オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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いつか小坂も

2009-02-03 21:52:09 | 千葉ロッテ

昨日の頭痛の日というネタが、まさか小宮山の偏頭痛に繋がるとは思いもよりませんでした。
あの小宮山が練習を休むぐらいですから偏頭痛というのは大変な症状なのでしょうし、高齢ですと脳内出血などの可能性もありますから、精密検査をした方がよいかもしれません。

さてキャンプも3日目、各球団からいろいろな話題が飛び込んできます。
基本的にロッテ以外はあまり気にしない私ではあるのですが、他球団でもロッテ絡みですと見逃すことはできません。

小坂から盗め!“職人芸”に絶賛の声 (2/3 スポーツ報知)

今季から楽天に新加入の小坂誠内野手(35)は2日、ノックで華麗な守備を連発。
“職人芸”にスタッフや若手選手から絶賛の声が上がった。
日本屈指の華麗な守備で、早くも仲間のハートをガッチリとつかんだ。
初日に続けて行われたノック。
小坂が最短距離で打球に追いつき、巧みなグラブさばきですくい上げる。
ノッカーの広橋2軍内野守備走塁コーチからは「(小坂の技術を)盗めよ!」と何度も若手に声がかかった。
球界最高峰の守備名人の動きを、松井2軍監督は「フットワークと体勢作りがいいよね」と絶賛。
同じグループだったルーキーの中川も「自分は追いつくのがやっとの打球を、小坂さんは正面で捕っている」と目を丸くして驚いた。
楽天初の地元・宮城県出身選手。
故郷を愛する男は「何らかの形で地元に恩返しを出来れば」と力を込める。
レギュラーとしてチームに貢献することはもちろん、若手の“教科書”となることもいとわない。
「聞かれたところは伝えていきたい」と話す。
巨人では右肩痛などに悩まされ、厳しい3年間を過ごした。
苦しんだ分だけ今年に懸ける思いは強い。
この日は、居残りで約1時間半もの打撃練習を行った。
6日の第2クールからは1軍に合流予定で「しっかりアピールできるものを作って(1軍に)行きたい」と誓う。
渡辺直、内村ら若手との定位置争いに食い込んでいく覚悟だ。

何だかんだ言っても2軍スタートですから楽天でも厳しい立場の小坂ですし、ロッテとしても選手の小坂というニーズはないのですが、やはり気になる存在です。
おそらくは今季で引退でしょうし、地元への恩返し、そして奥さまも東北ゆかりの方ということもあって、そのまま楽天のコーチに就任するのではないかと思います。
しかしいつかはロッテに帰ってきて欲しい、その思いは消えません。

ただノックバットを振るだけの内野守備コーチではなく、自らグラブ捌きを見せられるコーチというのはなかなかいるものではありません。
ですから出来れば体が動く若いうちにロッテに戻ってきてもらいたいのですが、タイミング的には親友の黒木が監督に就任をするあたり、5年後ぐらいが目処でしょうか。
他球団での経験で一回り大きくなった小坂が、指導者としてロッテを日本一に導いてくれる日がくることを心待ちにしています。

 

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10 コメント

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小坂の守備は良かったな (レッチリ)
2009-02-03 23:02:03
まずトラバありがとうございました。しかし誤字があり、記事を書き直してしまいました。すいません。小坂ネタを見て喜ぶロッテファンはいても、そんな巨人ファンはいないでしょうね。近い将来、黒木監督・初芝ヘッドコーチ・堀打撃コーチ・小坂守備走塁コーチなんて時代が来るんですかね。
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Unknown (おむすび)
2009-02-03 23:31:37
小坂が新人のころ、清水将と小坂が東京ドームで一緒にお立ち台上がったのを見た記憶があります。ついこの間のような気がするのに早いものです。また、彼を間近で見たことがあるのですが、小柄な彼でも目の前にいると壁のような圧迫感があったのを良く覚えており、やっぱり体を鍛えているスポーツ選手はすごいなぁと思ったのも記憶に強いです。
記事の件、確かに野手コーチと言うとノック打っている印象が大きく、守って実技している姿の報道はあまり見たことがありません。小坂は引退後も太らずに、その特別級のフィールディングを実演できる、動けるコーチになれたらいいですね。それに、太るのは悪くないけど、年取ってもスマートなのはやっぱり格好もいいですね。僕の大好きな園川は引退しても細いままでカッコいいです(笑)。井上投手コーチも少しやせるべし(笑)。
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Unknown (マドロッテ)
2009-02-04 00:09:05
中村ノリのサードでのグラブさばきも
楽天選手の生きた教材となっており、
こういったGグラブ賞を取った選手たちの
技術の伝承というのは貴重です。

