オリオン村(跡地)

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アウトフィルダー根元

2009-02-17 00:53:17 | 千葉ロッテ

 

紅白戦の3戦目は、なかなか見所のある試合であったようです。
控えとしての期待しかされていないランビンが場外弾を放ち、守備でもユーティリティーぶりを発揮して、バレンタイン監督を喜ばせました。

ランビンは宴会系ユーティリティー野手 (2/16 スポーツニッポン)

ロッテの年俸2000万円の格安新助っ人ランビンが紅白戦で“来日初アーチ”となる右翼場外へ消える推定130メートル弾。
本塁打を放ったバットをファンにプレゼントして「いいスイングでうまくとらえることができた」と振り返ると、巨人・ラミレスばりのパフォーマンスの検討にも入った。
6つのグラブを持参している守備では中堅→二塁→右翼とユーティリティーぶりを発揮して「チームの役に立てるポジションはどこでも守る」。
球団では年俸1300万円のバーナムJr.と格安新外国人コンビで売り出しも検討。
ランビンは自慢の美人妻とポスター起用、画伯の顔を持つバーナムJr.は千葉マリンで個展開催など“バーゲンセール”案も浮上している。

たかがホームランを1本打っただけで売り出しがどうのとは、さすがは「機関紙」のスポニチらしいです。
守備でも守っただけでそれぞれで守備機会があったのか、見るに堪えうる守備力を見せたのかなどの情報がないために、どう評価をしていいかは分かりません。
しかし打たないよりは打った方がいいのは確かですし、多くのポジションを守れるに越したことはありませんから、順調に調整ができているものと思うことにします。
少しでも既存の選手たちへのプレッシャーになってくれれば、まずは言うことはありません。

それよりも注目は根元、なんとセンターを守ったようです。
同じくセンターを守った早坂は外野での特守をやっていたので驚きは少ないのですが、まさか根元が外野を守るとは思いもしませんでした。
井口がいる以上はセカンドでのレギュラーを狙うのは極めて厳しいですし、従って根元としては試合に出られるのであれば贅沢は言っていられないのでしょうが、私としては複雑な心境であり、かつ戸惑っているというのが正直なところです。
1軍の壁を破ることに四苦八苦をしており、その俊足を活かすためには外野への転向が望まれると常々主張をしていた早坂とは違って、井口さえいなければ充分に内野でポジションを獲れる力量のある根元が外野を守らなければならない、本来はこれを層が厚いと喜ぶべきなのかもしれませんが、素直にはそう思えない自分がいます。
私としてはどうしても外野を守る根元の姿が想像できないというのが一番の理由で、身のこなしなどは内野手にしか見えず、広いフィールドをおたおたと走り回る根元を思い浮かべると、何だか胸が切なくなるような感じがします。
青野や、そして福浦なども外野を守ることで出場機会を増やし、そしてレギュラーへの道を歩んでいたことを考えれば悪い話ではないことも分かってはいるのですが、本当に根元のためになるのかどうか、非常に悩ましい問題だと考えています。
キャンプ前から想定をしていたのであれば早坂とともに外野での練習に多くの時間を割くべきであったのでしょうが、練習メニューを見る限りではそうは思えず、紅白戦での打撃好調ぶりを見て試してみたという場当たり的な思いつきではないかと疑っていることも、素直に評価をできない理由であったりします。
明日の紅白戦でどのポジションで出場をするのか、根元から目が離せません。

その他では橋本が疲労性腰痛でリタイヤ、公式発表を信ずれば軽症らしいのですが、その間隙を縫って金澤がアピールをしてくれました。
堂々と3番に座っての3安打、そして捕手としてもまずまずのリードを見せてくれたようです。
打撃に関してはしっかりと力をつけていることを見せつけることが出来ましたし、肝心の捕手としての力量も1軍レベルにあることを印象づけられたのではないかと思います。
井口やランビンなどの獲得で田中雅が捕手回帰の雰囲気が出てきたので金澤としては厳しいシーズンになりますが、何とか今季は第3捕手としての地位を確立し、そして2年後の正捕手への道筋をつけられるような1年になってくれればと思います。

 

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