オリオン村(跡地)

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トリプルYUの陰で泣く男

2009-02-06 00:18:09 | 千葉ロッテ

 

今日から第二クールが始まり、小宮山が偏頭痛から復帰をし、コーンローをほどいた西岡とアーチ連発の井口との新二遊間コンビのお披露目など見所が多かったようですが、やはり注目は昨日の休日に突如浮上した「トリプルYU」結成のニュースでしょう。
祐太、侑己、雄太がユニットの名に恥じないような活躍をしてくれること、これこそが全国一千万人のロッテファンの願いだと思います。

“トリプル・YU”ロッテの3本柱になる! (2/5 サンケイスポーツ)

目の前に広がる透き通った石垣島の海に「すげー!!」「やべー!!」と今どきのリアクション。
普通の若者にしか見えない3人はしかし、今後のロッテを支えるスーパーヒーローだった。
「(将来の)3本柱とかになれたらいいなと思う」と大嶺。
07年の高校生ドラフト1巡目の大嶺、08年の高校生ドラフト1巡目の唐川、そして今年のドラフト1位の木村。
「3人とも1軍で活躍して、一緒にイベントなどに呼ばれる選手になりたい」と唐川。
名前に「ゆう」のつく3人で“トリプル・YU”を結成する。
前夜は石垣島の郷土料理を食べに出かけるなど結束を深めているが、このヒーロー軍団に大型新人が加わるかもしれない。
ロッテは2010年秋のドラフトで、早大・斎藤佑樹投手(2年)を1位指名する方針。
06年の甲子園をともに沸かした同い年の大嶺は「そうなったらいいですね」と大歓迎だ。
ロッテでは過去、タレントの小倉優子が本社のCMに出演していたことがある。
まさにゆうこりんから佑ちゃんまで。
“ゆうゆう”尽くしで悠々と“優勝”を狙うのだ。

キャンプインをしてから初めての休日、特にルーキーの木村にとっては心身とも疲労がたまっていることでしょうから、おそらくはゆっくりと休養したいのが本音でしょう。
しかし彼ら3人には先発として頑張ってもらわなければならないことはもちろんですが、ファンサービスの中心としての役割も期待されていることは間違いありません。
ですからこんな平凡や明星みたいなアイドル扱いの写真を撮られなければならないのも人気者の宿命と思って、頑張ってくださいとしか言いようがありません。

若く才能のある選手の未来を夢想することこそが、ファンにとって至福の時を過ごすための必須アイテムです。
大嶺、唐川、木村と期待をされて入団してきた投手が、順調に成長してローテーションの軸として活躍してくれる日が待ち遠しい、このわくわく感は止めようがありません。
これだけ思いが高ぶるのは浦和に通っていた頃に、サブロー、立川、大塚が守る外野の布陣を夢見ていた時以来でしょうか。
この時の夢は大きく花開くことなく終わってしまいましたが、この「トリプルYU」には大きな花を咲かせてもらいたいと思います。

そんなニュースの陰で、泣いている男がいることにお気づきでしょうか。
ユニットに参加できる資格を持ちながらも黙殺されたことに怒りと悔しさで打ち震えているであろう、そうあの男です。

井上二?
アイドルユニットに40代のオヤジは不要です。
川崎介?
既に荻野と「OKコンビ」を結成していますし、自分は一段上の存在だとの自覚があるはずです。
西野士?
まだまだジュニア的な存在で、まずは支配下選手登録をされてからの話です。

下敷領悠太

そう、本来は「トリプルYUTA」でもおかしくはなかったはずの悠太です。
ドラフト1巡目であっても木村も実績がないのは自分と同じはず、アイドルユニットから渡辺俊介に顔で勝てると宣言した自分が外れるのはおかしいと思っていることでしょう。

この下敷領、私はちょっと可哀想な存在だと思っています。
一昨年の新入団選手発表会で「渡辺俊介さんに勝てるところは?」との問いに「顔」と答えたことが目立っていますが、実は他にも注目すべき発言がありました。
「ファンの方に何と呼んでもらいたいですか?」との問いに、「名前が悠太なので・・・」と答えたところで応援団から悠太コールが鳴り響きました。
しかし私はこの言葉の後に、「・・・すが、同じ読みの大嶺くんがいるのでシモと呼んで欲しいです」と言いたかったのだと今でも思っています。
そんな中での「トリプルYU」の結成ですから、こうなったら今季は意地でも1軍で結果を残して、「クワトロYU」として名乗りを上げてもらいましょう。

フロントの目論見どおりに斎藤祐樹を獲得できれば、「クインテットYU」にユニット名を改めればいいだけの話です。
その中で「YUTA組」「YUKI組」で切磋琢磨して、ロッテの投手陣の核として機能してくれれば万々歳です。
速球(大嶺)、制球力(唐川)、配球(斎藤)のタイプの違う右腕3人に、左腕の木村と下手投げの下敷領が加われば、バリエーションに富んだ最強の先発陣になります。

こんな夢を語れるのが開幕前のいいところで、どんどんと夢を膨らませるニュースが飛び込んできてくれることを願っています。
次は野手陣、鹿児島から佐藤と角中がユニット結成なんて話題が飛び込んでこないかと思いつつ、今日は筆を置くことにします。

 

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