井口も竹原あたりに良い影響を与えており、
もし竹原が井口効果で覚醒してくれたら、
井口様様ですよ。

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偏頭痛について (NO39かずくん)
2009-02-04 01:31:22
自分も持病です。この偏頭痛は、少しの音でも頭に響く。やっかいな病気ですよ。
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Unknown (小坂選手、楽しみですね)
2009-02-04 07:35:56
いまだにYouTubeで小坂選手のプレー集を見ては、胸を熱くしている自分としては、楽天の選手とはいえ、再び小坂選手のプレーを見ることができるのがうれしいです。
生で観戦できれば言うことはないのですが・・・。
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今季で引退というところで… (テリー)
2009-02-04 13:32:19
私は数年は現役だろうと思っていたのですが、読んだときにリアリティを感じて、寂しい気持ちになってしまいました。
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生きた教材・魅せるコーチ (放浪カモメ)
2009-02-04 14:55:28
私も小坂には思い入れが強いです。かつては、
今よりも遥かにTVやPCでの放送が無かったですから、球場に足を運ぶかスポーツニュースや好プレー集で見るしかなかったですからね。ロッテという今よりも遥かに知名度の低い球団で、しかも主に守備のみであれだけの注目を集められる選手も少ないと思っていました。
また、球場に足を運んだ時には、お立ち台にも上がってくれ、「僕がお立ち台に上がる事は滅多に無いので、今日球場に来てくださったファンの方はラッキーだと思います!」と言ってさりげなく盛り上げてくれたのを思い出します。

今年の楽天は、中村紀、小坂と生きた良い教材が加入し、彼らの活躍やそれに触発された若手の台頭と野村監督の采配次第で、ロッテファンとしてはなかんか手ごわい相手になりそうだと思っています。

小坂自身はおそらく、あと数年、生きた教材となり、そのまま楽天のコーチとなるか、楽天が獲らなければ、ロッテが間違いなく動くでしょう。どちらにせよ、その時の監督やフロント次第でしょうね。是非ともロッテの内野守備走塁コーチで!というのが、ファンとしての希望です。

また、動けるコーチという事ですが、まさにその通りで、ソフトBの秋山監督が秋季練習で遠投95m以上放り投げたり、スライディングの手本を見せたり、打撃で快音を響かせたりと精力的に手本を見せて若手を刺激しています。中日の落合監督も就任後すぐに、ドロップ、スライスなどを利かせた彼ならではの難しく厳しいノックをしていたのを思い出します。
小坂にそれら全てをやれという訳ではもちろんありませんが、それくらいコーチになっても動ける状態であって欲しいものです。特に彼の場合は聞かせるより見せる方が性格的にも合っていますし。とにかく、若いうちにコーチに就任し、身をもって教える方法と、話して教える方法の両方を習得して貰いたいというのが願望です。是非、近い将来、古巣に戻り、チームの底上げをお願いしたいものです。
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お返事 (オリオン)
2009-02-04 22:19:35
>レッチリさん
巨人時代はいくら何でも打撃が悪すぎましたから、巨人ファンからすると騙されたぐらいの思いがあるかもしれません。
そもそも小坂に打撃を期待すること自体が間違いなのですが(笑)

>おむすびさん
確かその試合はルーキーイヤーの開幕戦、清水将海がホームランを放ち、小坂が猛打賞だったような記憶があります。
西崎だかの足元を抜けていくようなプロ初ヒットだったような気がしますが、かなりあやふやです。

