポーツ)
ロッテの若手投手が、今季初の対外試合となったヤクルト戦で持ち味を発揮した。
香月、木村のルーキーコンビはそれぞれ1回を無失点に抑え、3年目の大嶺もチェンジアップの精度を上げて3回1失点と及第点の内容だった。
バレンタイン監督は「どの投手もそれなりにいい内容だった。大嶺は投げるたびに自信を深めている。先発要員として考えている」と、構想を膨らませていた。
ヤクルトもレギュラークラスが福地、ガイエル、畠山ぐらいですから抑えて当然とも言えますが、それでも若手投手が結果を出してくれたことは喜ばしいです。
木村は紅白戦で打ち込まれていたことで精神的にも追い詰められていたでしょうし、逆に結果の出ていた香月は調子の維持に腐心をしていたでしょうから、この両ルーキーがホッと一息つけたであろうことが最大の収穫であったと思います。
また先発をした小野、そして大嶺と高めに浮きながらもボールには力があったようですし、バレンタイン監督が抜擢を考えているように見える松本も好スタートを切りました。
投手に関しては100点の初戦であったと思います。
打者についても移籍の井口がヒットを放ちましたし、福浦にヒットが出続けていることは朗報です。
今江が欠場をしたのが気にはなりますが、悪い話しも伝わってきませんので心配はないでしょう。
ヤクルトとは違ってほぼ主力が顔を揃えた打線が、期待の若手とは言っても実績のない由規や赤川、塚本らに抑えられたというのは憂うべき事態ですが、昨年の轍を踏まないように実戦で調整をさせていけば、開幕までには調子を上げていってくれるものと思います。
いよいよ早坂の外野へのコンバートが本格化しそうな気配と、意外にも捕手としての出番が増えそうな田中雅の動向を確認できたことも、収穫と言ってよい試合でした。