私はその年の春季キャンプを鹿児島に見に行ったのですが、当然のことながらドラフト5位の小坂に興味はありませんでした。
そもそもドラフト会議の日は出張でラスベガスに居ましたので、私の中では一番印象の薄いドラフトでした。
そんな中で鴨池球場の控え室に入りかけた小さな選手に「サインをもらえますか」と声をかけたら、もう5メートルぐらいは入っていたのに戻ってきてくれて、しかも頭を下げ下げしながらサインをしてくれた選手が、00を背負った小坂でした。
その日から小坂贔屓になり、今に至っています。
ちなみにサインをもらった中で一番愛想が悪かったのが小宮山、良かったのがキャリオンでした・・・
キャリオンも移動のために車に乗り込んでいたのに、わざわざ降りてサインをしてくれました。
これで活躍をしてくれれば言うことはなかったのですが(苦笑)

>マドロッテさん
中村紀、なにげに守備は上手いんですよね。
やはり生きた教材を直に見るのと話しに聞くのとでは天と地の差がありますから、小坂コーチのロッテ復帰を渇望してしまいます。

>NO39かずくんさん
厳しそうですね。
続報がありませんが、明日からの第二クールに復活するかが気になります。

>小坂選手、楽しみですねさん
レギュラーとしての活躍は難しいと思いますが、千葉マリンに姿を見せることもあるでしょうから、その時は応援したいと思ってしまう自分がいるでしょう。
試合展開によるのでしょうが・・・

>テリーさん
悪気はないので、ご容赦ください。
よほど打撃が向上しなければ、1割台でのレギュラー奪取は厳しいでしょうし、野村監督も今季限りとのことでキリよく新監督の下でコーチに就任というシナリオになるのではないかと見ています。

>放浪カモメさん
小坂の守備の素晴らしさは一歩目の速さで、ラジオ中継で、ライオンズ贔屓の文化放送などでも小坂の守備を誉めていましたからね。
「そこにいるか~小坂~」など、もう忍者扱いでした。
確かヤクルトが出場をした日本シリーズで、解説に呼ばれた小宮山がアナウンサーの「今の宮本のプレーは見事でしたね」との問いかけに、「小坂だったら正面で捕っていますよ」と言っていたのを記憶しています。

そう言えば広岡GMがバレンタイン監督を更迭した際か、あるいは江尻が退任したあたりで重光ジュニアに監督就任を依頼されて、現場に立つには体が動かないからと断ったと聞いたことがあります。
やはり教える方も動けてなんぼの世界だと思いますので、小坂に限らず黒木や初芝など、若いうちに早く現場に戻って指導者の道を歩み始めて欲しいと思います。
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Unknown (Unknown)
2009-02-05 20:39:50
そもそも小坂を他球団に出すこと自体間違ってるんだけど、深い事情があったんでしょうね。ファンからすればたまりませんけどね。あれだけのすばらしい守備が見られないのが残念でなりません。
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お返事 (オリオン)
2009-02-05 22:10:00
あの巨人への金銭トレードは本人も涙ぐむぐらいに衝撃的でしたが、ファンにとっても開いた口がふさがらないぐらいの青天の霹靂でした。
打率が.283と規定打席未満ながらも自己最高をマークし、ゴールデングラブ賞も獲得しました。
まさに復活に手がかかったところでの放出は、小坂にとっても慣れないセントラルで苦しむという悪影響がありましたし、悲しむべき出来事だと今でも思っています。

ただバレンタイン監督は「必要のなくなった戦力で資金を捻出しただけ」と語っていたとも言われていますし、小坂を残すことで西岡の成長を阻害しかねないこと、若い内野手(青野を考えていたらしいですが)の台頭のためでもあると著書に記されています。
確かに小坂が2006年以降もロッテに残っていたとしたら、西岡のブレークは多少の遅れを伴ったかもしれず、なかなか微妙なところではあります。
山崎裕之が移籍をしなかったら落合博満という天才の出番はなかったかもしれない、に似ている話のように思えます。
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